蜀紅錦 4話・5話・6話では季英英が闘芳菲への出場を目指しますが、季耀庭を守るため趙修縁との結婚を願い出る羽目になってしまいます。英英は仲間から信頼を失うものの新色の「朱顔酡」を完成させて注文を集め季家の借金を完済、信頼を取り戻すのでした。
蜀紅錦 4~6話の内容
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季英英は闘芳菲への推薦を得るため余り糸の完売を求められ、楊静瀾は沈錦官と青城山の関係を調べ始めます。
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季耀庭を守るため季英英が趙修縁との結婚を願いますが、翌朝には趙家から縁談破棄を告げられます。
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季英英は父の死の記憶を乗り越えて新色「朱顔酡」を完成させ、注文代金で季家の借金を完済します。
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蜀紅錦 4話 趙家と楊家
あらすじ
染糸会から二人が脱退
季英英は浣花渓を取り戻すために協力してくれた仲間たちへ感謝の気持ちを伝えました。そして各地の絹糸商人から注文を取るために「闘芳菲」へ出ると宣言します。
ところが花掌柜から脱退を持ちかけられた二人が染糸会を去ることになってしまいました。季英英は二人を引き止めることはせず、顰児たち残った仲間と一緒に闘芳菲への参加を目指すことになりました。
楊静瀾が青城山を調査
諸葛鴻は沈錦官の供述をもとに彼が青城山へ何度も出向いていた事を確認しました。これを受けて楊静瀾は現地へ密偵を送り込みます。
さらに嫘祖祭を前に楊家から呼び出しがかかってしまいます。
修縁の祖父が出した条件
闘芳菲に出場するためには推薦人が必要でした。季英英は于殊に断られてしまいましたが、趙修縁に連れられて彼の祖父と面会することになります。そこで修縁の祖父は「余り糸をすべて売れば推薦する」という条件を出してきました。
季耀庭を盾に呼び出し
母の命日の日、楊静瀾は派手な一行を引き連れて楊家へと向かいました。
その頃、玉玲瓏は季英英に昔の楊静瀾が楊家でどのように暮らしていたかを話していました。やがて嫘祖祭が始まり季英英が糸の準備を進めていると、ある紙が届きます。そこには「季耀庭を牢に入れたくなければすぐ戻ってこい」と書かれていました。
嫘祖祭は唐代にも本当にあったの?
ドラマでは嫘祖祭が行われ、楊家をはじめ錦業に関わる人々が一堂に集まる大切なイベントとして描かれました。
嫘祖は中国神話の女神で、『史記』五帝本紀に「西陵氏の女」として登場する黄帝の妻のことです。もともと嫘祖が養蚕や絹作りを始めたと書かれてはいませんが、その後の時代に嫘祖が絹や養蚕の始祖という伝説が生まれました。四川の塩亭県には嫘祖を土地ゆかりの人物とする言い伝えが残っていて、嫘祖を祭る習俗も昔から受け継がれてきました。現在でも嫘祖陵で祭祖大典が行われています。
ただしドラマに出てくるような、成都の絹業者がずらりと集まって商売や品評まで行う大規模な嫘祖祭は歴史上の嫘祖信仰をもとに作られたドラマの演出といえます。
蜀紅錦 5話 嫘祖祭
あらすじ
福袋で余り糸を完売
季英英は絹糸と香袋を中身の見えない袋に入れた福袋として販売して余り糸をすべて売り切りました。ところが花容が季耀庭に織機泥棒という濡れ衣を着せてしまいます。そして花容は契約書と引き換えにする形で季英英へ要求を突きつけました。
英英が趙修縁との結婚を口にする
嫘祖祭の場へ戻った季英英は修縁の祖父から願い事を聞かれます。そこで季英英は本来の目的であった闘芳菲への推薦ではなく、趙修縁との結婚を求めました。この事情を知らない陳三郎や桑十四郎は名家へ嫁ぐために自分たちを利用したのではないかと季英英を責めてしまいます。
季耀庭が花容に反撃
季英英は玉玲瓏に花容から脅されていたという事情を打ち明けます。その玉玲瓏から話を聞いた季耀庭は花容のもとへ直接乗り込んでいき、契約書を返すように要求しました。そして翌朝になると趙申氏が季家を訪れ、縁談を破棄すると告げることになります。
趙修縁も動き出す
趙修縁は季英英へ手紙を届けようとしますが、祖父から季家との接触を禁じられていました。そこで趙修縁は直接合う時間を作るため、闘錦会に出す錦を自分が選ぶと言うのでした。
感想
季英英は花容に脅されて、「趙修縁と結婚したい」と言わされてしまいました。陳三郎や桑十四郎から見たら、みんなで闘芳菲を目指してきたのに自分たちは名家へ嫁ぐために利用されたのかと思うのも当然です。
なんで仲間には後で事情を話さなかったのでしょうか。事実、玉玲瓏や兄には話しているんですからね。それを考えると話せなかったというより、ヒロインを困難な立場に追い込むための脚本上の都合という感じがします。
蜀紅錦 6話 朱顔タ
あらすじ 6話
赤い染料に向き合う英英
季英英は新しい赤色を染めようとしますが、染液を見るたびに父・季帰南が殺された日の記憶がよみがえってしまいます。それでも顰児に支えられながら染色を続け、闘芳菲の当日には完成した糸を無事に会場に出しました。
楊静瀾が商人の贈り物を逆利用
商人たちは空いた一等地を使わせてもらおうと考えて楊静瀾へ贈り物を渡します。楊静瀾はそれらをすべて受け取りましたが、場所は誰にも渡さないと決めて届いた品物も花魁の賞品にすると宣言しました。
「朱顔酡」に注文が殺到
季英英と季耀庭は会場の外から橙がかった赤色の糸を飛ばして商人の目を引きつけました。季英英はこの新色を「朱顔酡」と名付けます。花容から未登録の糸だと指摘されたものの、楊静瀾は後片づけを罰として命じるだけにとどめました。
借金完済、飛花会へ
朱顔酡には次々と注文が入ることになり、季英英はその代金を使って季家の借金を完済しました。その後、季英英は浣花渓へ行って陳三郎たちに謝罪します。仲間たちも季英英を受け入れ、染糸会は「飛花会」と名前を変えて再び動き始めました。
季英英が新色を「朱顔酡」と名付けたのはなぜ?
闘芳菲の会場に舞った糸は真っ赤というより少し橙色を帯びた柔らかな赤でした。季英英はその色を「朱顔酡」と名付けました。
「酡」は酒を飲んで顔が赤くなる様子を表す漢字です。『楚辞』には「美人既醉、朱顔酡些」という表現があり。唐代の孟郊も詩「勧酒」で「朱顔酡」という表現を使っています。なので朱顔酡は酔って赤くなったような色を詩的に表現したものといえます。
でも実際に朱顔酡という名の意図や布があったのではなく。古典を意識したドラマの設定です。
主な登場人物と結果
- 季英英:季家の娘・染色職人
闘芳菲を目指して余り糸を完売しますが、兄を守るため趙修縁との結婚を願います。縁談破棄の後は新色「朱顔酡」を完成させ、季家の借金を返し終えます。 - 楊静瀾:楊家の公子
沈錦官が何度も訪れていた青城山へ密偵を送り、事件の手がかりを追います。母の命日に楊家へ戻り、嫘祖祭では英英の未登録の糸に重い処罰を科しませんでした。 - 趙修縁:趙家の公子
季英英との結婚を望んでいますが、祖父から季家との接触を禁じられます。それでも英英に会う機会を作るため、闘錦会に出す錦を自分で選ぶと申し出ます。 - 趙修縁の祖父:趙家の長
闘芳菲への推薦を求める英英に、余り糸をすべて売ることを条件として出します。その後、季家との縁談にも大きな影響を与えます。 - 花容:季家と対立する人物
季耀庭に織機泥棒の濡れ衣を着せ、契約書を使って季英英を脅します。第6話では朱顔酡が未登録の糸だとして問題にしようとします。 - 玉玲瓏:季英英を支える人物
英英に楊静瀾がかつて楊家で送っていた暮らしを話し、花容から脅されていることを聞くと季耀庭へ事情を伝えます。
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