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3話・4話・5話・6話 許七安の策略で周親子が失脚

許七安は殺人事件を解決して高く評価され、何気なく口にした漢詩で雲鹿書院の大儒たちまで驚かせましたが。周立と対立して刑部へ連行されてしまいます。

そこで許七安を助けるため、司天監と雲鹿書院の大儒たちが刑部へ集結。ついには張雲鷹を利用した罠で周立を追い込んでしまいます。

事件を解く頭のよさだけでも十分なのに、漢詩、錬金術、罠まで次々に使う許七安、いったい何種類の才能を隠し持っているんでしょうか?

それにしても金属ナトリウムの作り方まで知っている現代人って、普通の会社員にしては知識の守備範囲が広すぎませんかね?

 

大奉打更人 3~6話の内容

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第3話を見る
許七安の漢詩が雲鹿書院で絶賛される一方、周立と争って刑部へ連行されます。

第4話を見る
司天監と雲鹿書院が許七安の救出に乗り出し、不当な逮捕だったと判明して釈放されます。

第5話を見る
許七安は錬金術の知識と20編の詩を対価に刀と家族の安全な避難先を手に入れます。

第6話を見る
許七安は張雲鷹の誘拐を周立の犯行に見せかけ、周立と周顕平を流刑へ追い込みます。

 

他のエピソードを見たい方は
大奉打更人 あらすじ ネタバレ一覧をご覧ください。

この記事にはネタバレがあります。

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大奉打更人 3話 意外な才能

許七安が大量の調書を任される

殺人事件を解決した許七安は県令から能力を高く評価されますが、王頭領から大量の調書を読む仕事を任されました。

自宅まで調書を持ち込まれて連日働かされ、耐えられなくなった許七安は王頭領に助けを求めます。すると王頭領は許七安を夜の店へ連れ出して息抜きさせます。やがて許七安は仕事にも慣れていきました。

 

許七安の漢詩を許新年が披露

許家では雲鹿書院の大儒・楊恭を送る詩が作れず、許新年が困っていました。そこで許七安が現代にいたときに知った「独在異郷為異客、毎逢佳節倍思親」という句を口にします。

翌日の送別では許新年がその詩を披露。高く評価されたため許新年は作者が従兄の許七安だと明かし、李慕白と張慎まで許七安を弟子にしたいと考えるようになりました。

 

許玲月たちが周家に入り込む

許七安は許玲月と許玲音を連れて街へ出ます。ところが二人は蝶を追いかけて周家の庭へ入り、戸部侍郎の息子・周立と問題になりました。駆けつけた許七安は妹たちを逃がして周家の者たちと対立します。許玲月は県衙へ向かって太鼓を鳴らし、王頭領が捕吏を率いて救援に来ました。

 

刑部に連行される許七安

相手が高官の息子だったため、刑部の役人まで現れました。王頭領は許七安を助けようとしますが、許七安は自分の部屋にある青い表紙の本を司天監の褚采薇へ届けるよう頼みます。そして許七安自身は刑部へ連行されてしまうのでした。

 

許七安が詠んだ「独在異郷為異客」は誰の詩?

許新年が送別詩を作れず困っていると、許七安が「独在異郷為異客、毎逢佳節倍思親」と口にしました。これが評判になってしまいます。現代人の楊凌が覚えていた漢詩なのですが、大奉では許七安の作品として扱われてしまいます。

許七安が披露したのは、唐の詩人・王維の『九月九日憶山東兄弟』の冒頭です。故郷を離れて暮らす若者が重陽節の日に家族を思う詩です。難しい技術を使ってないのに、故郷を離れて暮らす寂しさをさりげなく表現した名作とされます。

王維は唐の詩人でも李白・杜甫の次くらいに有名な人。この詩は現代の中国では学校で習うくらいの古典の名作。そんな名作をいきなり披露したら驚くでしょう。

 

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大奉打更人 4話 許七安を救え

許七安が刑部へ連行されてしまう

周立は刑部の役人を連れて現れ、許七安を連行しました。許玲月は先に嫌がらせをしたのは周立で、許七安は自分を守っただけだと訴えますが、聞き入れられません。

許七安は抵抗せず連行されますが、王頭領へ青い本を渡して司天監へ届けるよう頼んでいました。

青い本を読んだ宋卿も許七安が必要になる

王頭領は司天監へ本を届けます。宋卿は金属ナトリウムを作ろうとして失敗を繰り返していましたが、本にはその製法につながる知識が書かれていました。ただし肝心な部分で説明が途切れています。続きを知るには許七安本人が必要なため司天監も救出に動きます。

一方、許平志は甥を助けようとして自分まで捕まり、許新年は雲鹿書院の張慎と李慕白に救援を求めました。二人は許七安が以前披露した詩を高く評価していたため、刑部へ向かいます。

 

司天監と雲鹿書院が許七安を救出

司天監と雲鹿書院の人々が刑部へ集まったので刑部尚書が事情を確認しました。すると許七安の逮捕は正式な命令ではなく、部下が戸部侍郎の息子・周立に取り入ろうとして勝手に行ったものだと判明しました。許七安は釈放されて周立にも仕返しします。

その後、褚采薇から税銀事件の背後に周立の父・周顕平が関わっている可能性を聞かされます。今回の騒動も偶然ではないと考えた許七安は戸部侍郎の周顕平に対抗する方法を許平志や許新年とともに考え始めるのでした。

 

金属ナトリウムを作るのは無茶

第4話では宋卿が金属ナトリウムを作ろうとして何度も失敗しています。ナトリウム化合物は自然界にありますが。ナトリウムは非常に反応性が高いので金属の状態では自然界に存在しません。そのため化学反応で作る必要があります。

史実では化合物から金属ナトリウムだけを取り出したのは1807年のイギリスの化学者ハンフリー・デービーでした。電池を使って水酸化ナトリウムを電気分解してナトリウムを取り出しました。

電気のないこの時代では術法(魔法)を使っているのでしょうけど、単純に電気を流したり、加熱すればいいというものでもありません。しかも金属ナトリウムは水と激しく反応して空気中の酸素とも反応します。

なのでいくら術法の使える宋卿でもそう簡単には作れるはずがありません。

 

大奉打更人 5話 等価交換

司天監から刀をもらう許七安

刑部から釈放された許七安ですが周立との問題はまだ解決していません。許七安は司天監へ行き宋卿たちに錬金術の知識を教えます。その礼金を受け取る代わりに監正から刀をもらいました。試しに構えると刀は突然飛んでいき、やがて許七安のもとへ戻ってきます。帰りには打更人の首領・魏淵とも顔を合わせました。

20編の詩で家族の避難先を確保

許七安が次に向かったのは雲鹿書院でした。周家が再び報復してくる可能性を考えて李茹、許玲月、許玲音らを安全な場所へ移そうと考えたのです。

張慎と李慕白は受け入れる条件として、許七安に学問を勧める詩20編を要求します。許新年は驚きますが、許七安は知っている古い詩を使って20編を書きました。ただし、どれも途中までです。それでも二人の大儒は気に入って詩を取り合って争うほどでした。

周立の手下が後をつける

雲鹿書院から帰る途中に許七安は周立の手下が尾行していることに気づきます。許家の女性たちには書院で暮らしてもらうことになり、李茹も同行することにしました。

 

許七安はなぜ李茹や許玲月を雲鹿書院へ避難させた?

許七安が刑部から釈放されたました。表面的には周立との対立が終わったようにも見えます。でも周家は恨みを忘れていませんから、いつ仕返しをしてくるかわかりません。さらに周家には戸部侍郎の周顕がいて、許七安一人では家族全員を守れません。実際に雲鹿書院からの帰りには周立の手下が尾行しています。

そこで許七安は許新年が学ぶ雲鹿書院を避難先に選びました。張慎や李慕白といった大儒がいる場所なら、周家も簡単には手を出せないと考えたのでしょう。

許七安が20編もの詩を要求されても取引に応えたのは、李茹、許玲月、許玲音を匿ってもらうためです。刑部で殺されかけた直後ですから、できるだけの備えはしておきたいのでしょうね。

 

大奉打更人 6話 巧妙な罠

浮香から周立の敵を聞き出す

許七安、許平志、許新年は周顕より周立を先に失脚させることにしました。そこで周立が通う教坊司へ向かいます。目当ては花魁・浮香ですが、人気の彼女に会うのは簡単ではありません。許七安は現代で知っていた北宋の林逋の『山園小梅』から「疏影横斜水清浅、暗香浮動月黄昏」の句を書き、浮香の関心を引きます。浮香と会えた許七安は、周立が一年前の元宵節に威武侯の庶子・張雲鷹と女性をめぐって争い、今も両者が敵対していることを知りました。

 

張雲鷹を誘拐して周立に罪をかぶせる

許七安は張雲鷹を利用して周立を追い込む計画を立てます。護衛のいる張雲鷹を人知れず連れ去るために、玉石の小鏡を使用。事前に許平志で能力を確かめた後で許平志が張雲鷹の注意を引いて許七安が馬車へ忍び込んで小鏡に張雲鷹を収めます。その後は張雲鷹が逃げ出せる状況を作り、周立に誘拐されたと思わせました。

威武侯が皇帝に訴えて周家を追い込む

帰還した張雲鷹の話を聞いた威武侯は甲冑姿で皇帝に訴えます。周立は捕らえられても別人を犯人に仕立てれば助かると考えますが、許七安もその可能性を予想して宋卿に協力を求めました。最終的に周立父子は流刑となって許家を狙っていた周家との争いは決着します。

許七安はその後、司天監で出会った臨安公主を懐慶公主だと思い込んでしまいます。

 

周家の失脚は拍子抜け

周家があまりにもあっさり片付いたので正直かなり拍子抜けしました。4話では周立が刑部の役人まで動かして許七安を連行させていたので、もっと厄介な家なのかと思ってました。

でも6話では、張雲鷹の誘拐事件を周立の仕業に見せかけて威武侯が皇帝に訴えたたら、周立だけでなく父の周顕平まで流刑になってしまいます。周顕平は戸部侍郎ですよ。今でいえば財務省の次官クラスに近い高官です。それほどの人物が、息子同士の争いと誘拐事件で、ここまで簡単に失脚するものでしょうか?ちょっと信じられません。

もちろん周立には以前から問題行動があって周顕平にも別の疑いがあったので、これだけが理由ではないのでしょう。

ただドラマを見ていると、強敵と思わせた割に簡単に退場してしまったな。と思います。

 

主な登場人物と結果

  • 許七安:長楽県の捕吏
    殺人事件を解いた能力を認められ、漢詩や錬金術の知識でも周囲を驚かせます。周立との争いでは刑部へ連行されますが、司天監と雲鹿書院に救われ、最後は自ら仕掛けた罠で周家を失脚させます。許七安はのちに打更人の首領・魏淵から才能を認められ、打更人へ迎えられる人物です。
  • 許新年:許七安の従弟・雲鹿書院の学生
    張慎に学ぶ許家の次男。詩作を苦手としていますが、許七安から聞いた名句を披露したことで大儒たちを驚かせます。許七安が捕まると張慎と李慕白へ助けを求めました。
  • 許玲月:許平志の長女・許七安の従妹
    許玲音とともに周家へ入り込んだことから周立との騒ぎに巻き込まれます。許七安が捕まると県衙へ助けを求め、兄を救おうと行動しました。
  • 許玲音:許平志の次女・許七安の従妹
    許玲月と蝶を追って周家の庭へ入ってしまい、周立との争いのきっかけになります。その後は周家の報復を避けるため雲鹿書院へ移ることになります。
  • 許平志:許七安の叔父・許家の家長
    甥を助けようとして自身も捕まります。周家との問題が続くと、許七安や許新年と対策を考え、張雲鷹を利用する計画にも協力します。
  • 李茹:許平志の妻・許家の主母
    周家から報復される危険があるため、許玲月や許玲音とともに雲鹿書院へ身を寄せることになります。
  • 張慎:雲鹿書院の大儒・許新年の師
    兵法を得意とする大儒。許七安の詩才を高く評価し、彼が刑部へ連行されたと知ると救出のために動きます。
  • 李慕白:雲鹿書院の大儒
    許七安の漢詩を高く評価して弟子にしたがるほど気に入り、張慎とともに刑部へ向かいます。第5話では家族を匿う条件として許七安に詩を求めます。
  • 褚采薇:司天監・監正の六弟子
    税銀事件から許七安と関わる術士。許七安が託した青い本が司天監へ届いたことで、彼を助ける側に回ります。
  • 宋卿:司天監・監正の四弟子
    六品の錬金術師。金属ナトリウム作りに苦戦していましたが、許七安の本に必要な知識が書かれていたため、続きを聞くためにも許七安を必要とするようになります。
  • 周立:戸部侍郎・周顕平の息子
    許玲月たちとの騒ぎから許七安と敵対。刑部の役人まで利用しますが、最後は許七安によって張雲鷹誘拐の犯人に仕立てられ、父とともに流刑となります。
  • 周顕平:戸部侍郎・周立の父
    税銀事件にも関与を疑われる高官。息子の周立が起こした問題から追及を受け、最終的には周立とともに失脚します。
  • 魏淵:打更人の首領
    第5話で許七安と顔を合わせます。のちに許七安の才覚と正義感を認め、打更人へ迎え入れる人物です。
  • 臨安:大奉の二公主
    司天監で許七安と出会いますが、許七安からは懐慶公主だと勘違いされます。

 

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この記事を書いた人

歴史ドラマブロガー・フミヤ

著者 自画像

2017年から歴史や時代劇の記事を書いてきました。このサイトでは、中国ドラマのあらすじや登場人物、見どころを分かりやすく紹介しています。今後も独自の記事を増やしていきます。

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