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一念関山 最終回(第40話)あらすじネタバレ 二人は生きていたのか?感想と意味を考察

『一念関山』は、元朱衣衛の任如意と六道堂の寧遠舟が、安国と梧国をめぐる争いに立ち向かうドラマ。第40話の最終回では寧遠舟と任如意が北磐の侵攻を止めるために命を懸け、狼主の死と戦争の決着が描かれます。

この記事では『一念関山』の最終回ラストシーンまでネタバレを含めて紹介します。

第40話・最終回の内容

  • 寧遠舟は、単独で北磐軍へ向かった李同光を救出し、安国の摂政として生きて責任を果たすよう命じましたが、北磐兵の槍に貫かれて死亡しました。
  • 任如意は安国の皇太后に変装して北磐の天幕へ入り、狼主、左賢王、王族たちを雷火弾の爆発に巻き込み、北磐軍の指揮系統を崩壊させました。
  • 梧国と安国は北磐軍を天門関の外へ追い払い、平和を取り戻します。十数年後、初月は寧十三と名乗る少年と出会います。

 

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最終回直前までの出来事

梧国の皇帝が安国の捕虜になったため、公主の楊盈は礼王のふりをして寧遠舟が率いる六道堂の一行と安都へ向かいました。

任如意も昭節皇后が亡くなった本当の理由を調べるために使節団へ加わり、寧遠舟たちと力を合わせて梧帝を助け出します。

ところが安国の二皇子が北磐と手を結んで北磐軍が天門関へ攻め込んできました。帰る途中だった梧帝と六道堂の仲間たちは合県を守る戦いに加わりますが、銭昭、孫朗、元禄が次々と命を落としてしまいます。

寧遠舟と任如意は援軍を集めて李同光や楊盈、初月たちと一緒に安国と梧国の連合軍を立ち上げました。

北磐軍がふたたび合県へ押し寄せると、鄧恢は李同光をかばって戦死します。于十三も初月を城へ帰すために一人で追っ手を引き受けました。

あまりにも多くの仲間を失うなか、北磐の狼主率いる大軍がすぐそこまで迫っていたのでした。

 

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『一念関山』最終回のあらすじ

寧遠舟が李同光を救い、北磐兵に殺される

北磐軍の攻撃を受けた合県では多くの兵士が死亡していました。初月は爆発に巻き込まれた于十三を捜し、寧遠舟は雪の中で、すでに亡くなった銭昭、孫朗、元禄、于十三の姿を思い浮かべます。

任如意は寧遠舟を慰め、二人は自分たちだけは生きて戻ると約束しました。

その夜、李同光は自分の作戦で仲間を死なせた責任を取ろうと考え、狼主を討つため一人で北磐軍へ向かいます。寧遠舟は李同光を連れ戻すため城を出ました。

寧遠舟は李同光に安国の摂政が死ねば国と民が混乱すると告げ、失敗の責任を背負って生きるよう命じます。二人は城壁へ戻ろうとしますが寧遠舟は李同光を衝車へ乗せた直後、北磐兵の槍に背中を貫かれました。

任如意は投げ輪で李同光を城壁へ引き上げます。地上に残った寧遠舟は北磐兵と戦い続けましたが複数の槍で腹と背中を刺されて死亡しました。

如意は寧遠舟の最期を見届け「また約束を破ったのね」とつぶやきます。

 

任如意が狼主と左賢王を暗殺

合県には次の攻撃を防ぐ兵力が残っていません。如意は狼主を討つという考えは正しかったものの、一人で行動したことが過ちだったと李同光にいいます。

如意は安国の国璽と昭節皇后の簪を使い、安国から逃げてきた若い皇太后に変装し、左賢王の天幕へ入って国璽と沙西部を渡すと持ちかけました。

同時に左賢王が安国と手を組んだという情報を狼主へ流し父子を同じ場所へ集めます。

如意は国璽を渡すふりをして狼主と左賢王の注意をそらし、昭節皇后の簪を狼主の首へ突き刺しました。さらに左賢王も簪で刺し、元禄が残した雷火弾を爆発させます。狼主、左賢王、北磐の王族たちは炎に包まれ、如意も爆発の中に消えました。

 

安国と梧国に平和が戻る

如意の爆発を合図に朱衣衛と六道堂の精鋭、李同光たちが北磐軍を攻撃します。梧叡帝が率いる援軍も到着し、指導者を失った北磐軍は天門関の外へ追い払われました。

任如意には死後、宣平侯の爵位が贈られました。寧遠舟と如意たちが命を懸けたことで安国と梧国には平和が戻ったのでした。

 

十数年後、初月が寧十三と出会う

十数年後、安国では成長した皇帝が親政を始めていました。

合県の学び舎を抜け出した少年が馬に乗って草原へ向かいます。少年は草原にいた初月と出会い自分の名は寧十三だと名乗りました。

初月が母親の姓を尋ねると少年は「任」だと答えます。少年には任禄という妹もいました。寧十三の「十三」は于十三、任禄の「禄」は元禄と同じ字です。

少年は父親が造る酒はおいしく、母親の剣舞は美しいと初月に話しました。さらに家は数十里離れた書院にあると説明し初月を招きます。

初月は仲間たちを思わせる少年を抱きしめました。初月が顔を上げると寧遠舟、任如意、于十三、元禄、銭昭、孫朗が笑顔で並ぶ光景が目に浮かぶのでした。

初月は涙を流しながら、お家まで案内してくれる?と少年に頼みます。少年は嬉しそうに頷くのでした。

 

主要人物の結末

任如意

安国の皇太后に変装して北磐の天幕へ潜入し、昭節皇后の簪と雷火弾で狼主、左賢王、王族たちを殺しました。如意も爆発の中に残り、生存している姿は描かれていません。死後、宣平侯の爵位を贈られました。

寧遠舟

単独で北磐軍へ向かった李同光を救い、安国のために生きるよう命じました。李同光を城壁へ戻した後、北磐兵の槍に貫かれて死亡しました。

李同光

自分の作戦の失敗に責任を感じ、狼主を討つため単独で出撃しました。寧遠舟に救われた後は如意の作戦を支え、安国の摂政として生き残りました。

楊盈

李同光の書き置きを見つけ、寧遠舟と如意に救援を求めました。如意を狼主暗殺へ送り出し、戦後も生き残りました。詳しい後日談は描かれていません。

初月

于十三の遺体を捜しましたが、再会することはできませんでした。十数年後、草原で寧十三と出会い、亡くなった仲間たちの姿を目にします。

于十三

前話までの戦いで爆発に巻き込まれました。最終回では寧遠舟や初月の記憶の中に現れ、十数年後の少年・寧十三の名にも「十三」が残されました。

狼主

左賢王の謀反を疑って天幕へ入り、任如意に昭節皇后の簪で首を刺されました。その後、雷火弾の爆発に巻き込まれて死亡しました。

左賢王

安国の国璽と沙西部を得ようとして、皇太后に変装した如意を天幕へ招きました。如意に簪で首を刺され、雷火弾の爆発で死亡しました。

梧叡帝

梧国の援軍を率いて戦場へ到着し、李同光たちとともに北磐軍を天門関の外へ追い払いました。

寧十三

十数年後に初月の前へ現れた少年。母の姓が任で、妹は任禄だと話しました。寧遠舟と任如意の子供なのかは劇中で明言されていません。

 

最後の場面の意味

ドラマを見終わって悩むのが最後の場面が事実なのかどうかですよね。

最終回のラストシーンでは戦いが終わった十数年後、初月が寧十三と名乗る少年に出会い任如意や寧遠舟が生きているかのような演出があります。

寧遠舟と任如意は生きてない

戦いの中で寧遠舟は北磐兵に何度も刺され、如意も雷火弾の爆発に巻き込まれました。二人が救出された場面や生きていることを思わせる描写はありません。あの状況で生きているとは到底思えません。

組み合わせが都合良すぎる

それに初月出会った少年の名が寧十三で、妹の名が任禄。両親が同じなのに兄妹の姓が違うのはありえません。これらの名前は亡くなった人の名前を組み合わせたもの。

すでに死んだ仲間が十数年前の無傷の姿で並んでいる所からみても初月の心の中にある光景だと思います。

初月が見たのは象徴

二人と仲間たちが命懸けて守った世界は平和を取り戻し、子供が自由に遊べる世の中が訪れました。

寧遠舟たちはその未来は見ることができませんでしたが、彼らの願いは実現しました。それを象徴するような場面だったといえます。

 

なぜ任如意や寧遠舟が生きてる演出になっているのか?

中国ドラマではときどき、こういう死んでるはずの人が出てきて普通に生活しているかのような演出が入ります。

中国ドラマで虚実不明の演出があるのはなぜ

生きのびた描写がないのに突然出てくるし。幻というには具体的、生々しすぎます。

こうした演出はドラマとしての辻褄を合わせるより、視聴者の報われない切なさを救うため付け足された場面だと思います。

もし寧遠舟たち全員が死んで終わりなら。視聴者はショックと喪失感しか残りません。そこで幸せなもう一つの未来を用意して見せているわけです。

好意的に言えば寧遠舟たちの思いが次の世代に受け継がれた象徴を描いたといえるのでしょう。

でもシビアな目で見れば、キャラクターの死でたっぷりと悲劇的な涙を絞り取ったあと、そのショックを和らげるためだけに何の説明もないハッピーエンドをご都合主義でくっつけただけ、とも受け取れます。

もし本当に生きていたのなら助かった過程を描くべきですし、もし幻ならきちんと現実と区別できるような演出をするべきです。

でも、そのどちらも放棄して、いいとこ取りしているようにも見えてしまいます。

 

事実よりも情緒を優先

時代劇(古装劇)や武侠アクションといった限られるジャンルになるかも知れませんが。

中国でこのような演出が繰り返し出てくるのは、ストーリーの整合性や事実かどうかよりも、ドラマがもつ意味を表現したり視聴者の感情を揺さぶるのを優先する演出スタイルが受け入れられているからなのでしょう。

 

『一念関山』はハッピーエンド?

任如意と寧遠舟は、生きて戻ると約束した直後に別々の場所で命を落としました。

どう考えてもハッピーエンドとは言えません。

如意は狼主、左賢王、北磐の主要な王族を倒しました。寧遠舟も李同光を救い安国の指導者として生きるよう命じています。二人によって北磐軍は指揮系統を失い、梧国と安国は侵攻を食い止めました。

十数年後の安国では、成長した皇帝が親政を始めています。初月も生き残り世の中には平和がもどったことが描かれています。世界が救われたという点ではハッピーですが。個人レベルで見たらとてもそうとは言えません。

そのため、『一念関山』の最終回は、任如意と寧遠舟にとっては悲劇ですが国と次の世代にとっては希望が残る結末といえるかもしれません。

 

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この記事を書いた人

歴史ドラマブロガー・フミヤ

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