溥儀の料理番 16話・17話・18話では容児はダイヤモンド盗難の疑いをかけられて慎刑司へ送られました。海鮮料理を食べた溥儀が食中毒で倒れ、容児が溥儀を救いますが、その後は紫禁城追放を命じられます。李琪まで盗品を仕込まれて慎刑司送りになるのでした。
16~18話の内容
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ダイヤモンド盗難の疑いで捕まった容児が、食中毒で倒れた溥儀を救うため李琪と入れ替わって慎刑司を出ます。
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容児の料理で溥儀は回復しますが、盗難の疑いは晴れず紫禁城追放が決まり、出宮前に何者かに襲われます。
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李琪の部屋から盗品が見つかって慎刑司へ送られ、行方不明だった容児は万花楼で料理人として働き始めます。
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溥儀の料理番 16話 溥儀が食中毒で倒れる
あらすじ
ダイヤモンド盗難で容児に疑い
料理勝負に勝った容児は皇帝たちの御膳を任され、孫義仁の特別扱いも拒否します。ところが養心殿からダイヤモンドが消えて重華宮の仏堂から発見されました。孫義仁は仏堂へ入れる容児が盗んだと訴え、容児は慎刑司へ連行されます。
海鮮料理で溥儀が倒れる
容児がいなくなったため御膳は太極殿へ戻り、双喜が海鮮料理を出しました。その夜、溥儀は激しい吐き気と下痢で倒れました。李琪と秦放は当日の献立を調べて海鮮料理が原因だと考えます。
李琪が身代わりで牢へ
青児から知らせを受けた李琪は帰還して容児なら寿喜から教わった食養生で溥儀を助けられると訴えます。栄恵太妃も寿喜のスープを思い出して後押ししました。溥儀は容児に料理を作らせると命じます。ただし盗難容疑は残ったまま。李琪が保証人として慎刑司へ入り、容児が牢から出されました。
注目:慎刑司は本当に容児のような宮女を牢に入れて拷問できたの?
容児は慎刑司の牢へ送られてしまいました。しかも正式な証拠が示されないまま取り調べと拷問まで受けています。
慎刑司は清朝時代に実在しました。内務府に置かれて宮廷内部の刑罰や事件を処理した部署でした。
溥儀が1912年に退位した後、1914年には中華民国は「善後辦法」で慎刑司を廃止して刑事事件は民国の司法機関へ送る方針が出されました。ところが溥儀側は旧制度をすぐには手放さず、紫禁城内部では清朝時代の仕組みが残り続けました。
そのため、清朝が滅亡したとはいえ古い制度が一部で残っているんですね。
溥儀の料理番 17話 容児が紫禁城を追放
あらすじ 17話
容児のスープで溥儀が回復
李琪を身代わりに慎刑司から出された容児は、栄恵太妃の記憶と供膳記録を調べ、寿喜が作ったスープを再現します。溥儀はいったん吐き気を起こしますが、苗医師は回復途中の反応だと診断。その後、溥儀の体調は戻りました。
容児に紫禁城追放の命令
溥儀は容児を釈放しようとしますが、敬懿太妃は宝物盗難の疑いが残っていると反対します。栄恵太妃は容児を守るため宮外へ出すことを提案。溥儀は銀子を与えて追放すると決めました。しかし寿喜の死を調べたい容児は納得できません。
容児が消え、秦放が李琪を告発
出宮前の容児は何者かに襲われて姿を消します。小全子は武天に、孫公公の命令で容児を襲い池へ捨てたと話しました。武天はその場で小全子を斬ります。一方、秦放は溥儀の前で李琪こそ宮中の宝を盗んだ黒幕だと告発。溥儀は紹英に侍衛所の捜索を命じました。
注目:退位後の溥儀は宮中の人間を自由に処刑できたの?
第17話では容児が「溥儀を治せなければ首をはねられる」と考え、さらに皇帝殺害となれば李琪たちの家族にも罪が及ぶように描かれています。清朝時代の皇帝なら大事件ですが、このときの溥儀はすでに退位した後です。
1912年に中華民国政府(北京政府)と交わされた「清室優待条件」では溥儀の称号は残し紫禁城への居住や旧宮廷の使用人を残すことは認められました。でも清朝そのものは終わっているので、溥儀が中華民国の司法制度を無視して国民を裁く権限はありません。
ただし書類でそうなっているのと、実行できるのとは違います。北京政府の政治家は清朝にいた人たちですから溥儀の立場は尊重しています。紫禁城内部で内々で処理されれば外からは分からない部分もあります。
さらに南部には孫文らの国民党がいるので国内は内乱状態。北京政府もいちいち紫禁城内部のことには干渉しないでしょう。溥儀が退位したから全ての権限を一気に失ったわけではなく、紫禁城内部では古い身分関係や規則が長く残って古いやり方で処理されたというのはあったでしょうね。
溥儀の料理番 18話 李琪に盗品の罠
あらすじ 18話
李琪の部屋から盗品
紹英が李琪の部屋を捜すと、消えた雍正帝時代の青花磁器が見つかりました。李琪は罠だと訴えますが、溥儀は慎刑司送りを命令。告発した秦放が御前帯刀侍衛へ昇進します。しかし秦放は姉を人質に取られ、神武門から盗品を運び出すよう劉公公側に脅されていました。
容児は万花楼で料理人に
死亡したと思われた容児は万花楼へ売られていました。春姐から客の相手をするよう迫られますが拒否し、脱走も失敗します。そこで宮廷料理を一日三席限定で出せば儲かると提案。春姐は料理人として働かせることにしました。
面片湯が容児の居場所を知らせる
盗品を隠したごみバケツは事故で入れ替わり、容児の父・劉守貴の家へ金色の仏像が届きます。
一方、万花楼を訪れた陸秋桐は面片湯を食べて以前容児から聞いた作り方と同じ味だと気付きました。厨房を確かめようとしますが容児とは会えず、翌日も店を訪れることにします。
李琪の部屋から出た「雍正帝時代の青花磁器」はそんなに価値がある?
紹英が李琪の部屋を捜索すると宮中から消えた雍正帝時代の青花磁器が出てきました。もちろん冤罪ですが。李琪は犯人にされてしまいました。
ココで使われた青花は白い磁器に青い文様を描いた陶磁器です。元朝時代に技術が成熟して明清時代には中国磁器を代表する存在になりました。清代でも官窯で大量に作られています。
特に雍正年間は陶磁器の技術が非常に高かった時代です。たとえば後世まで続いた「賞瓶」という器形も雍正朝に始まりました。青花の賞瓶は皇帝が臣下へ与える品にも使われています。
もちろん劇中の事件は架空ですが。雍正年間の宮廷磁器が盗品として出てきたという設定なら、李琪を追い込むには十分な罪といえます。
主な登場人物
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容児:宮廷料理人
ダイヤモンド盗難の疑いで慎刑司へ送られますが、食中毒になった溥儀を料理で救います。紫禁城追放を命じられたあと何者かに襲われ、万花楼へ売られて料理人として働くことになります。 -
溥儀:皇帝
双喜が出した海鮮料理を食べたあと激しい吐き気と下痢で倒れます。容児の料理で回復しますが、宝物盗難の疑いを理由に容児を宮外へ追放することを決めます。 -
李琪:侍衛
容児を慎刑司から出すため自ら保証人となって牢へ入ります。その後、部屋から盗まれた青花磁器が見つかり、今度は自身が盗難犯として慎刑司へ送られます。 -
秦放:侍衛
李琪を宝物盗難の黒幕だと溥儀に告発し、御前帯刀侍衛へ昇進します。しかし実際には姉を人質に取られ、劉公公側から盗品を宮外へ運ぶよう脅されています。 -
栄恵太妃:太妃
寿喜がかつて作ったスープを思い出し、容児なら溥儀を救えると後押しします。さらに盗難疑惑が残る容児を守るため、宮外へ出すことを提案します。 -
敬懿太妃:太妃
溥儀が容児を釈放しようとすると、宮中の宝物を盗んだ疑いが晴れていないとして反対します。 -
孫義仁:宮中の料理人
ダイヤモンドが重華宮の仏堂から見つかると、そこへ入れる容児が犯人だと訴え、慎刑司送りのきっかけを作ります。 -
陸秋桐:容児の知人
万花楼で食べた面片湯が容児から聞いていた作り方と同じだと気付き、容児が店にいる可能性に近づきます。
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