『溥儀の料理番~紫禁城 最後の日々』第40話はいよいよ最終回。
長く続いた宝物盗難事件に決着がつき、武天と裕得福の因縁、国外へ持ち出されようとする国宝の行方、容児と李琪の恋の結末まで描かれます。
全40話を見てきましたが、最終回は武天の最期が強く印象に残りました。一方で、裕得福との対決から国宝奪還、容児と李琪の結婚まで短い間に続くため、「最後はずいぶん早く決着したな」とも感じます。
この記事では『溥儀の料理番』最終回のあらすじと主要人物の結末、ハッピーエンドなのか、最後まで見た感想をネタバレありで紹介します。
溥儀の料理番 最終回直前までの出来事
裕得福は紫禁城から持ち出した国宝を処分しようとしていました。武天は裕得福に恨みを持つ元太監たちとともに、李泰豊が運んでいた国宝を奪います。
最終回開始時点では、紫禁城から持ち出された国宝をめぐる問題が残っていました。裕得福と外国人の海地は宝物を売却しようとしていて、その国宝はいったん李泰豊のもとへ移されています。
一方、裕得福のもとで働いてきた武天には自分の家族を殺した人物を突き止めるという目的がありました。武天は李泰豊が運び出していた国宝を奪い、その宝物を利用して裕得福本人を呼び出します。
武天は裕得福が自分の家族を殺した張本人だと考えていて国宝を守ることと自分の過去への決着をつけるため裕得福と対決します。
海地にとっても国宝を失うことは重大な問題でした。宝物を購入する相手との約束を守れなければ自分たちの命まで危険になるので、裕得福たちは武天から国宝を奪い返そうとしていたのでした。
溥儀の料理番 最終回のあらすじ
武天が裕得福を呼び出し家族を殺した真相を追求
武天は李泰豊から奪った国宝を利用して裕得福へ「宝物が欲しければ来い」と連絡します。裕得福は指定された場所へ一人で現れますが、武天の目的は宝物の取引だけではありませんでした。
武天は裕得福に自分の家族を殺したのは本当に裕得福なのかと問い詰めます。裕得福は武天の家族を殺したことを認めました。
裕得福はさらに武天が国宝を隠している場所も知っていると話します。その直後に裕得福の部下たちが現れ武天たちを包囲しました。
武天側は襲撃を予想していたので裕得福の部下たちを退けますが、その混乱のすきに裕得福本人は逃げ出します。
武天が裕得福の罠にはまって国宝を奪い返される
武天は裕得福から「宝物の隠し場所を知っている」と聞かされたので宝を保管している場所へ急いで戻ります。
しかし裕得福は宝物の場所を最初から正確に知っていたわけではありませんでした。武天を不安にさせて保管場所へ戻らせ、その後を追って宝の隠し場所を突き止めようとしていたのです。
裕得福と海地は武天を尾行して宝の保管場所を発見、銃でその場の人々を倒してしまいます。こうして武天が李泰豊から奪った宝は再び裕得福と海地の手に渡りました。
裕得福は李泰豊に命じて武天を殺させようとします。李泰豊が武天へ銃を向けますが、武天は李泰豊の腕をつかみ、もみ合いの中で銃声が響きます。
武天が燕翅楼へ逃げて容児と再会
その頃、容児は燕翅楼で生活に困っている元太監たちへ粥を配っていました。
武天は裕得福たちから逃れて燕翅楼へたどり着き容児の前に姿を現します。容児は以前から武天が生きている可能性を感じていましたが、ここで本人と直接再会します。
しかし裕得福と李泰豊も武天を追って燕翅楼へ現れます。裕得福は容児を捕まえて人質にしてそこへ到着した李琪に銃を捨てるよう要求しました。
李琪が容児を守るため要求に従おうとしたところ、武天が裕得福へ物を投げつけて銃を弾き飛ばします。武天は李泰豊を押さえ、李琪も落ちた銃を拾おうとした裕得福を蹴り倒します。
こうして裕得福たちは警官に取り押さえられます。
武天が容児をかばって撃たれ死亡
ところが連行されようとした裕得福は、まだ別の銃を隠し持っていました。裕得福はその銃を取り出し、容児へ向けて発砲します。
武天は容児の前へ飛び出し、容児の代わりに銃弾を受けました。
倒れた武天は容児に自分によくしてくれたのは容児だったにもかかわらず、何度も容児を苦しめてしまったと話します。そして「こうして死ぬのも悪くない」と告げて生まれ変わることができたら今度はもっと早く容児に出会いたいと伝えます。
容児が生まれ変わっても自分は「容児姐」だと答えると、武天は「来世はいい人間になりたい」と言い残します。
武天は死ぬ前に李琪へ国を海地が運び出したことと、一部の宝物が琉璃廠に隠されていることを伝えます。武天は最後まで国の行方を知らせたあと、容児に別れを告げ、その腕の中で息を引き取りました。
奚教授と学生たちが海地の国宝持ち出しを阻止
武天が残した情報によって李琪たちは海地が国宝を国外へ持ち出そうとしていることを知ります。
陸秋桐たちは海地の計画を知らせる新聞を作り、市民へ国宝を守るよう呼びかけます。その知らせは奚教授にも届きました。
授業中だった奚教授は事情を知ると現場へ向かい、学生たちも国宝を守るために同行します。劉爾、李玉玫、陸秋桐たちも学生たちと行動を共にします。
海地は国宝を積んだ列車で逃げようとしますが、陸秋桐や学生たちは線路上に立ち、自分たちの体で列車を止めました。
海地は銃で学生たちを脅し発砲によって奚教授も腕を負傷しました。劉爾が海地へ向かおうとすると、奚教授は劉爾を止めて学生たちの命も国宝と同じように大切だと伝えます。
それでも学生たちは線路から退かず海地に国宝を国外へ持ち出させない姿勢を貫きます。
李琪が海地を逮捕、国宝を取り戻す
学生たちが列車を止めているところへ李琪が警察を率いて到着。李琪たちは駅を封鎖して海地の逃げ道を塞ぎ、李琪が海地を逮捕します。海地が運び出そうとしていた国宝も取り戻しました。
裕得福もすでに拘束されているので紫禁城から続いていた国宝盗難事件はここで決着します。
3か月後、容児と李琪が結婚
事件から3か月後、容児と李琪は結婚することになりました。
二人は婚礼を前に栄恵太妃たちを訪れ自分たちが結婚することを報告します。長く容児を見守ってきた太妃たちは二人を祝福し、容児もこれまでの出来事を思い返しながら太妃を抱きしめます。
その後、容児と李琪の婚礼が行われます。
紫禁城で出会った二人は寿喜の死や国宝盗難事件、孫義仁や裕得福との争い、溥儀の紫禁城退去などを経験した末に夫婦となりました。家族や仲間たちが二人を祝福、ドラマは容児と李琪の結婚によって締めくくられるのでした。
溥儀の料理番 主要人物の結末
- 劉容児: 裕得福に銃を向けられますが武天が身代わりとなって助かります。国宝事件が解決した3か月後に李琪と結婚しました。
- 李琪: 燕翅楼で裕得福を取り押さえ、その後は駅へ警察を率いて向かい海地を逮捕します。3か月後には容児と結婚しました。
- 武天: 裕得福から家族を殺した事実を聞き出し、国宝を奪って裕得福を追い詰めます。最後は容児をかばって銃弾を受けて、国宝の行方を李琪に伝えてから容児の腕の中で亡くなりました。
- 裕得福: 容児を人質にしますが李琪と武天に押さえられます。その後も隠していた銃で容児を殺そうとしましたが失敗して捕らえられました。
- 海地: 裕得福から手に入れた国宝を列車で国外へ持ち出そうとします。学生たちに阻まれて最後は李琪に逮捕されました。
- 陸秋桐: 新聞を使って国宝が国外へ持ち出されることを知らせると奚教授や学生たちとともに海地の計画を阻止します。
- 栄恵太妃: 容児と李琪から結婚の報告を受けて二人を祝福しました。
『溥儀の料理番』はハッピーエンド?
容児と李琪については最後に結婚します。事件が終わって3か月後に二人は婚礼を挙げました。長く容児を見守ってきた栄恵太妃たちも喜び家族や仲間たちも二人を祝福します。
ということで、恋愛についてはハッピーエンドと考えてよさそうです。
でも、全員が幸せになったわけではないのですよね。武天は容児を裕得福の銃弾から守って死亡しました。家族を殺した裕得福からようやく真相を聞き出して国宝の行方も李琪に伝えることができました。でも武天自身は事件が解決するところを見ることができなかったのです。
でも国宝をめぐる事件はきちんと決着がつきました。裕得福は取り押さえられ海地も李琪に逮捕されました。国外へ持ち出されようとしていた宝物も取り戻されています。
結局、武天の死という悲しい出来事はありましたが、国宝は守られたし、裕得福たちも捕まって容児と李琪は結婚しました。
すべての人物が幸せになる終わり方ではありませんが、ドラマの中心になっていた問題には決着がついて容児と李琪にも幸せな結末が用意されています。
そう考えると『溥儀の料理番』は悲しい部分はありましたが、主人公二人にとってはハッピーエンドといってもいい最終回だったと思います。
最終回まで見た感想
最終回では武天が裕得福と対決。海地が国外へ持ち出そうとしていた宝物も取り戻されました。長く続いた宝物盗難事件もこれで決着です。
でも武天は容児を守って死亡。その3か月後に容児と李琪は結婚しました。ということで事件そのものは一応解決しています。
でも見終わって最初に思ったのは「最後はずいぶん早く片付いたな」ということでした。
裕得福との決着はずいぶん早かった
裕得福が黒幕として登場するのは後半からですが、盗難事件そのものは早い時期から容児たちを苦しめてきました。彼は黒幕として自分で直接手を下すことは少なく周囲の人物を使って容児や李琪を追いつめていきます。第39話でも容児の料理に毒を入れ、小三子が犯人だと分かったあとまで許司令を使って容児を釈放させません。
ここまで何度も容児たちを苦しめてきた相手です。
ところが最終回では武天との対決をきっかけに裕得福が捕まり海地も逮捕。宝物まで戻ってきます。
え、これで終わり?
もちろん最終回ですから、どこかで決着をつける必要はあります。でも、これだけ早く終わらせられるのなら、それまでの裕得福との争いをもう少し短くしてもよかったのでは?と思いました。
容児たちは何度も陥れられ、そのたびに苦労してきました。それが長く続いたぶん最後だけ急いで全部片付けたように感じてしまいます。
最後に溥儀も見たかった
もう一つ気になったのが溥儀です。
このドラマでは清朝が滅亡したあとも紫禁城の中で皇帝として暮らしている溥儀が描かれてきました。
城外ではすでに中華民国の時代。それなのに宮中では太妃や旧臣に囲まれて、皇帝として扱われています。ラストエンペラーでも見たけど、西洋の服を着ている皇帝も新鮮。でも民国政府から支給される予算でやりくりしないといけないし、面倒な交渉もある。内廷の者たちは勝手なことをして。溥儀の苦労は絶えません。
他の清朝宮廷ドラマでは、なかなか見られない皇帝の姿でした。個人的にはここがこの作品の面白いところだったと思います。
容児たちは紫禁城を離れて新しい生活を始めて最後には李琪と結婚します。一方の溥儀も紫禁城を失ってそれまでとは違う人生へ進んでいます。
だったら最後に溥儀のその後も少し見せてほしかったです。
容児たちと溥儀の両方を見せて終われば「末代厨娘」や「紫禁城 最後の日々」を描いた作品として、もっと印象に残る結末になったと思います。
宝物盗難事件は解決し、容児と李琪の話にも決着がつきました。結末そのものは納得できる部分もあります。
でも長く続けてきた裕得福との争いを最後になって急いで片付けてしまったこと。そして、この作品ならではの存在だった溥儀のその後を見せなかったこと。
そこはやっぱり少し残念でした。
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溥儀の料理番 37話・38話・39話 容児が毒殺容疑で逮捕される - 詳しい登場人物の紹介やキャストはこちら。
溥儀の料理番:登場人物・キャスト紹介 - 37話から最終話までをまとめてみたいときはこちら。
溥儀の料理番 あらすじ ネタバレ全40話一覧
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