中国ドラマ『安寧録~海棠に降る光~』は、宋代の名家・羅家を舞台にした時代劇です。
この記事では、主要キャストと登場人物の関係を相関図とともに紹介し、宜寧の出生や羅家二房、英国公府まで広がる人物関係を分かりやすく紹介します。
この記事で分かること
- 『安寧録』の主要キャストと登場人物
- 羅宜寧・羅慎遠・陸嘉学の関係
- 羅家二房を中心とした人物相関
- 宜寧の出生と英国公・魏凌との関係
『安寧録』主要人物とキャスト・相関図
相関図
安寧禄に登場する主な人物の相関図を紹介。
羅家と羅宜寧・羅慎遠を取り巻く人々の関係は以下のようになっています。

安寧禄 人物相関図 羅家の人々と羅宜寧・羅慎遠を取り巻く人々
『安寧録』はどんなドラマ?
羅宜寧は羅家二房の嫡女で、羅家では七女にあたります。
幼いころに父・羅成章の側妻 喬月嬋が流産すると、その原因を宜寧が作ったことにされました。父から嫌われた宜寧は本邸を離れ、祖母の保護を受けながら別邸で成長します。
祖母の還暦祝いで本邸へ戻った宜寧は自分を助けてくれた羅慎遠と親しくなります。慎遠は羅家の三男ですが、生母の身分が低かったため父から認めてもらえず、族譜にも名前がありません。ところが実際の慎遠は学問にも武芸にも優れ、亡くなった恩師・陳九衡の事件を自分で調べていました。
宜寧も喬月嬋の流産事件を調べるうち、母・顧明瀾の死に疑問を持つようになります。
やがて宜寧の出生にも秘密があることが判明。宜寧と慎遠が実の兄妹ではないことが明らかになると、二人の関係も変わっていきます。
そこへ宜寧がかつて「眉眉」と名乗っていたころの知り合い、陸嘉学も現れます。宜寧をめぐる恋愛だけでなく、陳九衡事件や朝廷の汪遠にも関係する人物なので、後半では慎遠と陸嘉学の対立も大きな見どころになります。
『安寧録』主要キャスト一覧
| 登場人物 | キャスト | 立場 | 主な関係 |
|---|---|---|---|
| 羅宜寧 | レン・ミン(任敏) | 羅家の七女 | 羅慎遠と協力して母の死を調べる |
| 羅慎遠 | ジャン・ワンイー(張晩意) | 羅家の三男 | 陳九衡の弟子。恩師の事件を調べる |
| 陸嘉学 | ツー・シャー(此沙) | 安北侯 | 「眉眉」を探し続ける |
| 大奥様 | ウー・ミエン(呉冕) | 羅家の大奥様 | 宜寧を幼いころから守る |
| 羅成章 | ルー・ファンション(蘆芳生) | 羅家二房の主人 | 宜寧の父とされている人物 |
| 林海如 | ジャン・ヤオ(張瑶) | 羅成章の正妻 | 宜寧を実の娘のように扱う |
| 喬月嬋 | ダイ・ジアオチエン(戴嬌倩) | 羅成章の側妻 | 宜寧を別邸へ追いやった人物 |
| 羅宜怜 | チェン・スーチョー(陳思澈) | 羅家の五女 | 喬月嬋の娘 |
| 陳蘭 | ジャオ・ズーチー(趙子琪) | 羅成文の正妻 | 羅家大房を取り仕切る |
| 羅宜玉 | フー・ジアシン(胡嘉欣) | 羅家の長女 | 陳蘭の娘 |
| 羅宜秀 | ドン・スーイー(董思怡) | 羅家の六女 | 林茂と親しくなる |
| 林茂 | ウー・ユーハン(呉宇恒) | 林海如の弟 | 羅宜秀と恋仲になる |
| 程琅 | ガオ・チンチェン(高卿塵) | 陸嘉学の甥 | 陸嘉学の命令で羅家へ近づく |
| 顧明瀾 | ジン・シャー(金莎) | 宜寧の母 | 死の真相が宜寧の出生につながる |
| 魏凌 | ホアン・モン(黄勐) | 英国公 | 宜寧の出生に関わる人物 |
| 趙明珠 | リー・ジアシン(李嘉鑫) | 英国公府の娘 | 陸嘉学とも近い関係を持つ |
| 孫玠 | ロン・ビン(龍斌) | 高名な儒学者 | 慎遠の才能を認める |
| 孫叢婉 | ウー・マンスー(呉曼思) | 孫玠の娘 | 慎遠と知り合う |
| 汪遠 | ニウ・バオジュン(牛宝軍) | 朝廷の有力者 | 陳九衡事件の背後にいる |
| 韓炤 | ワン・ジアシュエン(王佳璇) | 公主の息子 | 羅宜秀に興味を持つ |
『安寧録』の主要人物
羅宜寧(ルオ・イーニン)
演:レン・ミン(任敏)
生年月日:1999年12月17日
代表作:「孤城閉」趙徽柔、「玉骨遥」朱顔
羅家の七女。羅成章と亡き妻・顧明瀾の娘として育てられています。
宜寧は幼いころに母を亡くしました。さらに喬月嬋の流産に関わったという罪を着せられ本邸を離れて別邸で暮らすことになります。
祖母の還暦祝いをきっかけに都へ戻ると、宜寧は羅家の争いに巻き込まれます。
宜寧は母・顧明瀾の死の真相を調べるうちに、喬月嬋との関わりや、自分自身の出生にも秘密があることを知っていきます。
慎遠が羅家で不当な扱いを受けているのを知ると、彼を助けて科挙を受けられるようにします。慎遠も宜寧の調査を助けるため、二人はお互いを信頼するようになります。
羅慎遠(ルオ・シェンユエン)
演:ジャン・ワンイー(張晩意)
生年月日:1994年4月22日
代表作:「長相思」瑲玹、「風起花抄」曹王李明
羅家の庶子で三男。羅成章の子ですが生母の身分が低かったので父に認めてもらえず羅家の族譜にも名前がありません。
家の中では目立たない存在ですが、実際には学問と武芸の両方を身につけています。商売にも関わりながら仲間を集めて恩師・陳九衡が罪人にされた事件を調べていました。
宜寧が本邸へ戻ると慎遠は何度も彼女を助けます。宜寧も慎遠が科挙を受けて自分の力を認めてもらえるよう手を貸し、羅成章に息子だと認めさせようとします。
慎遠にとって宜寧は自分を羅家の一員として扱ってくれた数少ない人物でした。やがて宜寧と血がつながっていないことが判明し、慎遠は彼女への気持ちを兄妹の愛情とは違うものだと思うようになります。
陸嘉学(ルー・ジアシュエ)
演:ツー・シャー(此沙)
生年月日:1997年5月3日
代表作:「玉骨遥」柯爾克親王、「美人骨~後編:一生一世~」梅行
安北侯。
現在は侯爵の地位にありますが、茶葉密輸事件などに関わりながら地位を得て朝廷の有力者とも結びつきを持つようになりました。
陸嘉学は「眉眉」という女性を長年探しています。
羅宜寧と再会すると言葉遣いや昔の出来事を知っていることから彼女が眉眉ではないかと疑い始めました。
宜寧にとって陸嘉学は忘れたい過去と結びついた人物。
陸嘉学は宜寧への思いを捨てられません。さらに陸嘉学は陳九衡の事件にも関わっているため、慎遠とは敵対するようになります。
羅家の人々
大奥様
演:ウー・ミエン(呉冕)
羅家で中心となる人物。宜寧たちの祖母。
幼い宜寧が喬月嬋の流産事件に巻き込まれた後、宜寧を別邸で暮らさせました。宜寧が本邸へ帰ってからも彼女をかわいがり、羅成章が宜寧に不利な判断をしたときには孫娘を守ります。
慎遠については何を考えているのか分からない孫だと思っていましたが、慎遠が才能を見せ始めると評価も変わっていきます。
羅家二房の人々
羅成章(ルオ・チョンジャン)
演:ルー・ファンション(蘆芳生)
大奥様の次男。大理寺で主簿を務めています。
羅宜寧の父。
正妻だった顧明瀾の死後に林海如を正妻に迎えていますが、羅成章が寵愛するのは側妻の喬月嬋でした。
喬月嬋の言葉を信じたため幼い宜寧を長年遠ざけています。慎遠についても自分の息子と認めようとせず、羅家の族譜に名前を載せていません。
林海如(リン・ハイルー)
演:ジャン・ヤオ(張瑶)
羅成章の正妻。商人の家出身。林茂の姉。
羅家へ嫁いだ後も夫・羅成章から大切にされず、側妻の喬月嬋が家の中で大きな影響力を持っていました。
それでも林海如は商家で身につけた金銭感覚や判断力を生かし、家の仕事を少しずつ任されるようになります。
宜寧に対しては自分が産んだ娘ではなくても大切に接します。宜寧が羅家の中で不利な立場になっても宜寧を責めたりはしません。
慎遠については、父から認められていなくても彼の能力を見て自分の養子として迎えたいというほど将来を気にかけます。
喬月嬋(チャオ・ユエチャン)
演:ダイ・ジアオチエン(戴嬌倩)
羅成章の側妻。羅宜怜の母です。
羅成章から寵愛され、その立場を利用して羅家の中で大きな影響力を持っていました。
喬月嬋は自分と娘の立場を守るため、さまざまな策を使います。幼い宜寧には自分の流産の責任を負わせ、その結果、宜寧は長い間本邸を離れて暮らすことになりました。
さらに宜寧の母・顧明瀾にも関わっており、宜寧が母の死を調べ始めると過去の行動が少しずつ明らかになっていきます。
喬月嬋は羅成章の寵愛があれば自分の立場を守れると考えていました。しかし宜寧が証拠を集め、林海如や慎遠たちも協力するようになると、それまで隠していた行動を隠しきれなくなります。
最後には正体を知られ、羅家の人々からも見放されました。そして羅家を追われ、荘園へ送られます。
羅宜秀(ルオ・イーシウ)
演:ドン・スーイー(董思怡)
羅家の六女。
思ったことを比較的そのまま口にする性格で、食べることが好きな女性です。その一方で、自分の体形を気にして自信を失うこともあります。
宜寧とは姉妹のように親しく、羅家の女性たちが対立する中でも宜寧を気にかけています。
林海如の弟・林茂と出会うと、最初は言い合うことが多いものの、何度も会ううちに互いを好きになっていきました。
二人の結婚には周囲から反対される時期もあります。それでも林茂と宜秀は互いの気持ちを変えず、最後には家族から認めてもらいました。
結婚後は林茂と一緒に「嫣容閣」の商売にも関わり、宜寧との関係も続きます。
羅軒遠(ルオ・シュエンユエン)
演:ルオ・ディエンシア(羅殿夏)
羅家の末弟。
父・羅成章から科挙合格を期待されています。本人は真面目に勉強していますが、試験をめぐる事件では本人の知らないところで不正に巻き込まれそうになります。
顧明瀾(グー・ミンラン)
演:ジン・シャー(金莎)
羅成章の亡き妻、宜寧の母。
物語開始時にはすでに亡くなっていますが、宜寧が調べる事件の中心にいる女性です。
宜寧は当初、母が病気などで亡くなったと思っていました。しかし残された海棠や薬、使用人たちの証言を調べるうち、母の死に喬月嬋が関係している可能性を知ります。
さらに顧明瀾には羅成章との結婚以前から魏凌との縁がありました。
宜寧の出生が判明すると顧明瀾がなぜ羅家で苦しむことになったのかも明らかになっていきます。
羅家大房の登場人物
羅成文(ルオ・チョンウェン)
演:ゾン・フォンイエン(宗峰岩)
大奥様の長男、羅家大房の主人。
官職のため家を離れている期間が長く、序盤では妻の陳蘭が大房を任されています。顧明瀾とも過去に縁があり、宜寧の出生をめぐる話にも関わってきます。
陳蘭(チェン・ラン)
演:ジャオ・ズーチー(趙子琪)
「星漢燦爛」「長風渡」「大宋宮詞」
羅成文の正妻。羅宜玉、羅山遠、羅宜秀の母。
家柄や子供たちの将来をよく考えていて、とくに娘の縁談や息子の学問には熱心です。
喬月嬋と協力することもありますが、二人の目的がいつも一致しているわけではありません。陳蘭は自分の子供たちが羅家の中で不利にならないことを優先して行動します。
羅宜玉(ルオ・イーユー)
演:フー・ジアシン(胡嘉欣)
羅家の長女。陳蘭の娘。
琴や絵に優れ、姉妹の中では落ち着いた女性です。母から良縁を期待され、自分自身も将来の結婚を意識しています。
程琅に好意を持ち、慎重さを失って恋文を送ってしまいます。宜寧が問題になる前に気づいて止めたため、大事件になることは避けられました。
羅山遠(ルオ・シャンユエン)
演:ホー・シンイー(何鑫逸)
羅成文と陳蘭の息子。羅家では四男。
武芸を好んでいますが、母の陳蘭は科挙で官僚になることを望んでいます。
羅宜秀(ルオ・イーシウ)
演:ドン・スーイー(董思怡)
羅家の六女。陳蘭の娘。
食べることが大好きで羅家の娘たちの中でも明るく親しみやすい女性です。姉妹間の争いにも積極的には加わらず、宜寧とも親しく付き合います。
林海如の弟・林茂とは会うたびに言い合いになりますが、次第に互いを気にかけるようになります。
一方で公主の息子・韓炤も宜秀に好意を持つため、宜秀自身も自分が誰と結婚したいのかを考えることになります。
その他の登場人物
林茂(リン・マオ)
演:ウー・ユーハン(呉宇恒)
林海如の弟。
姉からかわいがられて育ちましたが科挙にはあまり関心を持っていません。本人が興味を持っているのは医術や香料です。
林茂は自分が好きなことには熱心で宜寧の助けも受けながら医術の知識を増やしていきます。
羅家で宜秀と知り合うと、二人は何度も言い合いながら親しくなります。宜秀の体形を気にする発言で彼女を怒らせることもありますが、次第に互いを結婚相手として意識するようになりました。
程琅(チョン・ラン)
演:ガオ・チンチェン(高卿塵)
陸嘉学の甥。
陸嘉学の命令を受けて羅家に残されている証拠を探します。そのため宜寧や慎遠に近づき、羅家の女性たちとも接触します。
孫玠(スン・ジエ)
演:ロン・ビン(龍斌)
都で名の知られた儒学者。羅家の大奥様とも以前から付き合いがあります。
書肆で羅慎遠と出会った際、慎遠が難しい書物を読んでいることに気づき、賽文宴で慎遠が詩を披露すると孫玠は彼の学問をさらに高く評価しました。
慎遠が科挙で解元になると孫玠は教え子の合格を祝いに羅家を訪れます。このとき娘の孫叢婉も慎遠と知り合うことになります。
孫叢婉(スン・ツォンワン)
演:ウー・マンスー(呉曼思)
孫玠の娘。
学問を身につけた女性。慎遠の才能にも早くから気づきます。慎遠と親しく話すため宜寧が二人の関係を気にする場面もあります。孫叢婉は慎遠に好意を寄せますが、慎遠が思っている相手は宜寧でした。
魏凌(ウェイ・リン)
演:ホアン・モン(黄勐)
英国公。軍を率いる地位の高い武将です。
若いころに顧明瀾と愛し合っていました。しかし二人は結ばれず、魏凌は顧明瀾が自分の子を産んだことも知りませんでした。
やがて魏凌は宜寧が自分と顧明瀾の娘だと知ります。羅成章から追われそうになった宜寧を迎えに来て、自分の娘だと公に認めました。
趙明珠(ジャオ・ミンジュー)
演:リー・ジアシン(李嘉鑫)
英国公府で育った女性。
魏家と親しく、陸嘉学とも近い関係にあります。
汪遠(ワン・ユエン)
演:ニウ・バオジュン(牛宝軍)
朝廷で大きな権力を持つ官僚。
慎遠の恩師・陳九衡が罪人とされた事件に関わっています。
韓炤(ハン・ジャオ)
演:ワン・ジアシュエン(王佳璇)
公主の息子。
食欲があまりなかったものの、羅宜秀がおいしそうに食事をする姿を見ると自分も食べられるようになります。
それをきっかけに宜秀へ好意を持ち、彼女へ近づきます。林茂にとっては恋のライバルとなります。
『安寧録』の時代背景
『安寧録』は宋代を舞台にしたドラマ
『安寧録』は宋代の名家を舞台にした古装ドラマと日本でも紹介されています。
劇中では皇帝を「官家」と呼び、大理寺、皇城司、科挙など宋代を思わせる制度や名称が使われています。
一方、羅宜寧、羅慎遠、陸嘉学、汪遠などは、この物語の登場人物です。特定の宋代皇帝や実在事件を再現する歴史ドラマというより、宋代を思わせる社会を舞台にした家族劇と恋愛劇になっています。
そのため、羅家の女性たちの縁談、嫡女と庶女の扱い、慎遠の科挙、朝廷官僚の対立などを見るときには宋代の制度が参考になりますが、劇中の事件をそのまま史実だと考える必要はありません。
関連記事
ドラマ安寧録の1話から最後までの内容をまとめてみたい方はこちらをご覧ください。

コメント