孤高の花 28話・29話・30話では楚北捷は白娉婷と婚礼を挙げて隠居生活をはじめました。白蘭では何侠が軍の実権を握り軍備を増強します。晋の危機を前に楚北捷は迷い始めるのでした。
22~30話の内容
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第28話:楚北捷と白娉婷が周囲に見守られながら正式に婚礼を挙げる一方、何侠は貴常青の息子の弱みを握って白蘭の宮廷内での影響力を強めました。
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第29話:何侠の策略で白蘭の軍備拡張が決まるなか、晋の東山では桑の葉に毒が撒かれて養蚕業が壊滅的危機に陥り、楚北捷らは白蘭の関与を疑い始めます。
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第30話:白蘭軍を5倍に増強した何侠の脅威に対抗すため、晋王は楚北捷の復帰を望みますが。楚北捷は復帰するか否か迷い始めるのでした。
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孤高の花 あらすじリスト
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孤高の花 28話 夫婦の絆
あらすじ 28話
司馬弘が燕に警告
晋では司馬弘の体調が戻り、楚北捷と白娉婷は別れを告げます。司馬弘は楚北捷に、どこへ行っても晋が帰る場所だと伝えました。その後、燕との5年間の休戦盟約を破棄し国境に10万の兵を増やします。燕王が少しでも晋を侵せば晋は全力で討つと宣言しました。
何侠が貴常青の不正を暴く
耀天が花容の貴家別邸に入ると貴炎は王女に取り入ろうとします。そこへ何大炮の死が伝わり、以前渡した金塊も消えていました。
何侠は貴常青が軍費を燕王に渡していた証拠を握り、耀天皇女に調査を求めました。二人は貴常青の勢力を崩すため、まずは息子の貴炎を標的にするのでした。
楚北捷と白娉婷が婚礼を挙げる
楚北捷は白娉婷に婚礼をしていないことを気にしていました。晋王から許しを得ると酔菊と楚漠然が支度を進めます。楚北捷と白娉婷は多くの人に見守られ、ようやく夫婦としての儀式を終えました。
白娉婷は、自分たちの住処が安全ではないかもしれないと心配して毎日五行八卦の陣を研究していました。楚北捷と楚漠然は白娉婷と手合わせをして、その陣に挑みひどい目にあいます。
貴炎が何侠に従わされる
耀天は貴炎を酒席に誘い油断させ、酔った貴炎は王女に失礼な振る舞いをして何侠に気絶させられました。目を覚ました貴炎は自分が王女を侮辱したと思い込んで命乞いします。何侠はその弱みを利用して貴常青派の人物を調べるよう命じるのでした。
注目点:白娉婷の八卦の陣は史実にある戦法なのですか?
白娉婷が東山別院の庭に仕掛けた八卦の陣は、楚漠然が中に入ると竹が襲いかかり、進む方向も分からなくなるというかなり派手なしかけでした。
ドラマに出てくる八卦の陣は史実の戦場で使われた戦法ではありません。三国時代の諸葛亮には八陣図を作ったという伝承がありますが内容は不明です。そのため後世の小説や講談、軍師ものの物語では、かなりファンタジーよりに誇張されて演出されています。
28話の白娉婷の八卦の陣も史実通りの兵法ではなく、創作物語でよく使われる演出です。ただこの場面でドラマが表現したいのは娉婷が平穏な暮らしに入ってもまだ危険だと思っていること。白娉婷はその危険に立ち向かうだけの頭の良さがある。という演出なのでしょう。
孤高の花 29話 新たな疑惑
あらすじ 29話
何侠が白蘭の軍備拡張を求める
何侠は白蘭の朝廷で兵力を増やすべきだと訴えます。貴常青は何侠の発言を止めようとしますが弱みを握られた貴炎が何侠をかばいます。耀天が臣下に意見を求めると、多くの者が何侠に賛成しました。耀天は軍備拡張を決め貴常青を監軍に任命しました。
貴常青は何侠が元婚約者の白娉婷と裏で通じているのではないかと耀天皇女に警告します。
晋で蚕が桑の葉を食べなくなる
東山の別邸近くで蚕農家の蚕が一夜で桑の葉を食べなくなります。楚北捷と白娉婷が農家を調べると市場で買った桑の葉に問題があると分かります。白娉婷が桑林を確認すると周辺の桑の葉すべてに毒が撒かれていたのでした。
楚北捷と白娉婷が白蘭を疑う
養蚕被害が広がれば晋は生糸の取引ができず20万人の蚕農家も収入を失います。楚北捷は白蘭が晋の民を困窮させ兵の募集へ誘い込もうとしていると考えました。白娉婷は旅立つべきか迷いますが楚北捷は状況を晋王へ知らせ、普通の人間として生きようと慰めます。
張貴妃の取引
張貴妃は診察に来た李太医を誘惑して自分の胎児を無事に出産させるための共犯関係に引き込むのでした。
今回の注目点:何侠はなぜ東晋の桑の葉を狙ったのか?
東晋で起きた養蚕危機は蚕農家だけの問題に見えるかも知れませんが、晋にとっても重大事です。
晋を含めた漢人王朝では伝統的に養蚕が重んじられてきました。絹織物は衣服の材料というだけでなく、税、褒美、外交の贈り物、交易品として使われました。絹が取れないということは、民の暮らしだけでなく国庫や外交もうまくいかなくなるということです。
何侠にとって、この策は一石二鳥です。晋の養蚕にダメージを与えれば敵国の財政と信用を弱らせられます。さらに仕事を失った蚕農家が生きるために白蘭へ流れれば、兵として集めることもできます。
何侠は武力で城を攻める前に、桑の葉を狙って晋の民の生活を破壊しました。これはドラマの演出ですが、絹が国の経済に深く関わっていた中国王朝の現実を使った演出と言えます。
孤高の花 30話英雄の本分
あらすじ 30話
何侠が白蘭軍を掌握する
何侠は養蚕ができずに白蘭にやってきた晋の民を雇って軍を増強。耀天と臣下の前で兵の訓練を見せます。短期間で白蘭軍は5倍に増え将兵は何侠の命令に従うようになりました。
一方、晋では養蚕被害が広がり軍の将たちもまとまりを欠いていました。司馬弘は謝太尉に楚北捷を朝廷へ戻したいと打ち明けます。
謝太尉が楚北捷に帰朝を願う
東山別院で楚北捷と白娉婷は穏やかに暮らしていました。そこへ謝太尉が訪れ司馬弘が楚北捷を摂政王に任命して司馬姓を与えると聖旨を読み上げ、謝太尉は晋を救ってほしいと懇願します。楚北捷は聖旨を受け取り考える時間を求めました。
白娉婷が懐妊を隠す
白娉婷の懐妊が分かりました。白娉婷は楚北捷が晋へ戻るか迷っていることを察していました。夫の判断を鈍らせたくないため、楚北捷には風邪だと嘘をつきます。
しかし楚北捷は都へ辞表を届けさせるのでした。
張貴妃が楚北捷を説得する
謝太尉は晋王に何侠が白蘭の30万軍を率いて国境へ迫っていると報告。さらに楚北捷の辞表も差し出しました。
旅立った楚北捷たちの前に、張貴妃は晋涼戦争の孤児たちを連れて現れました。孤児たちの姿を見た楚北捷は晋を見捨ててよいのか迷い始めるのでした。
注目点:司馬弘はなぜ楚北捷に司馬姓まで与えようとした?
司馬弘が楚北捷に司馬姓を与えようとしたのは、東晋の危機を救うために楚北捷をただの臣下ではなく皇族に準じる立場へ引き上げる必要があったからです。
15話で明かされたように楚北捷は先皇の血を引く人物です。でも太后は楚北捷に司馬姓を名乗らせず皇族の系譜にも入れないと決めていました。司馬弘を晋の天子として守るためです。そのため楚北捷は血筋では司馬弘の異母弟ですが公式には鎮北王として扱われてきました。
でも第30話では白蘭の何侠が30万の大軍を率いて国境に迫り、晋では養蚕被害で民の暮らしと国庫が危機にひんしています。司馬弘の周囲にいる将軍たちはまとまらず、朝廷だけでこの危機を乗り切るのは難しいです。そこで司馬弘は楚北捷を摂政王にして司馬姓を与えるて国政と軍事を任せる名分を作ろうとしました。
これは隠されてきた血筋を公に近づけることにもなります。楚北捷が司馬姓を得れば、臣下たちは彼を皇族に近い人物として扱わざるを得ません。命令の重みも変わります。特に反発する将軍たちを従わせるには武勇だけでなく皇帝の後ろ盾が必要でした。
司馬弘の聖旨は兄としての感情だけでなく皇帝として晋を守るための最後の頼みといえるかもしれません。
主な登場人物と結果
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楚北捷(鎮北王)
白娉婷と結ばれて静かな暮らしを望むが、晋の危機を見過ごせず、最終的に英雄としての本分と愛する妻との約束の間で引き裂かれるような選択を迫られる。 -
白娉婷
楚北捷と夫婦の儀式を終えて幸せを掴むも、晋を揺るがす白蘭の策略を察知。自身の懐妊が発覚するが、夫の決断を鈍らせないためにその事実を隠す。 -
何侠(元敬安王)
白蘭の権力者である貴常青の勢力を切り崩して軍の実権を掌握。晋の困窮した民を雇い入れることで、短期間で30万の強大な白蘭軍を作り上げる。 -
耀天皇女(白蘭の統治者)
何侠の巧みな立ち回りと進言を受け入れ、貴常青の反対を押し切って白蘭の軍備拡張を決定し、何侠に軍の指揮権を委ねる。 -
司馬弘(晋王)
体調が回復したものの白蘭の脅威と国内の経済打撃に苦悩し、国を救うために楚北捷を最高権力である「摂政王」に指名して帰朝を懇願する。
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