安寧録 9話・10話・11話・12話のあらすじとネタバレを紹介します。
程琅が羅家に隠された証言書を狙いますが書斎が炎上、宜寧を陥れようとした喬月嬋の罪も明らかになります。喬月嬋が羅家を追われた後、宜寧は亡き母が飲んでいた薬に毒が混ぜられていたことに気づき、羅慎遠と一緒に母の死を調べることになるのでした。
9~12話の内容
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第9話 あらすじ
程琅が探していた陳九衡の証言書がついに見つかりますが書斎は炎上、李応龍が遺体となって発見されました。
第10話 あらすじ
宜寧を陥れた連卿と喬月嬋の企みが暴かれ、過去の流産も宜寧のせいではなかったことが判明します。
第11話 あらすじ
喬月嬋は杖刑のうえ追放、宜寧は亡き母が飲んでいた薬に不審な点があったと気づきます。
第12話 あらすじ
宜寧と羅慎遠は母の死を一緒に調べることにし、宜寧は慎遠を族譜に入れて科挙を受けさせようとします。
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安寧録 9話 卑劣な罠
あらすじ
大奥様が程琅との縁談を拒否
陳蘭は娘の宜玉を程琅に嫁がせたいと考え、羅夫人に相談します。しかし大奥様は、程琅が過去に異母兄たちを事故や追放に追い込んだ経緯を知っていて、彼の人柄を警戒して申し出を断ります。老夫人は学問と人柄に優れた劉静との縁談を望んでいました。
程琅を警戒する羅慎遠
程琅は陸嘉学の命を受けて羅家に隠された証言書を探すために宜寧や宜玉へ近づきます。羅慎遠は程琅の動きを警戒、彼の後を追って機会をうかがいます。夜、程琅の側近が書斎に潜入して証言書を発見しますが、後をつけていた羅慎遠との間で争いになります。
燃える書斎と意外な遺体
争いの最中に書斎から火の手が上がり、建物は炎に包まれました。消火後に発見された遺体は程琅の側近ではなく李応龍で、その手には焦げた証言書が握られていました。羅成章は役所へ届け出ますが、程琅は証言書が焼けたなら都合がいいと考えるのでした。
安寧録 10話 裁かれた罪
あらすじ 10話
羅慎遠が連卿の罠から宜寧を救出
程琅が羅家を去る準備を進める中、宜寧は孟医師と再会、過去の事件について証言する約束を得ます。
その後、宜寧は何者かにさらわれ、役者の連卿と一緒に部屋へ閉じ込められました。しかし羅慎遠が駆けつけ帯飾りをすり替えて宜寧を救出。連卿の証言にも矛盾が見つかり罠だったことが分かります。
帯飾りの持ち主は喬月嬋
連卿が証拠として出した蘭の帯飾りは宜寧の母の形見に似ていました。しかし実際の持ち主は喬月嬋でした。さらに宜寧は喬五爺の手下・陳四を捕らえ、以前林で自分を襲った件も喬月嬋の指示だったという証言を得ます。
孟医師が流産の真相を証言
大奥様は祖廟で喬月嬋を取り調べます。宜寧は孟医師を呼んで以前の流産は宜寧が原因ではなく、その前から胎児が助からない状態だったと証言させました。孟医師は一度は人質にされた家族を案じて証言を翻しますが、喬五爺と李婆やが連れてこられると真実を告白します。
喬月嬋が宜寧を陥れた理由
李婆やの証言も加わり喬月嬋が流産を利用して宜寧へ罪を着せた事が明らかになります。羅成章は長年かばってきた喬月嬋の行いを知って言葉を失います。一方、喬月嬋は正妻にすると約束しながら果たさなかった羅成章への恨みと、自分の子を庶子の立場に置きたくなかった思いを抱えていたのでした。
感想:程琅の縁談にヒヤヒヤ
程琅は結婚相手と考えるとかなり危ないタイプですよね。陳蘭からすれば若いし勉強もできるし将来有望に見えるのかもしれません。でも大奥様の見方は違いました。兄二人とのトラブルまでしっかり把握した上で危険な人物かどうか、孫娘を託せるか考えています。
それにしても宜玉はすでに劉家との婚約があるのに宜憐に少しそそのかされただけで程琅に恋文を出してしまうとは。肝心の程琅は証言書の場所しか気にしていないのに。ちょっと軽すぎますね。
安寧録 11話 新たな疑惑
あらすじ 11話
喬月嬋への罰と傷ついた羅慎遠
羅成章は祖廟で喬月嬋を杖刑にして田舎の荘園へ追放することを決めます。事件の裏で動いていた羅慎遠は傷が悪化して意識を失いますが、林茂の手当てを受けて助かります。
羅宜寧の発熱と家族の歩み寄り
羅宜寧は無謀な行動をしたため祖廟での反省を命じられた後、高熱で倒れてしまいます。羅慎遠が酒で体を拭いて介抱したので熱は下がり、老夫人や正妻の林海如も宜寧や慎遠を温かく気遣うようになります。
煎じ薬から浮かび上がる亡き母の謎
林海如から届いた苦い煎じ薬を宜寧が花壇へ捨てると、老夫人は亡き母も昔同じ薬を捨てて秋海棠を枯らした思い出を語ります。宜寧は身体に害のないはずの薬で植物が枯れた話を聞いて、母の死に別の理由があったのではないかと疑い始めめるのでした。
注目:祖廟で裁くのはやや誇張気味
大奥様は家族を祖廟に集めて喬月嬋を処分、羅宜寧にも罰を与えました。中国のお屋敷ドラマでよくある光景ですね。でもこういう制度が広まったのは明清朝時代。
祖廟で一族を集めて裁くことは宋代にもありましたが、宋代は家法や族規が整え、家長・族長が身内の問題を処理する宗族の仕組みが発達し始めていた時期。それほど普及していたわけではありません。祠堂で一族を集めて族長が強い権限で内部の争いや風起の乱れを裁くのがよく行われたのは明清期ごろです。
なので安寧録は宋朝的な雰囲気の設定ですが、制度なんかは明清朝時代に発達した宗族社会のイメージも取り入れています。
安寧録 12話 宿敵との再会
あらすじ 12話
隠された毒と母の死の謎
羅宜寧は煎じ薬を海棠の花にかけ続けましたが、花は枯れずに綺麗に咲きました。そこで宜寧は母が生前に飲んでいた薬に誰かが別の毒を混ぜていたのではないかと考えます。宜寧から話を聞いた羅慎遠も、すでに数年前から同じ件を調べていたと明かしました。二人は一緒に犯人を探すことを約束します。
陸嘉学との遭遇と襲撃の罠
街へ出かけた二人は陸嘉学と程琅に会いました。陸嘉学に気づかれたくない宜寧は咳き込んで声を隠し、羅慎遠も病み上がりだと説明してその場を切り抜けました。しかし直後に黒装束の男に襲われ、羅慎遠は武術を使えることを隠すため、あえて攻撃を受けて二人は人混みへ逃げ込みます。
族譜登録と科挙への一歩
羅慎遠が科挙を受ける資格がないと知った宜寧は、彼を羅家の族譜に入れてもらおうと考えます。宜寧は大奥様に羅慎遠の文章の素晴らしさを伝え、字の師匠としてふさわしいと薦めながら、族譜への登録と科挙挑戦を認めてもらえるよう説得を始めるのでした。
注目:羅宜寧はなぜ羅慎遠を族譜に入れようとしたのでしょうか?
族譜とは一族ごとに作る家系図です。
中国では庶子でも科挙を受けられますが、そのためには本人の素性を証明しないといけません。宋時代の科挙では受験時に「家状」を提出して本人の出身地や父祖などの身分関係を申告しました。族譜は家ごとに作るものですが、家状は役所に提出する書類です。
ここで羅家が慎遠を族譜に載せていないということは、正式な子として認めていないということ。家状を作るときにも載せてもらえない可能性が高いです。役所からみたら身元不明な人になってしまいます。
だから宜寧は、まずは慎遠を族譜に入れて「羅家の三男」という立場をはっきりさせようとしたのです。そうすれば科挙に必要な身分関係の証明も整えやすくなり、慎遠は役人を目指せるようになります。それは慎遠を正式な羅家のいち員として迎えるということなのです。
主な登場人物
- 羅宜寧(羅家の七女)
喬月嬋に着せられていた過去の罪を晴らし、亡き母の死には別の原因があるのではないかと調査を始めます。さらに羅慎遠の将来を考え、彼を族譜に入れようと大奥様へ働きかけます。 - 羅慎遠(羅家の三男)
程琅側の動きを追う中で負傷しながらも宜寧を助けます。宜寧の母の死について以前から調べていたことを明かし、彼女と一緒に真相を探すことになります。 - 喬月嬋(羅成章の側室)
流産を利用して宜寧に罪を着せ、さらに何度も宜寧を害そうとしていた事実が判明します。羅成章から杖刑を命じられ、田舎の荘園へ追放されます。 - 羅成章(羅家の当主・宜寧の父)
長年かばってきた喬月嬋の悪事を知り、最終的に彼女を処罰します。 - 程琅(陸嘉学の配下)
陸嘉学の命令で羅家の証言書を探し、宜寧や宜玉へ近づきます。証言書が焼けたことで、自分たちにとって不利な証拠が消えたと考えます。 - 陸嘉学(宜寧の過去に関わる人物)
街で宜寧と再び遭遇しますが、宜寧は声を隠して正体を悟られないようにします。 - 大奥様(宜寧の祖母)
程琅の過去を知って宜玉との縁談を拒否します。喬月嬋の罪を追及した後は、宜寧から羅慎遠の才能と科挙への思いを伝えられることになります。 - 孟医師(過去の流産を知る医師)
家族を人質に取られて一度は証言を変えますが、最終的には喬月嬋の流産について真実を明かします。
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