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溥儀の料理番 あらすじネタバレ 中国ドラマ全40話一覧

中国ドラマ『溥儀の料理番~紫禁城 最後の日々』は、清朝最後の皇帝・溥儀が退位後も暮らしていた紫禁城を舞台に、料理人を目指す宮女・劉容児の人生を描いたドラマです。

料理屋の娘だった容児は、父が勝手に応募したことで宮女になりました。料理長の寿喜から宮廷料理を学び、やがて溥儀や太妃たちの食事を任されるまでになります。

ところが宮中では宝物が次々と持ち出されていました。寿喜も盗難事件の犯人にされて命を失います。容児は御前侍衛の李琪と協力して寿喜に罪を着せた人物を追うことになりました。

後半では1923年に実際に起きた建福宮火災や、1924年の溥儀の紫禁城退去も物語に取り入れられています。

この記事では『溥儀の料理番』全40話のあらすじと登場人物、最終回の結末、ドラマに登場する歴史上の出来事を紹介します。

※この記事は『溥儀の料理番~紫禁城 最後の日々』全40話のネタバレを含みます。

この記事で分かること

  • 『溥儀の料理番』全40話のあらすじ
  • 劉容児が宮廷料理人になるまで
  • 寿喜を死なせた宝物盗難事件の真相
  • 容児と李琪、武天の関係
  • 最終回で裕得福がどうなるのか
  • 建福宮火災や溥儀の紫禁城退去と史実との関係

 

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中国ドラマ『溥儀の料理番』とは?

『溥儀の料理番~紫禁城 最後の日々』は、中国で2024年に放送された全40話のドラマです。原題は『末代厨娘』です。舞台となるのは清朝が滅亡した後の紫禁城。

1912年に清朝は終わりました。でも清室優待条件によって溥儀は紫禁城の内廷に住み続けています。

そのため宮外では中華民国の時代になっているのに、紫禁城の中には皇帝、太妃、太監、宮女、侍衛が暮らしているという少し変わった時代でした。

主人公の劉容児は料理屋の娘です。父・劉守貴が宮女募集に勝手に応募したため、容児は紫禁城へ入ることになりました。早く宮中から出たい容児でしたが、料理長・寿喜が彼女の優れた味覚に気づきます。寿喜から料理を教わった容児は包丁の扱いや下ごしらえから学び、やがて料理を任される掌勺になります。

一方で宮中では宝物がひそかに持ち出されていました。太監の孫義仁たちは宝物を宮外へ運び、裕得福はさらに外国商人へ売ろうとしていました。寿喜が盗人にされて亡くなったため、容児は侍衛の李琪と一緒に事件を調べることになります。

料理人として成長していく容児の物語と、清朝皇室が紫禁城を去るまでの出来事が同時に描かれているところがこの作品の特徴です。

 

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溥儀の料理番 あらすじ まとめ

1~5話 容児が宮女となり溥儀と出会う

料理屋の娘・劉容児は父の劉守貴が勝手に宮女募集へ応募したため紫禁城へ入ることになりました。
自由に暮らしてきた容児にとって決まりの多い宮中生活は窮屈です。なんとか宮外へ帰ろうと考えます。そんな容児に目をつけたのが重華宮の料理長・寿喜でした。容児は寿喜が作った菓子に使われている材料を味だけで言い当てます。寿喜は容児に料理人としての素質があると気づきました。
同じころ、御前侍衛の李琪は宮中から消えた宝物の行方を調べていました。容児は侍衛の姿をした溥儀とも知り合います。相手が皇帝だとは知らないため、宮中生活への不満まで本人に話してしまいました。やがて容児は相手の正体を知り、自分が皇帝を利用して宮外へ逃げようとしていたことまで知られてしまいます。
 
  • 第1話 容児が紫禁城へ入る
    劉守貴が娘を宮女募集へ応募したため容児は紫禁城へ入り、料理長・寿喜から味覚の鋭さを認められます。

  • 第2話 眉毛酥が溥儀の食卓へ
    容児が作り直した眉毛酥を溥儀が気に入り李琪は宮中の宝物が外へ持ち出されている事件を調べます。

  • 第3話 容児と李琪が再会
    容児は青児の知人として李琪と再会。李琪は陸秋桐たちを調べながら、宝物盗難事件を追います。

  • 第4話 容児が溥儀本人に不満を話す
    容児は侍衛姿の溥儀を皇帝と知らないまま宮中への不満を話し、青児を守ったことで孫義仁にも目をつけられます。

  • 第5話 容児が溥儀の正体を知る
    容児は侍衛だと思っていた人物が溥儀だと知り宮外への逃亡も失敗します。

 

6~11話 寿喜から宮廷料理を学ぶ

容児は偶然『玉食精詮』という料理書を拾いました。この本は武天が宮中から盗み出したものでしたが容児は事情を知りません。寿喜のもとで料理を始めた容児は自分ならすぐに作れると思っていました。ところが包丁の扱いも下ごしらえも十分ではなく、食材を無駄にしてしまいます。寿喜は容児に料理を作らせず、最初から基本を覚えさせました。
その経験を経て容児は手元にある食材から別の料理を考えたり、食べる相手の体調に合わせたりするようになります。寿喜は容児が料理の形や豪華さだけを見ていないことを認め、掌勺に選びました。
しかし寿喜は容児が持っている『玉食精詮』を見て驚きます。それは宮中からなくなった本だったのです。

 

  • 第6話 容児が宮中に残る
    容児は武天が落とした『玉食精詮』を拾い、周囲に迷惑をかけた責任を感じて宮中に残ります。

  • 第7話 料理を基本から学び直す
    調理を急いで食材を無駄にした容児は、寿喜から包丁や下ごしらえを一から教わります。

  • 第8話 素蝦仁で窮地を救う
    容児は不足した材料を別の食材で補って素蝦仁を作り、重華宮の厨房で働く機会を得ました。

  • 第9話 容児が寿喜の助手になる
    容児は彩碧から宮廷料理を学う一方、宮中の馬まで不正に売られていることを知ります。

  • 第10話 太妃のために料理を作る
    容児は食欲を失った太妃に合わせて献立を考え、その料理を認められます。

  • 第11話 容児が掌勺になる
    寿喜は食べる人の体調まで考えた容児を掌勺に選びますが、容児が持つ『玉食精詮』が盗品だと気づきます。

 

12~20話 寿喜が亡くなり容児と李琪が犯人を追う

孫義仁は宝物盗難の罪を寿喜に負わせようと考えました。寿喜の部屋から宝物と『玉食精詮』が見つかるように仕込み寿喜を慎刑司へ送ります。容児は溥儀に料理を作り寿喜の助命を求めました。しかし救出が決まる前に寿喜は亡くなります。師匠を失った容児は李琪と一緒に、寿喜を陥れた人物を探し始めました。
しかし犯人たちも容児と李琪を放っておきません。容児は宝石泥棒にされ、さらに宮外へさらわれて妓楼へ売られました。李琪も犯人にされて牢へ入れられます。
そんな中、劉守貴が宮中から出た泔水桶の中から宝物を見つけました。宝物は食べ残しなどを運び出す桶に隠されていたのです。容児はこの方法を明らかにして李琪の疑いを晴らします。

 

  • 第12話 寿喜が盗人にされる
    孫義仁は寿喜の部屋へ宝物と『玉食精詮』を置き、寿喜を慎刑司へ送ります。

  • 第13話 寿喜が亡くなる
    容児が溥儀に助命を願いますが間に合わず、寿喜は慎刑司で亡くなりました。

  • 第14話 容児が料理勝負から外される
    容児の料理に細工が行われ、料理人を選ぶ勝負で敗れたと判定されます。

  • 第15話 容児が料理勝負に勝つ
    李琪が料理を入れ替えた証拠を見つけ、容児は再び参加して勝利。溥儀から『玉食精詮』を与えられます。

  • 第16話 容児が溥儀を薬膳で助ける
    宝石を盗んだ疑いで牢に入った容児は、体調を崩した溥儀を食材を使った薬膳で助けます。

  • 第17話 容児が宮外へさらわれる
    孫義仁の一味は容児をさらい、李琪を犯人に見せかけます。

  • 第18話 泔水桶から宝物が見つかる
    容児が妓楼へ売られる一方、劉守貴は宮中から出た泔水桶の中で宝物を見つけました。

  • 第19話 容児が李琪を救おうとする
    容児は泔水桶を手がかりに李琪の無実を明らかにしようとしますが、秦放が武天との戦いで命を落とします。

  • 第20話 李琪の無実が明らかになる
    容児は宝物が泔水桶で宮外へ運ばれていたことを明らかにし、李琪を救いました。

 

21~25話 建福宮が焼け孫義仁が捕まる

寿喜の事件が終わっても宝物盗難は続いていました。溥儀と李琪は建福宮から大量の宝物がなくなっていることに気づきます。事件を知っていた小徳子は手がかりを残しました。ところが孫義仁は自分たちの犯罪が明らかになる前に証拠をなくそうとします。容児は薬を飲まされて意識を失い、建福宮へ運び込まれました。孫義仁は容児と証拠をまとめて消すため建物へ火を放ちます。李琪は燃える建福宮へ入り、容児を助けました。追い詰められた孫義仁は李琪の母・李玉梅までさらいますが最後には捕まります。
これで事件が終わるように思われました。ところが孫義仁は何も話さないうちに裕得福に殺されます。孫義仁もまた裕得福に使われていたのでした。

 

  • 第21話 建福宮から手がかりが見つかる
    溥儀と李琪は建福宮の宝物を調べ、小徳子が残した手がかりから景仁宮へ目を向けます。

  • 第22話 孫義仁が建福宮へ火を放つ
    容児は薬で意識を失ったまま建福宮へ運ばれ、孫義仁は証拠と容児を消そうと建物を燃やします。

  • 第23話 李琪が容児を救う
    李琪は燃えている建福宮へ入り、倒れていた容児を助け出しました。

  • 第24話 孫義仁が捕まる
    李琪と容児は、さらわれた李玉梅を助けて孫義仁を捕らえます。

  • 第25話 裕得福が孫義仁を殺す
    孫義仁は罪を話す前に裕得福に殺され、裕得福は引き続き宮中から宝物を持ち出します。

 

26~30話 端康太妃が亡くなり溥儀が紫禁城を去る

容児は御薬房にある薬が不足していることに気づきました。薬を手に入れるため宮外へ出た容児は命を狙われますが、武天と李琪に助けられます。その後、端康太妃が亡くなりました。
容児が作った十全大補膏から大量の黄芩が見つかったため、今度は容児が太妃を死なせた犯人として疑われます。容児は栄恵太妃や重華宮の仲間を守るため、自分だけで罪を引き受けようとしました。李琪は処方箋を調べ、数字が後から書き換えられていることを見つけます。端康太妃は病気の悪化によって亡くなったと判断され、容児の疑いは晴れました。
しかし紫禁城そのものにも大きな変化が訪れます。国民軍が紫禁城を包囲し、溥儀は新しい清室優待条件を受け入れました。1924年、溥儀は長く暮らした紫禁城を去ることになります。
 
  • 第26話 容児が御薬房の不正に気づく
    宮中で薬が不足していると気づいた容児は宮外へ買いに行き、帰路で襲われます。

  • 第27話 端康太妃が亡くなる
    端康太妃が亡くなり、容児が作った十全大補膏に疑いが向けられます。

  • 第28話 容児が罪を引き受けようとする
    処方箋と薬が容児に不利な証拠となり、容児は周囲を守るため自分だけで責任を負おうとします。

  • 第29話 李琪が容児の無実を明らかにする
    李琪が処方箋の書き換えを見つけたことで容児の疑いは晴れますが、国民軍が紫禁城へ迫ります。

  • 第30話 溥儀が紫禁城を去る
    溥儀は紫禁城から退去し、李琪を臣下の立場から解放して「次は友人として会おう」と伝えます。

  •  

31~35話 裕得福が国宝を運び出し青児が亡くなる

溥儀が去った後も栄恵太妃と敬懿太妃は紫禁城に残りました。容児も寿喜との約束を守り、二人の食事を作るため宮中に残ります。一方、清室善後委員会が宮中の文物を調べ始めました。
裕得福にとってこの調査は困ります。隠していた宝物が見つかる可能性があるからです。裕得福は端康太妃の葬列を利用して宝物を棺や荷物に紛れ込ませて宮外へ運びました。さらに裕得福は青児を利用します。青児は薬物を与えられ裕得福に逆らいにくい状態になっていました。裕得福は青児に容児を毒殺させようとします。しかし青児は親しくしてきた容児に毒入りの粥を食べさせることができません。青児は自分でその粥を食べて命を落としてしまいます。

 

  • 第31話 容児が太妃たちと宮中に残る
    容児は栄恵太妃と敬懿太妃の料理を作るため紫禁城に残り、裕得福は青児を使って彼女を見張ります。

  • 第32話 容児と李琪が閉じ込められる
    重華宮へ入った二人は裕得福の手下に閉じ込められますが、彩碧に助けられます。

  • 第33話 裕得福が葬列で宝物を運ぶ
    容児と李琪は地下道で宝物を見つけますが、裕得福は端康太妃の葬列を利用して宝物を宮外へ運びました。

  • 第34話 裕得福が容児を狙う
    容児が罪を追い続けるため、裕得福は青児や劉守貴の借金を利用して彼女を追い込みます。

  • 第35話 青児が毒入りの粥を食べる
    青児は容児を毒殺するよう命じられますが実行できず、自分で毒入りの粥を食べて亡くなります。

 

36~40話 容児が劉氏小館を開き国宝を取り戻す

紫禁城を出た容児は自分の料理店を持つことになりました。李琪は自宅を売り劉家の借金返済と店の開店を助けます。こうして「劉氏小館」が誕生しました。
宮廷で太妃や溥儀のために料理していた容児が今度は町の人々へ料理を出すようになったのです。ところが李泰豊たちの妨害によって店の評判が悪くなります。容児は料理評論家の薛衍生に改めて料理を食べてもらい、宮廷で身につけた腕を認めさせました。その一方で、裕得福は宮中から運び出した宝物を外国商人へ売ろうとしていました。武天は裕得福を裏切って宝物を奪います。裕得福が容児へ銃を向けると、武天は容児をかばって撃たれました。李琪たちは宝物を載せた列車を食い止め、裕得福と外国商人は捕まります。事件から三か月後、容児と李琪は結ばれたのでした。

 

  • 第36話 容児が劉氏小館を開く
    李琪の助けを受けた容児は料理店「劉氏小館」を開き、宮廷の外で料理人として暮らし始めます。

  • 第37話 劉氏小館の評判が悪くなる
    容児の留守中に家族が客へ料理を出して失敗し、新聞に偽物の宮廷料理店と書かれます。

  • 第38話 容児が料理人として認められる
    容児は口蘑肥鴨を作り、料理評論家の薛衍生から認められ、劉氏小館にも客が戻ります。

  • 第39話 容児が毒物混入の犯人にされる
    李泰豊の手下が料理へ毒を入れますが、李琪が真犯人を捕らえます。一方、武天は裕得福の宝物を奪いました。

  • 第40話 武天が亡くなり国宝を取り戻す
    武天は容児を銃弾から守って亡くなります。李琪たちは宝物を載せた列車を食い止め、裕得福たちを捕らえました。三か月後、容児と李琪は結婚します。

 

溥儀の料理番の登場人物と関係

劉容児

主人公。料理屋の娘。

父・劉守貴が勝手に宮女募集へ応募したため紫禁城へ入りました。最初は宮外へ帰ろうとしていましたが、料理長・寿喜から味覚の鋭さを認められ、宮廷料理を学びます。寿喜が盗人にされて亡くなった後は李琪とともに犯人を追いました。紫禁城を出た後は「劉氏小館」を開き、自分の料理を一般の人々へ出すようになります。

 

李琪

溥儀に仕える御前侍衛。

宮中から宝物が持ち出されていることに気づき事件を調べていました。容児とは捜査を通じて何度も助け合います。溥儀が紫禁城を去った際には臣下の立場から解放されました。その後は警察署で働き、最終回後に容児と結婚します。

 

愛新覚羅 溥儀

清朝最後の皇帝。

清朝滅亡後も清室優待条件によって紫禁城の内廷に暮らし、旧清朝の人々から皇帝として扱われています。容児の料理を何度も食べその腕を認めました。

第30話で紫禁城を退去します。

 

寿喜

重華宮の料理長、容児の師匠。

容児の味覚と料理への考え方を認め包丁の扱いや食材の扱いから教えます。孫義仁によって宝物盗難の犯人にされ、慎刑司で亡くなりました。寿喜の死が容児が盗難事件の真相を追う大きな理由になります。

 

栄恵太妃

紫禁城で暮らす太妃。

容児の料理を認め彼女を信頼するようになります。溥儀が紫禁城を去った後も敬懿太妃と宮中に残りました。容児も寿喜との約束を守るため二人の食事を作り続けます。

 

青児

容児と親しくなる宮女。裕得福に薬物を与えられ、その命令に従わされるようになります。最後には容児を毒殺するよう命じられますが、容児に毒を食べさせることができません。自ら毒入りの粥を食べて亡くなりました。

 

孫義仁

宮中で大きな力を持つ太監。宝物を宮外へ運ぶ犯罪に関わり、寿喜や容児、李琪を何度も陥れます。建福宮へ火を放つ事件まで起こしますが、李琪たちに捕まりました。その後、罪を話す前に裕得福から殺されます。

 

裕得福

宝物盗難事件の中心人物。孫義仁や李泰豊らを使って宮中の宝物を持ち出し、外国商人へ売ろうとします。溥儀が紫禁城を去った後も宝物を運び続けますが、最終回で李琪たちに計画を阻まれました。

 

武天

裕得福のもとで働く武芸者。初めは容児たちと敵対しますが、容児への思いを持つようになり、何度もひそかに助けています。最終回では裕得福に逆らって宝物を奪い、容児を銃弾から守って亡くなりました。

 

『溥儀の料理番』は実話?ドラマと歴史の違い

溥儀が退位後も紫禁城に住んでいたのは史実

1912年2月12日、宣統帝・溥儀の退位によって清朝は終わりました。しかし清室優待条件によって、溥儀は紫禁城の内廷に住み続けることが認められています。

皇帝として中国を統治する権力は失いましたが、宮中では皇帝の尊号が使われ、旧清朝の人々が溥儀に仕える生活が続きました。

そのためドラマに描かれる中華民国なのに紫禁城には皇帝が暮らしているという状態は史実通りです。

でも劉容児や李琪、寿喜たちを中心とする物語はドラマ用に作られたものです。

 

1923年の建福宮火災は史実

建福宮花園では1923年6月27日に大きな火災が発生しました。

敬勝斎、静怡軒、延春閣などが焼け、建物に保管されていた多くの書画や古物も失われています。

当時の紫禁城では文物の管理をめぐる問題も起きていました。

ドラマは、こうした時代を背景にして「孫義仁たちが宝物を盗み、証拠をなくすため建福宮へ火を放った」という事件を作っています。

孫義仁が容児を建福宮へ閉じ込めて放火したという部分は脚色です。

1924年の溥儀の紫禁城退去も史実

1924年11月5日、溥儀は紫禁城を退去しました。北京政変によって政権を握った馮玉祥側が清室優待条件を改め、溥儀に宮中から出るよう求めたためです。

ドラマ第29話から第30話では国民軍が迫り、溥儀が新しい条件を受け入れて紫禁城から去る場面が描かれます。ここは史実通りです。

その後、1924年11月7日には清室善後委員会の設置が命じられました。委員会は紫禁城に残された文物や財産を調べています。第31話以降で清室善後委員会が文物を確認する設定も、この出来事をもとにしています。

容児が太妃たちと宮中に残る話や裕得福が葬列を使って宝物を運ぶ事件はドラマ独自の物語です。

 

『溥儀の料理番』原題と意味は?

原題は『末代厨娘』

中国での原題は『末代厨娘』。「末代」は、ある王朝や時代の最後の時期という意味で使われます。「厨娘」は料理をする女性を表す言葉です。

そのため作品名は清朝皇室が紫禁城で暮らした最後の時代に料理をする女性、という内容につながっています。

主人公・劉容児は溥儀や太妃たちの料理を作りました。やがて溥儀は紫禁城を去り、容児自身も宮廷の外で「劉氏小館」を開きました。

皇帝や太妃のために料理を作っていた容児が最後には町の人々へ料理を出すようになります。紫禁城に残っていた旧清朝の宮廷生活が終わり、容児も宮廷料理人から町の料理人へ変わっていく物語なんですね。

 

宮廷劇
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この記事を書いた人

歴史ドラマブロガー・フミヤ

著者 自画像

2017年から歴史や時代劇の記事を書いてきました。このサイトでは、中国ドラマのあらすじや登場人物、見どころを分かりやすく紹介しています。今後も独自の記事を増やしていきます。

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