孤高の花 第58話・59話では、復讐に燃える何侠によって燕が滅ぼされます。そして楚北捷と白娉婷がついに本格的な反撃へと動き出すのでした。
この記事では58から59話の注目点を紹介します。
58~59話の内容
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58話: 降伏した燕王夫妻を何侠が自ら刺し殺し、復讐心の暴走によって燕の後宮や一族を容赦なく皆殺しにしました。
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59話: 且柔城に潜入した楚北捷は、井戸に薬を投じる作戦や不吉な石碑のデマを流すことで敵の兵や民を動揺させます。
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孤高の花 58話 復讐の果て
あらすじ 58話
燕の降伏
陸軻は何侠からの誘いを断り、燕の臣下として戦って戦死しました。将軍を失った燕の臣下たちは戦意を喪失。楽氏父子は降伏することを決め、軟禁されていた燕王の慕容粛は進んで自分を罪人と言って泣き叫ぶのでした。
慕容粛夫妻の最期と敬安王府の惨劇
慕容粛は伝国璽を持って何侠を迎え入れ、彼に従う態度を示します。何侠は荒れ果てた敬安王府をかつての姿に復元するよう命じました。
何侠は慕容粛夫妻をもてなしますが、夫妻が互いに庇い合って死を望む姿を見て激怒。剣を抜いて慕容粛と王后を同時に刺し殺し、慕容粛の血筋と後宮の者たちを皆殺しにするよう命じるのでした。
楚北捷の決意と長笑との約束
楚北捷は白娉婷に長子城の王族が皆殺しにされたことを伝えます。二人はこれ以上待てば天下の民の命が危うくなると話し合い且柔城の攻略を急ぐことにします。
息子の長笑は遠征の支度をする楚北捷に初めてお父さんと呼びます。楚北捷は息子を抱きかかえて必ず戻ってくると約束するのでした。
注目:何侠はなぜ慕容粛と王后を殺した?
何侠は玉璽を差し出し降伏した慕容粛と王后を殺害、一族も皆殺しにしました。なぜ何侠は約束を破り、そこまで酷いことをしたのでしょうか?
中国王朝では新王朝が出来るたびに粛清があるので、中国王朝の中では何侠が飛び抜けて残虐なわけではありませんが。
人としては異常ですよね。ここでは何侠個人の事情について考えてみましょう。
まず、慕容粛は両親を殺し敬安王府を滅ぼした人物です。何侠は復讐のために生きてここまで来ました。その彼が慕容粛を許すはずがありません。ここで仇をうたないと親不孝者です。
それに慕容粛と王后はお互いをかばいました。それを目前で見せつけられた何侠は、自分が失った絆や耀天皇女を思い出して、さらに怒りがこみ上げてきました。
耀天皇女が死んだのは何侠のせいで、彼はそれを止められなかったという自責の思いがあります。その後ろめたさを打ち消すためにさらに攻撃的になり、一族まで粛清しました。
もともとの復讐心に後ろめたさや、自分にないものを持っている慕容粛への怒りが重なっていったせいなのです。
孤高の花 59話 形勢逆転の秘策
あらすじ 59話
且柔城への潜入と奇策
楚北捷と白娉婷は且柔城に到着。楚北捷は城内へ入って井戸に薬を投げ込んで大量のネズミを放ち、兵糧を食い荒らさせます。
城内では「王道尽き、天道滅ぶ」と刻まれた石碑が掘り出されたという噂が流れ、不吉な前兆として兵や民が恐れていました。
番麓の降伏と酔菊との再会
守備隊長の番麓はこれ以上、何侠に従うことはできず。楚北捷に投稿しようと考えます。楚北捷は番麓の要求を受け入れ番麓とともに計画を練り始めます。
白娉婷の薬と何侠の疑心暗鬼
何侠は白蘭国内に自分の即位を阻止しようとする動きがあるのを知って激怒。古参の飛照行から兵符を没収しました。
白娉婷は調合薬を軍糧に混ぜて将兵たちが出兵できないようにして。楚北捷は出兵できなくなった祁田大将軍が、何侠から謀反を疑われるように罠を仕掛けるのでした。
注目:「王道尽き、天道滅ぶ」の石碑の意味
劇中では且柔城の各地で「王道尽き、天道滅ぶ」と刻まれた石碑が掘り出されたという噂が流れ、不吉な前兆として恐れられました。たかだか石碑くらいで不吉と言われるのは不思議かもしれません。
中国の伝統的な思想「易姓革命」では、統治者が徳を失うと天が災いを起こして新たな統治者へ天命が移ると信じられていました。
もちろん権力を握った者の後付の理屈なのですが。前漢はこの思想で王朝の正当性を維持していました。ところが前漢末期ごろから逆にこの思想を利用して噂を流したり、予言とされる物を出現させ。敵を揺さぶりをかける策略が行われるようになりました。
要するにデマで人を惑わせる作戦ですが。いつの時代も人はデマには弱いということなのでしょう。
主な登場人物と結果
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何侠(貴旦王)
復讐を果たして燕を滅ぼすも、心の闇から暴走を強め、凄惨な粛清へと手を染めていく。 -
楚北捷(鎮北王)
何侠の暴挙を止めるべく且柔城へ侵入し、ネズミの放流や番麓の調略を成功させて反撃の足がかりを築きます。 -
白娉婷(策士)
北捷と共に前線へ赴き、敵の軍糧に調合薬を混ぜて出兵不能にする策略をめぐらせて何侠を心理的に追い詰めます。 -
慕容粛(燕王)
伝国璽を差し出して何侠に降伏するが、王后と共にその場で命を奪われ、一族も絶滅する。 -
番麓(且柔城の守備隊長)
変化・結末:暴走を続ける何侠への忠誠を捨てて楚北捷に降伏し、王道を失った主君に対抗するための協力体制に入ります。 -
則尹(大涼の将軍)
監禁されていた水路から楚北捷たちによって救出され、再び戦うために大涼の軍営へと戻る。
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