孤高の花 7話・8話・9話では、戦場を離れた楚北捷と白娉婷の二人に国を揺るがす大きな罠と別れの時が迫ります。
7~9話の内容
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第7話: 楚北捷が燕との不戦を誓う代わりに白娉婷を逃がし、何侠は白蘭の耀天公主に接近して再起を狙う。
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第8話: 張貴妃の言葉に動かされた司馬弘が白娉婷の暗殺を命じ、何侠は屋敷に連れ帰った彼女を厳しく監視する。
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第9話: 楚北捷を忘れられない白娉婷は何侠と決別して屋敷を去り、司馬弘は涼への出兵を決め、楚北捷は王が服用する金丹に疑念を抱く。
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孤高の花 あらすじリスト
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孤高の花 7話 妻を守る覚悟
あらすじ 7話
晋の皇帝が宮殿へ戻り張貴妃が焦る
晋の皇帝は長く訪れていなかった皇后の宮殿へ行き、食事を褒めて翌日も来ると告げました。芳沁殿で待っていた張貴妃は晋の皇帝が来ないことに不安を強めて父の張尚書を呼びます。
張尚書は娘を後宮の頂点に立たせるために犠牲を惜しまないと約束しました。
何侠が耀天公主へ白蘭への帰順を申し出る
丞相は晋の皇帝に白蘭の君主が亡くなり、耀天公主が大晋に庇護を求めると報告しました。
一方、何侠は白蘭の営所へ忍び込み、耀天公主を連れ出します。彼は小敬安王として家を滅ぼされた身の上を語り、白蘭の再興に力を尽くしたいと申し出るのでした。
白娉婷が楚北捷に5年間戦わないよう迫る
白娉婷は冬灼に促されて鎮北王府を去ります。後を追った楚北捷は三分燕子崖で何侠の伏兵に囲まれました。白娉婷は大燕を5年間攻めないよう誓約を求めます。楚北捷はその場で5年間の不戦同盟を受け入れますが、王妃として迎えた娉婷を失うのは拒みました。
しかし国に戻りたい娉婷は自害を口にしたため、楚北捷は娉婷を解放するのでした。
注目点:何侠はなぜ出会ったばかりの耀天公主に協力するの?
燕の国で家を取り潰され追われる身になった何侠には、自分の戦力はありません。そこで自分の後ろ盾が必要になりました。白蘭は君主を亡くしたばかりで国力が落ちており、耀天公主も自分を支えてくれる強い将軍を求めていました。何侠は自分の正体を明かして復讐のために力を貸すと提案することで、彼女の信頼を勝ち取ります。
これはいつか燕や晋を叩き潰すための拠点として白蘭を利用しようという、執念深い計画の一歩と言えます。
なんで耀天公主は何侠に協力する気になったの?
一方の耀天公主は晋の国に守ってもらおうとしていますが。その実際には晋に飲み込まれてしまうのではないかという恐怖を抱えています。そこへ現れた何侠は、かつて小敬安王として名を馳せた勇猛な将軍で軍事の天才です。耀天公主は晋の皇帝に服従するより何侠の知略を借りて自国を強くする方が、白蘭の独立を守れると考えました。
国を背負う王女として、利用価値のある強い男を味方に引き入れる現実的な選択をしたといえます。
孤高の花 8話 離魂剣の誓い
あらすじ 8話
張貴妃が司馬弘に白娉婷殺害を決意させる
張貴妃は芳沁殿を訪れた司馬弘に、楚北捷が白娉婷を重んじすぎていると訴えました。司馬弘は張貴妃の言葉を受けて白娉婷が兵法書が他国に渡ることを恐れ、白娉婷を捜し出し、見つけ次第殺すよう命じました。
白娉婷が何侠の屋敷で監視される
白娉婷は何侠が用意した屋敷に着き、倉庫の見張りや兵の訛りに違和感を覚えました。夜に調べようとすると何侠が現れます。白娉婷は楚北捷が残した離魂剣を渡されて動揺し、何侠は信じたふりをして屋敷に留めましたが、白娉婷は信頼を失っていると感じるのでした。
楚北捷が銅山を受け取り思帰歌を奏でる
楚北捷は司馬弘の命令で燕に向かい慕容粛が渡す約束をした銅山15か所を受け取りました。帰り道、何侠の屋敷の前で子供たちの思帰歌を聞き、昔の白娉婷を思い出します。
楚北捷が木の葉で調べを奏でると、屋敷の中の白娉婷は外へ出ようとしましたが、何侠の部下に止められてしまいます。
孤高の花 9話 忘れ得ぬ想い
あらすじ 9話
耀天公主が司馬弘に涼への怒りを植えつける
耀天公主は司馬弘に白蘭では晋の絹が貴重品だと語りました。司馬弘は通商の関所を開こうとしますが、耀天公主は拒みます。
その直後、燕との国境へ向かう晋の商隊が涼軍に襲われたと報告が入りました。耀天公主は涼王が交易を許さないのだと告げると、司馬弘の憎しみは涼に向かうのでした。
白娉婷が楚北捷への愛を認め何侠と決別する
白娉婷は何侠の屋敷を去ろうとして冬灼に見つかり、何侠の前に連れて行かれました。彼女は信頼を失った自分に死を賜りたいと願い出ます。
何侠は両親の墓前で結婚を迫りますが、白娉婷は楚北捷を忘れられないと答えました。何侠は激怒し、白娉婷を裏切り者として追い出しました。
司馬弘が涼討伐を命じ楚北捷が金丹を拾う
楚北捷は燕の銅山15か所を受け取って帰還しました。司馬弘は祝宴を開き、楚北捷を三軍総帥に任じて涼討伐の準備を命じます。楚北捷は燕との戦の直後に涼を攻める命に納得できません。
宴の途中で司馬弘の持病が悪化、彼は金丹を服用しようとしました。楚北捷は落ちた金丹を拾い、皇后を訪れ薬の正体を探るのでした。
注目点:白蘭と西域民族の女性指導者
耀天公主が治める「白蘭」のモデルは青海省付近にいたチベット系の「白蘭羌(びゃくらんきょう)」と考えられます。
中原の漢民族が支配する国々では、女性が政治の表舞台に出ることは稀でしたが西域や遊牧民族の世界では事情が異なりました。
『北史』や『隋書』の記録を見ると、こうした地域では女性の地位が比較的高く、女王が国を治める「女国」の存在も記されています。耀天公主が自ら他国へ交渉に行き、何侠のような亡命者を採用して軍を再建しようとするのは漢民族のしとやかな姫君のイメージとは違う西域の女性の力強さが映し出された脚色と言えます。史実でも周辺民族の間では国の危機には女性が実権を握って外交を主導することがありました。
主な登場人物と結果
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楚北捷(鎮北王): 晋の最高司令官。愛する白娉婷を守るため、国益を賭けた不戦の誓いを立てる。
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白娉婷:軍師。何侠への忠義と楚北捷への愛の間で苦しみ、最終的に己の心に従い何侠と決別。
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何侠(小敬安王): 没落した敬安王家の生き残り。復讐と再興のため白蘭の公主を利用し、白娉婷をも支配しようとする。
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司馬弘(晋の皇帝): 晋の皇帝。張貴妃の甘言や耀天公主の策略に翻弄され、白娉婷の殺害や新たな戦を命じる。
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張貴妃: 司馬弘の寵妃。楚北捷の影響力を削ぐため、執拗に白娉婷を排除しようと目論む。
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