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蜀紅錦 1話・2話・3話 李英英が父の死を乗り越え家業を受け継ぐ

蜀紅錦 1話・2話・3話では、父・季帰南を殺された季英英が染色の仕事を続けますが、花家や桑十四郎との争いになってしまいます。幼い英英を救った楊静瀾も新任の錦官として成都に戻ってきました。

 

蜀紅錦 1~3話の内容

読みたい話数をタップすると、すぐにエピソードが表示されます。

第1話を見る
季帰南が蜀紅糸をめぐる疑いをかけられて殺されました。それから8年後、成長した季英英が楊静瀾と再会します。

第2話を見る
浣花渓を追われた英英が桑十四郎との葉子牌勝負に勝ち、仲間とともに再び渓を使えるようになります。

第3話を見る
楊静瀾が新任の錦官だったと判明し、花家による浣花渓の独占をやめさせます。

 

他のエピソードを見たい方は
蜀紅錦 あらすじ ネタバレ一覧をご覧ください。

 

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蜀紅錦 1話 兎と虎

ストーリー

蜀紅糸を残して季帰南が死亡

季帰南は自ら染めた「蜀紅糸」で錦王と呼ばれていました。ところが貢物が偽物にすり替わり、劉錦官から皇帝を欺いたと責められます。季帰南は刺史に調査を求めますが、督運官にその場で殺されました。幼い季英英は隠れたまま父の最期を目撃します。

 

楊静瀾が英英を助ける

季家の財産は没収され、母の季徐氏と兄の季耀庭も家を失いました。季英英が声を上げようとすると、少年の楊静瀾が口をふさぎます。楊静瀾は今は敵わなくても、生きていればいつか反撃できると英英に言いました。

 

八年後、浣花渓で再会

八年後、英英は浣花渓で絹糸を洗っていました。そこへ馬で入ってきた桑十四郎と口論になり、落馬しかけた桑十四郎を楊静瀾が救います。英英はそこで成長した楊静瀾と再会しました。

 

花容には勝ったものの浣花渓を失う

花容が季家の絹糸を半値で買おうとすると、英英は飼い犬の鍋盔を使って交渉し七割まで価格を上げさせます。しかし桑十四郎との騒動が続き、花掌柜は季英英たちが浣花渓で絹糸を洗うことを禁止するのでした。

 

感想

季帰南の件は最初から調べる気がありませんよね。貢物が一晩で偽物になったなら、宿駅に置かれていた間に何があったのか確認するのが先でしょう。それなのに刺史へ訴えようとした瞬間に殺して「抵抗したから処刑した」で終わり。なんか隠してますよね。楊静瀾も見てたようですが、いずれ事件解明に向けて動き出すのでしょうね。

 

唐の成都で蜀錦はそれほど重要だった?

ドラマの舞台になるのは唐の末期。この地域は絹織物で知られた土地でした。史実でも成都府の税の中には「錦」が記録されています。蜀錦が朝廷に届けられる特産品だったのは史実通りです。

成都が「錦城」「錦官城」と呼ばれるようになったのも蜀錦を生産していたから。さらに唐では官の管理下だけでなく、時代が下るにつれて民間の織物生産も広がったと考えられています。

季帰南や季英英は架空の人物ですが、季家のような染色を仕事にする家が蜀錦をめぐって商売をする設定そのものは、唐の成都のイメージから大きくは外れてはいません。

 

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蜀紅錦 2話 縄張り争い

ストーリー

花想容が季家を浣花渓から追放

花想容は桑十四郎を怒らせた季英英には浣花渓を使わせないと言います。陳三郎たちも英英をかばったため追い出されました。英英は花家に対抗するため、数軒の染坊がまとまり大きな染坊を作ろうと仲間に提案します。

英英が桑十四郎を勝負に誘う

英英は趙修縁から桑十四郎が葉子牌を得意としていると聞いて、玉玲瓏の店を借りて客と勝負を始めました。評判を聞いた桑十四郎も現れ、英英が勝てば花家に嫌がらせをやめさせるという条件で勝負します。その勝負で英英は桑十四郎を破るのでした。

桑十四郎を「会長」に仕立てる

桑長史が賭け事をする息子を叱ろうとすると、英英は葉子牌を使った香袋を見せて商売だと説明します。さらに桑十四郎を商いの会長に持ち上げて人々にも香袋を売りました。その結果、英英たちは再び浣花渓を使えるようになります。

趙申氏が英英との縁談を拒む

そのころ趙申氏は季家を訪れていました。季徐氏が英英と趙修縁の縁談を持ち出しますが、趙申氏は季家と趙家では釣り合わないという態度を見せるのでした。

 

唐代に「葉子牌」は本当にあった?

英英と桑十四郎はドラマの中で葉子牌で遊んでますよね。

実際に唐時代には「葉子格」や「葉子戲」と呼ばれる遊びがありました。葉子格は麻雀の原型になったとされる遊びで、かつては札に絵を描いているものでした。

北宋の欧陽脩は『帰田録』で葉子格は唐代中期以降からあって宴会でも盛んに遊ばれたと書いてますが、唐時代の実物や詳しい遊び方は残っていません。

葉子格はデザインは時代によって違うので、唐時代のものが麻雀のようなデザインだったとは思えません。ドラマでは実際の葉子格を再現したというより、現代の視聴者にわかりやすいようにカードゲームに作り替えていると考えたほうがよさそうです。

 

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蜀紅錦 3話 新任の錦官

ストーリー 3話 

趙申氏が英英と楊静瀾を疑う

楊静瀾は季英英に、なぜ父・季帰南で有名だった赤い糸を染めないのかと尋ねます。そこへ趙申氏が現れ、若い娘が男を家へ入れるのはよくないと嫌味を言いました。英英は楊静瀾とは商売上の付き合いだと母の季徐氏に説明します。

新任の錦官は誰にも会わない

英英は浣花渓を使えるよう桑長史に頼みますが、新しい錦官が来たため自分では決められないと言われました。英英と陳三郎たちは錦官府の前で面会を求めます。しかし新任錦官は歴代の錦官について部下を取り調べており、英英たちとは会いません。

楊静瀾の正体が判明

季家では花容が借金のかたに織機を運び出していました。焦った英英は再び錦官府へ向かい、裏口から入ろうとします。そこで桑十四郎の放火騒ぎに巻き込まれた英英は、新任錦官の輿へ引き込まれました。中にいたのは楊静瀾でした。

浣花渓を誰でも使える場所に

英英は楊静瀾に浣花渓の件で助けを求め、前任錦官の情報を渡すと持ちかけます。しかし楊静瀾はすでに、浣花渓を個人が独占してはならないという告示を用意していました。英英たちは再び糸を洗えるようになり、場所を占領していた花想容も楊静瀾に追い払われます。

 

「錦官」とはどんな役職?

唐時代には中央と地方に織物や貢納品を扱うさまざまな部署がありました。実際に成都で蜀錦の生産を管理した役人を「錦官」と言いました。

そのため蜀の成都は錦の生産地で官(役人)が織物生産を管理したことから「錦官城」「錦城」とも呼ばれました。

ただし「錦官」は唐の朝廷が決めた役職名ではなく、蜀錦の生産を管理する役人のことを現地でそう呼んでいたというわけです。実際には少府監の下に織染署があって織物・染色工房を管理していました。

ドラマの楊静瀾のように錦官と呼ばれる役人が蜀錦業者の争いや河川の利用、過去の錦官の犯罪捜査までするのは現実にはあり得ません。

ドラマでは演出の都合で蜀錦を管理したり関係する事件を調べる役人に「錦官」という名前を付けて一人にまとめたのでしょう。

 

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主な登場人物と結果

  • 季英英:季家の娘・染色職人
    父・季帰南の死を幼いころに目撃。八年後は家業を支え、花想容や桑十四郎に対抗します。浣花渓を追われても桑十四郎との勝負や商売を利用して取り戻し、第3話では楊静瀾が錦官だと知ります。

  • 楊静瀾:新任の錦官
    幼い季英英が父の死を訴えようとした際に止め、生き残るよう諭した少年。八年後に英英と再会し、第3話で新任の錦官だったことが明らかになります。花家による浣花渓の独占を認めず、誰でも使えるようにします。

  • 季帰南:季英英の父・「錦王」と呼ばれた染色職人
    自ら染めた蜀紅糸で名を知られていましたが、朝廷への貢物が偽物にすり替わった責任を問われます。調査を求めた直後、督運官に殺されます。

  • 桑十四郎:桑長史の息子
    浣花渓で英英と衝突しますが、第2話では葉子牌の勝負に敗北。英英によって商いの「会長」に仕立てられ、結果的に季家が浣花渓へ戻るきっかけを作ります。

  • 花想容:花家の染坊を率いる人物
    桑十四郎を怒らせた英英たちを浣花渓から追い出します。しかし第3話、新任錦官の楊静瀾が独占を認めなかったため、浣花渓から退かされます。

  • 趙修縁:季英英と親しい青年
    桑十四郎が葉子牌を得意としていると英英に教えます。季徐氏から英英との縁談を望まれていますが、母の趙申氏は季家との縁組に否定的です。

 

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この記事を書いた人

歴史ドラマブロガー・フミヤ

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