小喬が徐太夫人に喬家が援軍を送らなかった事情を伝えて理解を得ました。朱夫人は鄭楚玉を魏劭の側室にしようしたり、木匣を傷つけた犯人にまでされかけます。そんな小喬を魏劭もかばうようになり二人の距離が縮まります。
博崖では大喬と暮らしていた比彘が軍を率いることになり「喬」の帥旗を掲げます。でも小喬が考えた策は魏劭にも見抜かれてしまい、夫婦なのに互いの胸の内を探り合っているのが、なんともこの二人らしいところです。
折腰 7~9話の内容
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第7話を見る
小喬は徐太夫人に喬家の過去を説明して理解を得ました。魏劭が大事にしている木匣を傷つけた犯人にされたため、疑いを晴らすことにします。
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魏劭が朱夫人から小喬を守り、小喬は魏劭から物資を引き出して博崖の大喬を助けます。
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比彘が喬家として軍を率いる中、魏劭は嘯岡を奪還、帰還後は小喬と同じ部屋で暮らし始めます。
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この記事にはネタバレがあります。
折腰 7話 水の如き徳
徐太夫人に過去を説明する小喬
魏劭は小喬を祖母の徐太夫人に会わせます。小喬は手作りの靴を贈り、14年前に喬圭が凶兆を占ったため魏家へ援軍を出さなかった経緯を説明しました。すると徐太夫人はそれ以上は追求しませんでした。
一方、魏劭の母の朱夫人は小喬を快く思っておらず、魏劭に鄭楚玉を妾として迎えるよう勧めました。小喬は徐太夫人に相談してかつて魏劭が叔父たちの勧めた妾を断っているので鄭楚玉だけを迎えれば叔父たちへの説明が必要になると話しました。すると徐太夫人は鄭楚玉を別の相手へ嫁がせることにします。
比彘が博崖の村人を率いる
博崖では比彘が徴兵に来た兵頭を追い払ったことで村人から頼られるようになります。比彘は大喬との静かな生活を望んでいましたが、小喬との約束もあって博崖を守る役目を引き受けました。
その後、薛泰が兵を率いて攻めてくると、比彘は口笛で敵の馬を混乱させ村人たちと反撃します。大喬は康郡へ援軍を求めましたが、喬主公は魏国との争いを避けるため比彘への援軍を拒みました。
木匣を傷つけたと疑われる小喬
魏劭が書房へ戻ると、大切にしている木匣に刃物の傷が付いていました。以前その箱に触れた小喬が疑われ魏劭は怒ります。木匣には魏劭の亡き父と兄の遺品が入っていたのです。
小喬は使用人の証言が得られなかったので自分で疑いを晴らすことにしました。公孫羊たちの前で木匣の仕掛けを簡単に開けて自分なら刃物で傷を付ける必要がないと説明します。
小喬の説明を聞いた魏劭は別の誰かが小喬に罪を着せようとしたのではないかと考え始めるのでした。
感想:魏劭は怒りすぎ? でもこの人ならこうなると思う
木箱に傷が付いていると知った魏劭はいきなり小喬を疑って首を掴んで脅しました。最初から小喬が犯人と決めつけ怒るのはさすがに短絡すぎですし乱暴でした。
まあ今どき日本の時代劇の主人公でもこんな描写はないです。中国ドラマってわりとそのへんシリアスですからね。
魏劭がこれまで経験してきたことを考えるとあり得るかも知れません。しかも今回傷を付けられた木箱には父と兄の遺品が入っています。
そんな大切な物が傷つけられ、すぐ近くに喬家から嫁いできた小喬がいたら。理屈で考えれば証拠を調べるべきですが、魏劭なら反射的に小喬を疑ってしまうでしょう。
もともと原作の魏劭はドラマ版よりさらに冷酷で猜疑心も強い人物でした。ドラマではこれでもまだ弱まってる方です。
でも小喬が箱を傷付けずに開けられることを実際に見せると魏劭は考えを変えました。最初は感情的になったものの、事実を見せられれば考え直すことができます。
そもそもリウ・ユーニンが魏劭を演じてる時点で甘い男性主人公は期待していませんでした。影があって近寄りにくく、何を考えているのか簡単には分からない人物の方が似合います。
なので今回も「まあ、この魏劭ならやりかねない」と思って見ていました。ここからリウ・ユーニン魏劭が小喬とどう関係を変化させていくのかが楽しみです。
折腰 8話 最も親しく愛しい人
魏劭が朱夫人に釘を刺す
魏劭は木匣の傷について考え直して小喬には箱を壊す理由がないと判断します。朱夫人のもとへ行くと、小喬をこれ以上困らせないように伝えました。
さらに鄭楚玉をそばに置いておきたいのなら魏劭の妾にするのではなく、近くに住める相手を探して婿を取ればよいと提案します。朱夫人の部屋には鄭楚玉が隠れていましたが、魏劭はそれ以上追及せずに帰りました。
小喬が博崖を利用しようとする
そのころ小喬のもとには焉州から知らせが届きます。大喬が博崖から援軍を求めても喬家は兵を出さず、さらに魏劭は磐邑へ兵を置いて焉州を警戒していました。
このままでは博崖も磐邑も魏家に押さえられかねません。小喬は博崖を喬家側の拠点にできないかと考えます。
そこで小喬は箜篌を用意して大喬から苦しい暮らしを知らせる手紙が届いたと魏劭へ訴えました。魏劭は大喬へ物資を送ることを認めます。
小喬はその荷物に麦種を加え、大喬宛ての手紙を忍ばせました。手紙には薛泰への対抗策が書かれていました。
魏渠が博崖で比彘と出会う
魏劭は魏渠たちを博崖へ向かわせ現地を支配している人物を調べさせます。博崖へ着いた魏渠は比彘が博崖の人々を率いていることを知ります。
報告を受けた魏劭は公孫羊と相談。比彘が魏家と喬家のどちらにつくかによって、博崖の立場も変わると考えます。
魏劭は小喬に姉の夫である比彘が博崖の統帥になっていると知らせました。小喬は比彘はもともと馬奴だったので信じられないと答えます。魏劭はその表情を見ながら小喬が以前から事情を知っていたのか確かめようとするのでした。
感想:すれ違いを引っ張らないのが、この二人らしい
木匣の件をいつまでも引きずらなかったのは良かったです。小喬は自分が犯人ではないと証明すると、魏劭に何度も謝らせようとはしません。腹は立ったでしょうが、そこで相手を責め続けるより次のことを考えてます。このあたりは小喬らしいと思います。
むしろ気にしているのは魏劭の方でしょう。朱夫人に小喬を困らせないよう言ったり、その後の態度が少し柔らかくなったりしています。小喬への好意もあるのでしょうが「犯人扱いしてしまった」という後ろめたさもありそうです。小喬が大喬への援助を頼んだときに譲ったのも、その気持ちがあったのかもしれません。
でも、このまますぐ仲のいい夫婦になるわけではないんですよね。
小喬は喬家や大喬のことになれば簡単には譲りません。魏劭も小喬を以前より大切にしていますが、魏家を背負っている以上は焉州や喬家への警戒までやめるわけにはいかない。
でも、そのくらいでいいと思います。簡単に仲良くなるより、好きになり始めても譲れないところは残っている。その方が今の小喬と魏劭には合っています。
折腰 9話 夫婦の道
薛泰が博崖から撤退
博崖では魏渠が比彘と行動したことで、薛泰は魏劭と比彘が相婿同士で手を結んだと誤解。これ以上攻めるのは不利だと判断して撤退しました。
すると大喬は小喬から教えられていた策を実行します。比彘は博崖の高台に「喬」の字を掲げた旗を立てました。
魏劭が嘯岡へ出兵
魏国へ戻った魏渠は博崖で起きたことを魏劭へ報告します。ところが魏劭は魏渠が比彘と親しくなったうえに結果的に博崖へ喬家の旗を立てる手助けまでしたことに腹を立てました。
魏劭はかつて良崖国に奪われた嘯岡を取り返すことを決めます。嘯岡を確保すれば向かいにある博崖を監視でき喬家側の動きにも備えられるからです。
小喬は魏劭の出兵を知ると張浦を呼び、焉州から嘯岡へ通じる道を作ることにしました。
勝利した魏劭が主屋へ戻る
二か月後、魏劭は嘯岡を取り返して凱旋します。帰還後は良崖国との境を監視して焉州と博崖の往来にも目を配るよう命じました。
さらに魏劭は小喬に明け渡していた自分の部屋へ戻ると宣言します。小喬は博崖の件で魏劭がまだ納得していないのだと考え、あえて反発せず受け入れます。
夜、雷が鳴る中で小喬はいつもと違う魏劭を見つけました。魏劭が暗闇を怖がっていると気づいた小喬はその場を離れず自分の衣服をかけて抱きしめるのでした。
注目:博崖はなぜ重要?「喬」の旗を掲げた意味
博崖は大喬たちが暮らしている場所ですが。小喬にとっても姉夫婦がいる場所という以上に重要な場所です。というのも博崖は魏国・良崖・辺州の境に近く、周囲を警戒する拠点にしやすい場所だからです。小喬は以前から磐邑を魏劭へ渡したあとに備えを残す必要があると考え、比彘に博崖を守らせようとしていました。
その後、魏劭が磐邑へ軍を置いたので博崖の重要さはさらに大きくなりました。小喬から見れば、磐邑を魏家に押さえられたままでは焉州側が不利になります。そこで博崖を喬家側の拠点にできれば、魏家への牽制にもなります。
さらに小喬は博崖に「喬」の旗を掲げさせました。直接、喬家の一部になったわけではありませんが。外から見れば博崖が喬家と関係する場所だと思えるからです。薛泰のような周辺勢力に「博崖の背後には喬家がいる」と思わせる効果が期待できます。そうなれば迂闊には攻めてこないでしょう。
今の小喬にとってはこれが博崖と喬家を守る方法なのでしょう。
主な登場人物と結果
- 小喬:喬家の娘・魏劭の正妻
徐太夫人に喬家の過去を説明して受け入れられ、木匣を壊した疑いも自分で晴らします。大喬を救うため魏劭の力も利用しますが、第9話では悪夢に苦しむ魏劭を抱きしめ、妻として彼の弱さに寄り添います。 - 魏劭:巍国の君侯・魏家の主君
当初は木匣を傷つけた小喬を疑いますが、彼女に理由がないと分かると朱夫人に直接抗議し、小喬を守ります。嘯岡を奪還した後は小喬と同じ部屋へ戻り、夫婦としての距離も近づきます。 - 徐太夫人:魏劭の祖母・魏家の重鎮
魏家と喬家の婚姻を決めた人物。小喬から喬家が援軍を送らなかった事情を聞き、過去をそれ以上責めず、経書の書写を任せます。鄭楚玉を魏劭の側室にする話にも小喬の意見を取り入れます。 - 朱夫人:魏劭の母
魏家と喬家の因縁から小喬を快く思わず、姪の鄭楚玉を魏劭の側室にしようとします。しかし魏劭本人から小喬を困らせないよう釘を刺され、息子まで小喬を守る側へ回ったことで思惑どおりにはいかなくなります。 - 鄭楚玉:朱夫人の姪
父を亡くした後に姨母である朱夫人を頼って魏家で暮らし、魏劭への嫁入りを望んでいます。朱夫人から側室候補として推されますが、小喬の指摘を受けた徐太夫人によって別の縁談を進められることになります。 - 大喬:小喬の堂姉・比彘の妻
比彘とともに博崖で暮らしています。小喬から届いた策を受け、博崖に掲げる帥旗として「喬」の字を提案し、喬家とのつながりを外へ示します。 - 比彘:元喬家の馬奴・博崖を率いる統帥
大喬との静かな生活を望んでいましたが、薛泰の兵から民を守り、人々に推されて博崖を率いる立場になります。魏渠との接触によって魏国との協力を疑わせ、薛泰軍を退かせることにも成功します。 - 魏渠:魏劭の副将
魏劭の命令で博崖へ向かい、現地を率いている人物が比彘だと突き止めます。比彘との狩りが思わぬ形で薛泰軍の撤退にもつながります。
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