朱成鋳を斬った許七安が極刑を言い渡され、桑泊事件を半月以内に解決することを条件に牢から出されるまでが描かれます。
朱成鋳が最低なのは間違いないけれど、許七安も天地一刀斬で瀕死にする前に、もう少し別の止め方はなかったのかと思ってしまいます。
15~18話の内容
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朱成鋳の横暴を止めるため刀を抜いた許七安が、上官を斬った罪で七日後の極刑を言い渡されます。
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家族や仲間、臨安が許七安を救おうと奔走し、桑泊事件を半月以内に解決する条件で釈放が決まります。
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桑泊事件の指揮を任された許七安が湖底や火薬を調べ、周赤雄の失踪と太康県令の死に行き当たります。
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許七安が雲州の李妙真に周赤雄の捜索を頼む一方、臨安が懐慶を名乗っていたこともついにばれます。
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大奉打更人 15話 首領の決定
朱成鋳が許七安たちに嫌がらせをする
休沐中の許七安は宋廷風と朱広孝に誘われて家財没収の任務に参加します。ところが現場を率いる銀鑼の朱成鋳は、最近功績を挙げている許七安が気に入りません。朱広孝や許七安に暴力を振るい家財の運び出しからも三人を外します。
許七安が天地一刀斬で朱成鋳を斬る
やがて屋敷の奥から女性の悲鳴が聞こえます。許七安が駆けつけると朱成鋳が家の女性に乱暴しようとしていました。しかも朱成鋳は女性を庭へ連れ出し、許七安の目の前でさらに傷つけて挑発します。
許七安はついに刀を抜き、天地一刀斬を放ちました。朱成鋳は一撃で吹き飛ばされ、瀕死の状態になります。朱広孝は許七安に逃げるよう勧めますが許七安は家族や仲間に責任を負わせるわけにはいかないと残ります。
魏淵が許七安に七日後の極刑を命じる
朱成鋳の父で金鑼の朱陽は息子の姿を見て激怒、許七安を殺そうとしますが、事件は魏淵が裁定することになりました。
証人の話から朱成鋳の行為が確認され、魏淵は朱成鋳を解任して永久に採用しないと決定します。しかし許七安も上官に刀を向けた規則違反を問われて七日後の極刑を宣告されてしまうのでした。
感想
今までは許七安の現代知識やコメディ的なやり取りが目立っていましたが、ようやく打更人として何を守るのかがはっきり描かれました。ここから許七安が打更人としてどう生きるのかが見えてきたのは面白かったです。
朱成鋳に対して許七安が怒るのは当然です。ただ、いきなり天地一刀斬で瀕死になるほど斬るのは、さすがにやりすぎかなと思いました。一応、許七安も役人ですからね。朱成鋳を制止して拘束して上へ報告するという手段もあったはずです。
コメディ中心だった前半から、許七安が「正しいと思ったことのために、どこまで規則を破っていいのか」という問題に向き合う展開へ変わってきました。打更人になってからの物語が、ようやく本格的に始まった感じがします。
大奉打更人 16話 迫る処刑の日
許新年たちが許七安を救おうとする
朱成鑄を斬りつけた許七安は極刑を言い渡され投獄されました。許新年は知らせを受けて駆けつけます。許七安は家族まで巻き込まれることを気にしますが、許新年は誰も彼を責めていないと伝えました。
許七安は獄卒に預けた玉石小鏡を取り戻し、天諦会の一号に助力を求めようとします。許新年も懐慶を訪ねて張慎や李慕白ら雲鹿書院の学者が用意した請願書を提出。李玉春は魏淵に直訴して許平志まで仲間を集めて牢から救い出そうとしていました。
桑泊湖の爆発が許七安を救う機会になる
その夜、桑泊湖で大きな爆発が起こり廟が崩壊しました。元景帝は魏淵に半月以内の事件解明を命令。懐慶は捜査能力のある許七安を使えば彼を救えると考えます。
ところが臨安は懐慶の目的を知らず姉が自分の配下を推薦しようとしていると思って邪魔をしてしまいました。あとで許七安が処刑されると知った臨安は慌てて父のもとへ戻ります。
臨安の嘆願で許七安が釈放される
臨安は許七安を助けるため、自分の愛人(面首)だとまで言い出して元景帝を怒らせます。それでも桑泊事件の捜査に許七安を使うよう頼みました。
元景帝は最終的に条件付きで許七安を釈放。半月以内に桑泊事件を解決すれば罪を免じ、失敗すれば処刑すると命じます。
許七安は牢を出て許家へ帰宅しました。家族は無事な姿を見て喜びます。しかし許七安には桑泊湖で何が起きたのかを半月で突き止める仕事が残されていました。
臨安の発言はまずすぎる
臨安が許七安を助けたいのは分かりますが、「自分の愛人(面首)だ」と言ってしまったのはさすがにまずいでしょう。面首は身分の高い女性が囲う男妾や愛人男性を指す言葉です。皇女が父である皇帝の前でそんな発言をすれば、元景帝が怒るのも当然です。
しかも宮中は噂が広まりやすい場所です。臨安本人は許七安を助けるために必死で言葉の意味も十分分かっていなかったようですが、周囲はそう受け取ってくれるとは限りません。「臨安公主が許七安を愛人にしている」という話だけが一人歩きしたら厄介ですよね。あとあとまで変な噂が残らなければいいのですが。
大奉打更人 17話 湖底に潜む謎
許七安が桑泊事件の指揮を任される
釈放された許七安は桑泊事件の調書を読んで爆破された廟だけでなく湖底に何かが封じられているのではないかと考えます。魏淵は事情を知っている様子でしたが、犯人を捜すことだけを命じるのでした。
許七安は金玉堂、春風堂、鎮邪堂の者たちに仕事を割り当て、自分は桑泊へ向かいます。湖底では石柱に天域の文字を発見。李玉春の話から司天監も関係している可能性が出てきました。
刑部の妨害に許七安が強硬手段
朱広孝たちは刑部へ調査に行きますが、門前で侍衛に妨害されます。許七安は皇帝の命令を示す金牌を持って刑部へ乗り込み協力を拒む侍衛を斬りつけました。
一方、爆破に使われた大量の火薬について調べると、工部のものではなく、原料が別に持ち込まれた可能性が出てきました。
周赤雄が失踪し、太康県令も死亡
調査から金吾衛の周赤雄が疑われますが、周赤雄はすでに姿を消していました。許七安が困っていると、許新年は事件を解決できなければ処刑される兄に雲州へ逃げる案を出します。その言葉から許七安は周赤雄も朝廷の力が届きにくい雲州へ向かった可能性を考えました。
さらに許七安は太康県令から事情を聞こうとします。ところが県令はすでに牢の中で死亡していました。周赤雄の失踪に続いて重要な関係者まで亡くなり桑泊事件の背後に別の者がいる可能性が高まります。
感想
許七安が釈放されたとはいえ、これだけの事件を半月で解決とは厳しいですね。しかも手がかりになりそうな周赤雄は行方不明。さらに太康県令まで死んでいます。許七安が何かを調べようとすると、消されてしまいます。誰かが先に動いて証拠や証言者を消しているのでは、と疑いたくなりますね。
大奉打更人 18話 新たな糸口
許七安が雲州の李妙真に協力を求める
太康県令が牢内で死亡。そこで李玉春は雲州に勢力を持つ巫神教の関与を疑います。許七安は行方をくらました周赤雄も雲州へ逃げた可能性が高いと考えました。そこで玉石小鏡から天諦会へ連絡し、現地にいる2号の李妙真に捜索を頼みます。李妙真は当初は警戒しますが、最終的には協力することになりました。
そのころ張慎は許七安に詩集の約束を催促します。桑泊事件で忙しいと聞くと、紙を破ることで記された法術を使える書物を見せて、その本を許七安へ渡しました。
皇宮で臨安の偽装が発覚する
許七安は魏淵と皇宮へ向かいます。ところが宮中では臨安が許七安を囲っているという噂が広まっていました。許七安は誤解を解こうと皇子や公主たちの詩会へ行き自分が仕えているのは懐慶だと主張します。
困ったのは臨安です。許七安は今まで臨安を懐慶だと思い込んでいたからでした。そこへ本物の懐慶が許七安を呼んだため、ついに二人の正体が判明。長く続いた臨安のなりすましはここで終わりました。
桑泊湖で再び異変が起きる
許七安は本物の懐慶に桑泊事件の捜査状況を報告します。太康県令は死亡して周赤雄は雲州へ逃亡した可能性があり、捜査は李妙真の協力を得て続けることになりました。
その最中、桑泊湖では異変が起きていました。
ここで臨安の正体がバレる?
18話では桑泊事件の捜査が本格化して許七安が処刑されるかどうかの緊迫した展開なのに、ここで臨安が懐慶になりすましていたことがばれるとは、ずいぶん間が悪いですよね。
今は臨安の正体について驚いている場合なのか、と思ってしまいます。事件の続きを早く見たいのに、ここで皇宮のコメディが入るのはちょっとね。
ただ、臨安のなりすましもかなり長く続いていました。このままさらに引っ張るより、正体が分かったのはよかったと思います。
これからは臨安が懐慶のふりをする必要もなくなりましたし、許七安も二人を取り違えずに接することができます。ばれる時期は「なんで今?」と思いましたが、面倒な勘違いがようやく終わったのでよしとしましょう。
主な登場人物と結果
- 許七安:打更人の銅鑼
朱成鋳の横暴を止めるため天地一刀斬を放ち、上官を斬った罪で極刑を宣告されます。その後、桑泊事件を半月以内に解決する条件で釈放され、死刑囚から事件捜査の指揮を任されることになります。 - 魏淵:打更人の首領
朱成鋳の非を認めて解任しますが、打更人の規則に従って許七安には極刑を言い渡します。桑泊事件が起きると許七安に犯人を突き止めるよう命じます。 - 朱成鋳:春風堂の銀鑼
許七安を敵視して家財没収先の女性に乱暴しようとして許七安に斬られます。その後、銀鑼を解任され永久に採用しないという処分を受けます。 - 李玉春:春風堂の銀鑼・許七安の上司
許七安への極刑に納得せず、職を辞す覚悟で魏淵に直訴します。桑泊事件では許七安とともに捜査に関わります。 - 臨安:元景帝の次女・公主
許七安を助けるため元景帝に直談判し、桑泊事件の捜査に使うよう頼みます。その後、許七安の前で懐慶を名乗っていたことがばれ、長く続いたなりすましが終わります。 - 懐慶:元景帝の長女・公主
許七安の捜査能力を買い、桑泊事件を利用すれば処刑を回避できると考えます。臨安のなりすましが発覚したことで、許七安も本物の懐慶を認識するようになります。
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