出生の秘密を知られた魏儼でしたが、陳滂ではなく自分を育てた魏家に残ることを決めました。魏儼が選んだのは血のつながった陳滂ではなく、これまで自分を育ててくれた魏家でした。
魏劭と小喬は容郡へ向かいますが、道中で襲撃を受けて魏劭は小喬を助けて毒に倒れてしまいます。そこで小喬は袁旺と魏典がお互いを信用できなくなるよう仕掛けて、ついには袁旺を魏劭の味方につけることに成功します。
折腰 16・17・18話の内容
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第16話を見る
出生の秘密を知った魏儼は陳滂のもとへ行かず、徐夫人の孫として魏家に残ることを選びます。
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小喬を助けた魏劭が毒で倒れ、小喬は魏典への報復を止めて容郡郡守・袁旺との交渉に乗り出します。
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小喬の策によって袁旺と魏典の関係が壊れ、魏典は死亡し、袁旺は魏劭に従って永寧渠の工事に協力します。
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この記事にはネタバレがあります。
折腰 16話 彷徨う野良犬
魏儼が陳滂より魏家を選ぶ
小喬に促された魏儼は徐夫人のもとへ行き、陳烈から出生を聞かされて魏家を裏切ろうとしたことを認めます。徐夫人は魏儼の母・魏青雲が陳滂に連れ去られて魏儼を身ごもり、その後に亡くなった過去を明かしました。
徐夫人は陳家の血を引く魏儼に重要な仕事を任せることをためらっていたとも告白。辺州へ行くなら三度叩頭して魏家を去り、残るなら孫として迎えると本人に選ばせます。魏儼は最終的に魏家に残ることにしました。
陳翔が亡くなり蘇娥皇が立場を失う
辺州へ戻ろうとしていた蘇娥皇は、夫の陳翔がすでに亡くなったと知ります。養子を迎える前に陳滂が実権を握ったため、蘇娥皇は辺州で頼れる立場を失いました。
一方、魏国には焉州から新しい冬麦が到着します。魏劭は容郡まで水路を延ばすため、楊奉に加えて甄値も現地へ派遣することにしました。郡守・袁旺が魏典と親しいため、魏劭自身も容郡へ向かうことにします。
小喬も魏劭と容郡へ向かう
小喬は麦の種の扱いを民に教える必要があるので自分も同行したいといいます。魏劭は危険なので嫌がりますが、小喬は諦めずに一緒に行くことになりました。
道中、小喬は容郡の地図を教えてもらいながら魏劭ばかり眺めますが、本人はその気持ちに気づきませんでした。
魏儼が徐夫人に三度頭を下げたのはなぜ?
徐夫人は魏儼に辺州の陳滂のもとへ行くなら、自分に三度頭を下げてから魏家を去るように言いました。
ここで魏儼が行ったのが「叩頭」です。ひざまずいて額が地面につくほど深く頭を下げる作法で、目上の人への強い敬意や感謝を表すときに使われました。清朝時代には子が親に対して三度の叩頭をすることはありました。
この場面で徐夫人が三度の叩頭をするように言ったのは、これまで育ててもらったことへのお礼をしてから魏家を離れなさいということ。普通の挨拶よりも遥かに強くて、魏儼にとっては徐夫人との家族関係に区切りをつけるほど大きな意味を持ちます。
そのため魏儼が魏家を去って陳滂のもとへ行くのかと思われましたが。魏儼は魏家に残りました。魏儼にとっては区切りの意味ではなく、今まで育ててもらったことへのお礼の意味だったようです。
折腰 17話 心を攻める
魏劭が小喬の旅の道中
容郡へ向かう途中、魏梁は小喬と魏劭を仲良くさせようと名所巡りを提案します。ところが案内された酸梅湯や温泉は情報とまるで違って計画は失敗しました。
旅を再開すると魏劭が頭痛を訴えました。小喬は魏劭を休ませて頭を揉んで、自分は魏劭の力にもなりたくて同行したと言います。魏劭はそのまま眠ってしまいました。翌朝、魏劭は眠っている小喬に自分の上着をかけるのでした。
小喬を助けた魏劭が毒で倒れる
その後、一行は武装した者たちに襲われました。小喬の馬車が暴走して崖へ向かうと、魏劭が追いついて小喬を救出。しかし戦いで毒を受けてしまい魏劭は意識を失ってしまいます。
魏梁は魏典の犯行だと考えて怒りますが、小喬は証拠もなしに追求すれば魏典につけ込まれるとなだめます。そして麦をまく時期を逃さないように魏劭を連れて容郡へ向かうのでした。
小喬が袁旺との交渉を始める
容郡に到着した小喬は郡守・袁旺に協力を求めます。しかし袁旺は簡単には協力しません。その間に魏劭は目を覚ましました。
小喬は袁旺を呼び出して碁を始めます。さらに袁旺の娘が魏渠を気に入ったことも利用して魏典と袁旺の関係に疑念が生じるよう仕向けます。
魏劭が動けない間にも小喬は容郡で麦を栽培するための準備を進めていくのでした。
小喬はなぜ魏典をすぐ攻撃させなかった?
魏劭を狙った者たちが訓練を受けているように見えので、小喬は魏典が関わっているのではないかと疑いました。魏梁も腹を立てますが、小喬は証拠がないので魏典に報復するのを認めませんでした。
魏典を処罰するには魏劭側が正当な理由を示す必要があります。しかも容郡では袁旺との交渉も残っています。ここで魏典を一方的に攻撃したら魏典が魏劭から理不尽に狙われたと訴えて袁旺や周囲の人々を味方につけるかも知れません。
いっときの感情で動いたら、この後で魏劭が容郡を治めるのが難しくなる。それよりも魏典たちが仲間割れするように仕向けたほうが効果的と考えたのでしょうね。
折腰 18話 女君の胸臆
小喬の策で袁旺が魏典と決裂
小喬の策略で魏典は袁旺が裏切ったと疑うようになり、夜中に呼び出して追及します。ところが話しているうちに魏典が袁旺を監視していたことが発覚。袁旺は自分を信用していなかった魏典に怒って二人の関係は破綻しました。
帰宅する袁旺を刺客が襲いますが、魏梁が助けました。襲撃したのは魏渠と魏朶で、魏典の犯行に見せるための芝居でした。
袁旺は魏典に殺されかけたと信じて魏劭に従うことにします。魏典は魏劭と戦おうとしますが、屋敷へ戻ったところを魏渠に殺されました。袁旺は魏典の兵を引き継いで永寧渠の工事にも協力します。
魏劭が小喬へ戦馬500頭を贈る
容郡で成果を出した小喬は魏劭に褒美を求めました。小喬が欲しいのは夫が自分のために選んだ品です。
部下たちは菓子や髪飾り本を勧めますが、魏劭が選んだのは軍馬500頭でした。期待とは違う贈り物に小喬は困りますが、魏劭は喜んでもらえたと思っています。
春娘の助言を受けた小喬は魏劭と二人で過ごそうと考え、星を見ながら天候を予測する話を持ち出しました。ところが魏劭は楊奉まで観星台へ呼びだし最後には小喬を先に帰してしまいます。
袁旺の娘が魏梁との結婚を希望
袁旺は魏劭に娘の縁談を相談しました。娘が気に入ったのは魏渠ではなく魏梁でした。
小喬は魏梁が断ると予想して、当たったら魏劭と町へ出かける約束をします。話を聞いた小桃は動揺してしまいます。魏梁は縁談を断って小桃の誤解を解くため彼女のもとへ向かうのでした。
ことごとくズレる魏劭
魏劭が小喬への褒美として選んだのは軍馬500頭でした。それ妻への贈り物ですか?確かに軍馬は高価ですし魏劭にとってはかなり価値のあるものでしょう。でも小喬が欲しかったのは値段の高い物ではなく「魏劭が自分のために選んでくれた物」です。
他にも小喬は魏劭と二人で過ごそうとして、それとなく好意を見せたりしています。星を見ようと誘えば楊奉まで呼んでしまうし、魏劭は肝心なところで毎回ずれています。本気で小喬を喜ばせようとしてこれなら、気が利かないにもほどがあります。
ただ、魏劭は本気なのでしょう。軍馬は自分にとって大切で価値のあるものだから、小喬にも喜んでもらえると思ったのかもしれません。戦や政治では相手の考えをかなり読めるのに、小喬の気持ちになると急に分からなくなるとは。でもギャップが魏劭らしさなのかもしれませんね。
主な登場人物と結果
- 小喬:魏劭の妻、焉州・喬家の次女
魏劭が毒で倒れたあとも容郡入りをやめず、袁旺と魏典の仲を裂いて袁旺を魏劭側につけます。 - 魏劭:巍国の君主、小喬の夫
容郡へ向かう途中で小喬を助け、敵の毒を受けて倒れます。回復後は小喬の功績に褒美を与えますが、彼女が期待した品とはほど遠い戦馬500頭を選びます。 - 魏儼:徐夫人の孫、魏劭の従兄
母・魏青雲と陳滂にまつわる出生の事情を知り、魏家を裏切ろうとしたことを徐夫人に認めます。最後は陳滂のもとへ行かず、魏家に残ることを選びます。 - 徐夫人:魏家の太夫人、魏劭の祖母・魏儼の外祖母
魏儼に母の過去を明かし、陳滂のもとへ行くなら魏家を去り、残るなら孫として迎えると選択を委ねます。 - 蘇娥皇:陳翔の妻、魏劭の遠縁
辺州へ戻ろうとしますが、夫・陳翔の死を知ります。陳滂が実権を握ったことで辺州へ戻っても頼れる後ろ盾を失います。
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