「孤高の花」第19話・20話・21話では、楚北捷が愛する白娉婷を遠くへ逃がそうとしますが、彼女が命がけでそばに留まろうとします。二人の絆は深まるものの、楚北捷は鎮北王の爵位を奪われ、さらに無謀な出征命令が下るのでした。
19~21話の内容
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第19話:白娉婷は命がけで楚北捷のそばに留まる許可を得て、白蘭の朝廷では孤立した何侠を救うため耀天皇女(ようてんこうじょ)が人心掌握に動きます。
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第20話:東山の別荘で二人が愛を確かめ合う一方、宮中へ戻った楚北捷は張貴妃の罠によって皇子たちの祭礼で不吉な異変を起こしてしまいます。
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第21話:司馬弘の信頼を失い爵位を剥奪された楚北捷は、軍権を握った張文征から一万の兵で十万の敵を防ぐという無謀な出征を命じられます。
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孤高の花 あらすじリスト
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孤高の花 19話 想い焦がれて
あらすじ 19話
楚北捷による白娉婷の護衛手配
楚北捷は白娉婷が書き添えた詩を読み林の中へ会いに行きました。白娉婷は自分を救ってくれた楚北捷に感謝しますが、楚北捷は二度と自分を傷つけるようなことをしないように命じます。白娉婷は愛し合うことの本当の意味に気づき、もう命を絶たないと約束しました。
楚北捷は彼女を遠くへ逃がすことにします。楚北捷は楚漠然を呼んで白娉婷を白蘭経由で涼へ送り届けるよう命じます。
白蘭での何侠の孤立と耀天皇女の対抗策
白蘭の朝廷では何侠が耀天皇女に増税による軍事力増強を提案しました。しかし貴常青が真っ先に反対。他の朝臣たちも次々と反対。何侠は朝廷で孤立しました。
耀天皇女は何侠を救うため大臣たちを招いた宴席で貴常青の息子・貴炎を征鎮将軍に任命。陸栄澤をはじめとする臣下たちは、手柄のない貴炎の任官に猛反対します。耀天皇女は反対派の陸栄澤や陳傅たちを次々と昇進させ、不満を抑え込みました。
林の中での琴の演奏と白娉婷の決意
白娉婷は楚北捷のそばを離れたくありません。そこで林の中で楚北捷のために琴を奏でました。
雪が舞い散る冷え込みの厳しい夜。白娉婷は薄着のまま林の中で演奏を続けました。白娉婷の指先から血がにじみ出たとき、耐えかねた楚北捷が林へ駆けつけます。自分の外套を彼女の肩にかけるのでした。
すると白娉婷は、あなたのそばにいられないならどこへ行っても意味がないと想いをぶつけるのでした。
注目点:白娉婷はなぜ琴を弾いた?
楚北捷は白娉婷を嫌いになったわけではなく、むしろ逆で、命を守るために自分のそばから遠ざけようとしていました。白娉婷はそこを見抜いています。だから説得して引き止めるのではなく、楚北捷が自分から来ざるを得ない場面を作りました。
雪の林で薄着のまま琴を弾き続ける白娉婷を楚北捷は放っておけません。指から血がにじんでも弾く姿を見れば、彼女がどれほど本気か伝わります。白娉婷にとって琴は楚北捷を呼ぶ声の代わりといえます。自分は離れるつもりがない。あなたのそばにいるためなら傷つくことも恐れない。その覚悟を琴の音で伝えたのです。
中国ドラマでは琴がその人物の教養や育ち、心の内を見せる道具として使われます。古代中国では教養ある人が身につけるものとして琴、囲碁、書、絵が重視されました。琴を弾ける人物は学問や礼儀を知っている人として描きやすいのです。
それに琴は恋愛場面とも相性がいい楽器です。直接好きだと言わなくても音で気持ちを伝えられます。悲しみや別れたくない思い、相手を待つ気持ちを台詞にしなくても伝えられます。
白娉婷は軍師なので、楚北捷が何に弱いかを知っています。楚北捷は白娉婷の命を守りたい。だから白娉婷は自分の身を危うくする姿を見せることで、彼の考えを変えさせようとしました。ここが白娉婷らしいところですね。
孤高の花 20話 離れられない心
あらすじ 20話
東山の別荘での白娉婷の覚悟
白娉婷は楚北捷のそばにいるため、短剣で自分の顔を傷つけようとしました。楚北捷は激怒して短剣を奪いますが、白娉婷は誓いを守るためなら名前を変えてでもそばにいたいと訴えました。その言葉を聞いた楚北捷は彼女を大涼へ送り出すのをやめるのでした。
楚北捷の宮中への出発と白娉婷の危機察知
翌朝。白娉婷は楚北捷が植えた蝋梅の花束を酔菊から受け取りました。そして楚漠然から楚北捷が自分を守るための一千の兵を別荘に配備して出発したことを聞きます。
白娉婷は翌日が二人の皇子の四十九日にあたるため、楚北捷が宮中へ戻ったのだと考え、楚北捷を心配した白娉婷は都へ調査部隊を派遣しました。
張貴妃の罠と祭礼での異変
宮中では張貴妃が司馬弘に、トラ年生まれの楚北捷が謀反を考えている吹き込んでいました。
楚北捷が宮中に戻ると、張貴妃は特殊な香を王徳全に渡し楚北捷に持たせるよう指示します。
皇子たちの祭礼で楚北捷は線香に火をつけようとしました。しかし香に細工がされていたため火がつきません。周囲からは皇后の怨みだと非難の声が上がりました。
注目点:四十九日の意味
皇子が亡くなって四十九日の法要で線香に火が付かず楚北捷は非難を受けました。ただ火が付かなかっただけでは?と思いますが。
四十九日には特別な意味があります。中国では仏教が伝わると亡くなった人のために七日ごとに供養をする考え方が広まっていきました。初七日、二七日、三七日と続き、七七日にあたる四十九日が大きな節目になります。七回目の七日目にあたる四十九日で来世の行き先が定まると考えられてきました。そのためこの日まで遺族は死者の冥福を祈り供養を重ねます。
普段なら香が湿っていたのでは?とか何か問題があったのでは?と思えても、この日に何かあると亡くなった皇子たちの霊が怒っている、皇后の怨みが楚北捷に向った、という受け止め方をされやすいです。
もちろんそう仕向けたのは張貴妃なのですが。この日であれば信仰心を利用して宮中の人々の心を不安にさせ楚北捷を陥れることがしやすいと考えたのでしょうね。
孤高の花 21話 生じた迷い
あらすじ 21話
宗廟における司馬弘への誓いと何侠の襲撃
楚北捷は司馬弘から不信感を抱かれたため、兵権の割符を返上。そして皇室を脅かさないと誓いを立てました。
楚北捷が宗廟にいると何侠が現れて挑発します。楚北捷は何侠と激しく打ち合い勝利すると立ち去るよう促します。
張文征の讒言と楚北捷の爵位剥奪
何侠が挨拶もなく晋を去ったため司馬弘は激怒しました。張文征は司馬弘に何侠が楚北捷を密かに訪ねていたと嘘の報告をします。
司馬弘は何侠が楚北捷に断られたから去ったと思い込んで激怒。楚北捷の鎮北王の爵位を剥奪する聖旨を出しました。
無謀な軍令と東山の別荘への口封じ
司馬弘は持病の頭痛を発症して金丹を求めました。そして軍事を理解しない張文征に割符を渡してしまいます。
張文征は楚北捷に一万の兵で十万の大涼軍を防ぐよう出征を命じました。楚北捷は命令に従います。そして東山の別荘にいる白娉婷へこの危機を隠すよう胡坤に命じるのでした。
主な登場人物と結果
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楚北捷(鎮北王)
白娉婷を守るために別荘へ隠しますが、都の祭礼で罠にはめられて不信感を買います。最終的に爵位を奪われ、一万の兵で十万の敵と戦う絶望的な戦場へ送り出されることになります。 -
白娉婷
楚北捷と離れることを拒み、自傷行為をしてでも彼のそばにいる覚悟を示します。別荘で彼の身を案じて都へ調査を出しますが、虫の知らせのように琴の弦が切れて不安を募らせます。 -
司馬弘(大晋の皇帝)
張貴妃たちの策略や何侠の動きに翻弄され、長年忠誠を尽くしてきた楚北捷への不信感を爆発させます。頭痛の悪化で正常な判断を失い、軍権を誤った人物に渡してしまいます。 -
何侠
白蘭の朝廷で孤立しかけますが耀天皇女に救われます。大晋の宗廟にいる楚北捷を襲撃して復讐の牙を剥き、結果的に楚北捷をさらに窮地へ追い込む引き金を作ります。 -
張貴妃・張文征
親子で結託して楚北捷を大晋から排除しようと動きます。祭礼での細工や偽の報告で皇帝を動かし、楚北捷から兵権と爵位を奪って無謀な戦地へ赴かせることに成功します。
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