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大奉打更人 31話・32話・33話・34話 法相撃破から楚州への任務へ

許七安が天域の法相との決闘に勝ちって子爵になった直後に自分の体に19年前に盗まれた大奉の国運が宿っている可能性を知ります。そして今度は「血屠三千里」の真相を調べるため楚州へ向かうのでした。

法相は許七安の心を折るつもりだったのでしょうが、挫折や苦労はあっても普通に仕事をして結婚して家族を支えた人生を見せられて「この人生に価値はあったのか」と聞かれても、いや十分あるでしょうと思ってしまいます。庶民を舐めているとしか思えません。

それより19年前に盗まれた国運が許七安の体に宿っているという話のほうが気になります。

31~34話の内容

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第31話を見る
許七安が法相の「虚妄」に捕らわれ、前世の楊凌として一生を過ごす幻境へ入ります。

第32話を見る
許七安が度苦の問いを退け、亜聖刻刀で法相を斬り、元景帝から子爵を与えられます。

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許七安が19年前に盗まれた大奉の国運が自分に宿っている可能性を知り、「血屠三千里」を調べるため楚州へ向かいます。

第34話を見る
臨安と許七安が互いの気持ちを確かめる一方、官船にいた鎮北王妃・慕南梔が魁族に狙われます。

他のエピソードを見たい方は
大奉打更人 あらすじ ネタバレ一覧をご覧ください。

この記事にはネタバレがあります。

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大奉打更人 31話 決闘当日

楊千幻が先に法相へ挑む

楊千幻は自分こそ法相を倒せると考えて何度も挑戦しますが、攻撃は届きません。監正は勝手に参加しようとする楊千幻を摘星楼へ戻し、そのまま閉じ込めました。

対決当日、司天監には許家や朝廷の人々が集まります。許平志は魏淵へ礼を言ったあと、王貞文本人とは知らずに「王貞文は将来の親戚だ」と自慢。許新年は父の失言を見て困り果てます。

許七安が法相の前へ

緊張する許七安を臨安が励まし、詩を読みながら天へ上がるよう勧めます。許七安は術を使って法相の前へ到達しました。

ところが天域側が「虚妄」を使うと、許七安は幻境へ入ってしまいます。周囲には刀を振った姿のまま動かないように見えました。

楊凌の一生を経験

幻境の許七安は現代の楊凌に戻ります。母親の病気で警察学校への進学を諦め、営業職へ就職。臨安に似た女性と恋愛しますが別れ、別の女性と結婚しました。

その後は家族の介護や住宅ローンを抱えて年を取り、病床へ。度苦は楊凌に、この人生に価値があったのかと問いかけます。

王貞文はこの勝負は心を試すものだといいます。許七安が幻境を破れなければ、再起できない状態になる危険がありました。

 

感想

巨大な法相を相手に許七安がどう戦うのかと思っていましたが、始まったのは前世の楊凌の人生をもう一度やり直す精神攻撃でした。ただ、そこで見せられる人生がそこまで絶望的なのかというと疑問です。もちろん思い通りにならないことは多いですが「この人生に価値はあったのか」と聞かれても、普通にあるでしょう。挫折も苦労もする。でも大成功しなかったから人生に意味がないというわけでもありません。

むしろこの大奉世界に生きてる人のほうが何倍も酷い生活してると思うけど?

それで許七安の心をどう壊すつもりなのか、見ていてよく分かりませんでした。おそらく「虚妄」は苦痛を与えて心を壊す術というより、幻の中から戻れなくする術なのでしょう。

法相が生老病死などの仏教の八難をネタにしてるはわかります。目の付け所は面白いですが、この演出に意味があるかと言われると「?」と思います。

 

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大奉打更人 32話 選ばれし者

許七安が度苦の問いを逆手に取って法相を斬る

幻境の中で度苦から人生の意味を問われ続ける許七安。そこで素直に答え続けるのではなく、「自分の人生の意味をなぜ度苦が決めるのか」と逆に問い返します。さらに現代の知識を持ち出して度苦を困惑させ、その隙に反撃。雲鹿書院から飛来した亜聖刻刀を手にすると、ついに法相を斬りました。

勝利を見届けた許平志や臨安たちは大喜び。しかし許七安は力を使い果たして落下し、霊龍に助けられます。

元景帝が許七安に子爵を与える

雲鹿書院で目覚めた許七安は、趙守に自分が選ばれた理由を尋ねます。趙守と監正は許七安に特別な気運があることを知っていますが、元景帝には詳しい事情を知らせません。

元景帝も許七安が法相を倒したことを疑いつつ、約束していた子爵を与えます。

許七安が爵位を望んだ理由を明かす

帰宅した許七安は、子爵を欲しがった理由を家族に説明します。許家が貴族になれば、許新年と王思慕の身分差を小さくできるからでした。

その後、度苦と度厄が許七安の精神世界で神殊と対面。神殊を当面は許七安の体内に残すと決め、巫神教の霊慧師を警戒するよう忠告します。

 

「亜聖」とは何?

第32話では「亜聖刻刀」という雲鹿書院の宝が許七安を助けました。

「亜聖」は中国の儒学で実際に使われてきた呼び名で、孔子を「至聖」と尊ぶのに対し、孟子が「亜聖」と呼ばれました。

ただしドラマは架空の世界ですから、孟子そのものでなないと思いますが。実際の儒学で使われた「亜聖」という呼び名を、雲鹿書院の設定に取り入れたもののようですね。

 

感想

結局、法相は何をしたかったのでしょうか。許七安が「自分の人生の意味は自分で決める」と思えばそれで終わり。精神を追い詰める術だったはずなのに、攻略方法が相手の話に乗らないで済んでしまいました。

それなら見た目どおり圧倒的な力で攻めた方が、まだ許七安を追い詰める相手として手強く見えたと思います。もちろん主人公なので最後は勝つでしょう。でも勝ち方にもそれなりの苦労は見せてほしかったですね。

 

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大奉打更人 33話 秘宝の在り処

許七安が税銀事件と周立の事件を調べ直す

天域の二人から聞いた話を考えていた許七安は、税銀事件と周立の事件には共通する点があると気づきます。どちらも解決できなければ、自分は雲州へ送られることになっていました。

許七安は自分が雲州へ向かうよう最初から誰かに仕向けられていたのではないかと疑い始めました。

魏淵が19年前に盗まれた国運を明かす

許七安は魏淵を訪れ知っていることを聞き出します。

魏淵によると19年前の臨淵関戦役のころ、宮中から大奉の国運が盗まれていました。そして現在、その国運は許七安の体に宿っている可能性が高いというのです。

許七安は税銀事件から雲州まで自分が何者かに利用されているのではないかと不安になります。そんな彼に魏淵は悪事をしないかぎり守ると言うのでした。

元景帝が許七安を楚州へ派遣

その後、皇帝の使者が現れます。法相を破った功績によって許七安は子爵を与えられますが、同時に新しい任務も命じられました。

向かう先は楚州。そこで起きた「血屠三千里」と呼ばれる事件を調べることになります。

許七安は家族に見送られて出発します。禁足中だった臨安も許七安が都を離れると知り、彼を追って港へ向かうのでした。

 

感想

ここに来て最初の税銀事件がかなり重要だったことがようやく分かってきました。周立の事件、雲州、神殊、監正まで関係してくると、許七安を雲州へ行かせること自体に意味があったようです。

しかも大奉の「国運」が許七安の体に入っているとは?これまで妙に運がよかったことや、監正が何かと許七安を助けていたことも偶然ではなかったのでしょう。

どうやら許七安は特別な存在のようです。でも気になるのは、本人がその事情をほとんど知らないこと。誰かに利用されているようにも見えます。

誰が何のために許七安をここまで導いているのでしょうか。監正はかなり前から事情を知っていそうですが、仕組んだ人物なのか、それとも別の誰かの計画に対抗しているだけなのか。気になりますね。

 

大奉打更人 34話 狙われた王妃

臨安が許七安を追い、二人の関係が進む

楚州へ向かう許七安を、臨安が港まで追ってきます。すでに船は岸を離れていましたが、許七安は海へ飛び込み、臨安も小舟で彼のもとへ向かいました。

二人とも相手に呼ばれたと思って来ていたことが分かり、話しているうちに臨安が友人以上の関係を望んでいることもはっきりします。許七安もその気持ちに応え、二人は口づけを交わしました。

許七安が鎮北王妃の乗船を知る

船へ戻った許七安は、船内に不審な人物がいないか調べさせます。そこで、以前にも拾ったことのある荷包を発見。侍女が返してほしいと申し出たことで、鎮北王妃が身分を隠して官船に乗っていると気づきました。

王妃が狙われる可能性を考えて警戒していたところ、その夜、魁族が官船を襲撃します。

許七安が慕南梔を助ける

一行は船を離れて陸路へ移動します。褚相龍は侍女たちに王妃と同じ衣装を着せ、本物が誰なのか分からなくして追っ手を迷わせました。

それでも魁族は本物の王妃を見つけ、許七安が救援に入ります。王妃の正体はこれまで何度も許七安と顔を合わせていた慕南梔でした。

その後も許七安は楚州について調べ、西口郡の様子を二人の協力者に尋ねます。ところが、返ってきた話はまったく違う内容でした。

感想

鎮北王妃はなぜ身分を隠して移動しているのでしょうか。魁族はなぜ王妃を狙うのか。

そして西口郡について聞くと、同じ打更人側の協力者から正反対の話が返ってきます。一人が嘘をついているだけなら話は簡単ですが、戦争が近いはずなのに穀物価格まで普段と変わらないとなると、どうもそれだけでは済まなそうです。楚州で何が起きているのかを人によってまったく違う形で理解しているように見えますね。

残り話数を考えると、ここからはかなり早く話が進みそうですが、まずは西口郡で何が起きているのかをはっきりさせないと、許七安も調べようがないでしょう。

 

主な登場人物と結果

  • 許七安:打更人
    法相の幻境を破って亜聖刻刀で勝利し、子爵となります。さらに自分の体に大奉の国運が宿っている可能性を知り、楚州で「血屠三千里」を調べることになります。
  • 臨安:元景帝の娘・二公主
    楊千幻との決闘を控えた許七安を励まし、楚州へ向かう彼を港まで追いかけます。許七安と口づけを交わし、友人以上の気持ちを互いに認めます。
  • 魏淵:打更人の首領
    許七安に19年前の臨淵関戦役のころ宮中から国運が盗まれたことを明かし、その国運が許七安の体に宿っている可能性を伝えます。悪事をしない限り許七安を守ると約束します。
  • 楊千幻:司天監・監正の三弟子
    自分なら法相を倒せると何度も挑もうとしますが、監正に止められ、摘星楼へ戻されて閉じ込められます。
  • 王貞文:大奉の首輔
    法相との勝負が許七安の心を試すものだと見抜きます。許平志から本人とは知られないまま「将来の親戚」と話しかけられる場面もありました。
  • 慕南梔:鎮北王妃
    身分を隠して楚州へ向かう官船に乗っていましたが、荷包をきっかけに許七安に正体を知られます。体内に特別な霊蘊を持つため魁族から狙われ、許七安に助けられます。

 

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この記事を書いた人

歴史ドラマブロガー・フミヤ

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2017年から歴史や時代劇の記事を書いてきました。このサイトでは、中国ドラマのあらすじや登場人物、見どころを分かりやすく紹介しています。今後も独自の記事を増やしていきます。

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