鹿驪大会では喬慈が魏保の槍を使って勝利。さらに魏劭が諸侯へ永寧渠の延伸を持ちかけ多くの諸侯から指示を得ます。
小喬ともお互いの気持ちを確かめるのですが、魏劭の嫉妬がどんどん子供っぽい方向へ。さらに魏儼が長く隠していた小喬への思いまで魏劭に知られ、魏家の中に厄介な問題を抱えることになってしまいます。
それにしても魏儼の気持ちを利用して騒ぎを大きくする蘇娥皇は他人の弱点を見つける速さだけは本当にすごいです。
25~27話の内容
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第25話を見る
喬慈の後押しで諸侯が永寧渠への協力を決め、魏劭と小喬も互いを本当の夫婦だと認めます。
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高恒に嫉妬した魏劭が石刻まで運ばせますが、小喬から「心を寄せているのは魏劭」と聞いて安心します。
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魏儼の小喬への思いが魏劭に知られ、蘇娥皇がその噂を利用したことで魏儼は辺州へ行く決意を固めます。
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この記事にはネタバレがあります。
折腰 25話 鹿驪大会の成果
喬慈が魏保の槍で蘇子信に勝利
鹿驪大会が始まりました。蘇子信と対戦した喬慈の槍が折れて蘇子信の攻撃で腕を負傷します。魏劭は主催側の武器に問題があったと判断して亡き兄・魏保の槍を喬慈に貸しました。喬慈は試合を盛り返して蘇子信に勝利。敗れた蘇子信は隠していた短剣で襲いますが、それも防がれて魏劭から大会への参加資格を取り消されます。
蘇娥皇は弟を謝罪させた後、薛泰の兵符を示して新しい主を探していると公表しました。
喬慈が諸侯を説得
宴では魏劭が永寧渠を各地へ伸ばして水不足を改善する計画を提案します。諸侯が関心を示しますが劉琰は巍国が水路を利用して各地に影響力を広げるのではないかと反対しました。
そこで喬慈が喬家との過去の恨みより民を優先した魏劭なら信用できると主張します。諸侯は協力を表明しますが、劉琰だけが拒否して席を立ちました。
魏劭と小喬が本当の夫婦になる
魏劭は喬慈の発言が小喬の考えだったと知り小喬のもとを訪ねました。結婚した当初は互いに目的があったものの、今では隠し事をせず本当の夫婦になりたいと伝えました。小喬も、すでに二人は本当の夫婦だと答えます。
その頃、蘇娥皇は劉琰の過去を広めて諸侯から孤立させたうえで接触。自分も家族に利用されてきたと語って今後の協力を求めるのでした。
路建設は古代中国でも重要な国家事業だった
魏劭は水不足を減らすため各地へ水路を延ばそうとします。永寧渠そのものはドラマの設定ですが、古代の中国王朝は大規模な治水・灌漑工事を行ってきました。水の管理が国の力や農業生産に大きく影響しているのは歴史上の中国王朝も同じです。
有名なのが戦国時代の秦が四川で建設した都江堰です。建設は紀元前3世紀に始まって岷江の水量を管理して成都平原の農地へ水を供給しました。洪水対策や灌漑、水運など複数の役割を持ち改修を続けながら現在も利用されています。水路を確保することが農地と人口を支える重要な事業だったのは事実です。
折腰が面白いのは水路建設を魏劭は自国のためだけでなく、周辺国も巻き込んで建設を提案していることですね。下手すると他国も国力が上がってしまうのでは?と考えられますが、水の管理権を握ってしまうと他国への影響力を大きくすることができます。問題があれば水を止めれば相手にダメージを与えられます。
劉琰が心配しているのもまさにそこです。乱世の君主ならむしろ劉琰の考え方のほうが普通でしょう。むしろ警戒せずに魏劭の提案に乗っている他の領主のほうが人が良すぎます。民のためという綺麗事だけでは済まないのが国と国の駆け引きなんですよね。
折腰 26話 空回りの嫉妬
摩崖石刻を切り出して運ばせる魏劭
蘇娥皇は魏劭と小喬がまだ床入りしていないと知って治水の古書を口実に魏劭を誘いました。しかし魏劭は書物だけ持ち帰ってしまいます。
その頃、高恒が雲終郡から戻って摩崖石刻の拓本を小喬へ贈りました。小喬が喜んだと聞いた魏劭は高恒に負けまいと石刻そのものを切り出して漁郡へ運ばせます。ところが運搬中に一部が欠けて高恒に修復を頼むことになってしまいます。
小喬が魏劭に本心を伝える
高恒が小喬のそばにいるのが面白くない魏劭は魏儼に不満を漏らします。魏儼は二人がすでに互いの気持ちを確認したと知りって自分の小喬への思いを断とうとしました。
小喬も魏劭の不満に気づいて高恒を丁重に扱うのは優れた人物を巍国に招くためだと説明します。さらに自分が心を寄せているのは魏劭だと伝えて二人は一緒に月を眺めるのでした。
魏儼の想いに気づいた蘇娥皇
魏劭は蘇娥皇を武山国へ帰そうとしますが蘇娥皇は頭痛を装って漁郡に残ります。
一方、高恒の鍛えられた体を見た魏劭は対抗して体を鍛え始めますが、高恒が漁郡を去ると聞くと喜びました。
高恒を見送ったあと小喬が落とした手巾を魏儼が拾います。その様子を蘇娥皇が見て魏儼の小喬への思いに気づくのでした。
感想
第26話の魏劭、急に子供っぽくなっていませんか?高恒が小喬に拓本を渡しただけなのに、魏劭は対抗して石刻そのものを山から切り出して運ばせます。しかも途中で壊してしまうのですから、何をしているんだと思ってしまいました。筋肉で張り合ったりもするし。
一国を治める巍侯が妻のために人手を使って山から石刻を運ばせるのは、かなり困った行動でしょう。やっていることだけ見れば寵妃のために権力を使う暗君とたいして変わりません。
リウ・ユーニン演じるちょっと冷たいような、威圧感のある魏劭でこれをすると「こんなキャラだったかな」と感じるんですよね。まあ、そのギャップがいいという人もいるでしょうけど。
もちろん魏劭が小喬を本気で好きになり、以前より感情を表に出すようになったのは分かります。小喬の前だけ少し子供っぽくなる程度なら、それも夫婦関係が変わった結果として面白いと思います。でもちょっとやりすぎのような。序盤の張りつめた魏劭がよかったので恋をして丸くなったというより別人のように幼く見えてしまいます。
折腰 27話 許されぬ恋情
魏劭が魏儼の小喬への思いを知ってしまう
酔った魏儼は蘭雲を小喬と間違え長く隠してきた思いを話してしまいます。秘密を知った蘭雲は蘇娥皇に利用され、魏劭へ告げ口しました。魏劭は魏儼の書斎で小喬の絵を発見。怒って絵を燃やしたうえに小喬の化粧箱まで投げ出し、大切なかんざしを壊してしまいます。小喬は自分まで疑われたことに怒って魏劭と口論になってしまいます。
魏劭と魏儼の殴り合い
水路を辺州へ通すための条件として、辺州は陳滂の息子・魏儼を人質に求めまました。魏劭は拒否しますが、魏儼はすでに辺州の使者と会っていました。さらに小喬への思いを認めたため、魏劭が殴って魏儼も反撃します。魏儼は家族なのにいつも特別扱いされる苦しさを訴えました。魏劭は小喬への思いと辺州との関係を断ってほしいと望みますが、最後の判断は魏儼に任せるのでした。
蘇娥皇が小喬の噂を広める
魏劭は小喬への八つ当たりを謝って二人は仲直りしました。ところが蘇娥皇は魏儼と小喬の関係を疑わせる噂を町へ広めさせました。魏儼は小喬や魏家を巻き込みたくないため辺州へ行こうとします。蘇娥皇は小喬を城外へ出すよう魏劭に勧めますが、魏劭は妻に落ち度はないと拒否します。
噂を広めた辺州の密偵を捕らえますが、魏儼が現れて解放を要求。魏劭は魏儼の父が陳滂だと知られるわけにはいかないので密偵を解放させるのでした。
感想
小喬への八つ当たりは酷いですが。むしろ以前の魏劭らしさが残ってると思いました。感情が先で相手の事情を聞く前に疑ってしまったり、これまでも何度かあった反応ですよね。ただ冷静になると自分の非を認めて小喬に謝るのも魏劭らしい。ここが、ただ威張るだけの俺様キャラとは少し違うところ。意外と頭の切り替えが早いんですよね。
つらいのは魏儼でしょう。小喬への思いは本人も許されないと分かっていますし、魏劭から奪おうとしているわけでもありません。それでも気持ちは消せずに蘭雲や蘇娥皇に知られて、魏劭にもばれてしまいました。
しかも魏儼には辺州の問題まであります。魏家では家族として育てられましたが、実の父は陳滂です。小喬への思いを諦めようとしているところへ、自分の出自まで政治利用されてはもうここにいられないと思うでしょう。魏儼がどこにも居場所を決められず追い込まれていくような気がします。
主な登場人物と結果
・魏劭:巍国の君主・魏家当主
諸侯へ永寧渠の延伸を提案し、喬慈の協力もあって多くの賛同を得ます。小喬とは互いの気持ちを確かめますが、高恒への嫉妬に続いて魏儼の恋心を知り、感情を抑えきれず小喬とも衝突します。
・小喬:焉州喬家の娘・魏劭の妻
魏劭に対して、すでに二人は本当の夫婦だと伝えます。高恒を丁重に扱った理由も巍国へ人材を招くためだと説明し、自分が心を寄せている相手は魏劭だとはっきり伝えました。
・喬慈:喬家の一員・小喬の身内
鹿驪大会では魏保の槍を借りて蘇子信を破ります。宴では、過去に喬家と争った魏劭が民を優先していることを理由に諸侯を説得し、永寧渠への協力を後押ししました。
・魏儼:魏劭の表兄・魏家で育った一族
普段は軽い人物に見えますが、小喬への思いを長く隠しています。第27話では魏劭に知られてしまい、さらに実父・陳滂との関係を辺州側に利用されます。魏家では魏劭の表兄として育てられていますが、陳滂の息子という出生が政治問題になります。
・蘇娥皇:辺州女君・陳翔の妻
薛泰の兵符を手に新しい協力者を探し、劉琰へ接近します。さらに魏儼が小喬を想っていることを知ると、その秘密まで利用して魏家を乱そうとします。
・劉琰:良崖国の世子
魏劭が提案した永寧渠に対し、巍国が水路を通じて各地への影響力を強めることを警戒して反対します。諸侯が賛同する中で一人だけ席を立ち、その後は蘇娥皇から協力を持ちかけられます。
・高恒:巍国に招かれた有能な人物
雲終郡から戻り、小喬へ摩崖石刻の拓本を贈ります。それだけで魏劭の対抗心に火をつけてしまいますが、小喬が丁重に接するのは巍国へ招きたい人材だからでした。
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