霍宗燿と褚広廈の死から26年前の海崖で起きた住民殺害が明らかになり、さらに風清濁が毒絶谷の小白龍だったことまで判明します。霍黛蓉が見つけた23年前の送金記録から褚広廈を訪ねた直後、その褚広廈が霍宗燿と同じ幻覚剤で死亡。犯人の青桜は海崖の孤児で、夜煞の命令を受けて復讐していたと告白しました。
ところが青桜は夜煞の正体を語らないまま自害。
さらに蕭北冥が倒れ、助けるためには風清濁が長年避けていた老臭虫の火蝉が必要になるのでした。
定風波 13~15話の内容
霍黛蓉が23年前から広廈山荘より霍府へ送金されていた事実を知り、褚広廈を訪ねますが、褚広廈は霍宗燿と同じ幻覚剤によって死亡します。
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青桜が霍宗燿と褚広廈を殺したと告白し、26年前に参風甲が海崖の住民を殺害したこと、さらに自分が夜煞の命令を受けていたことを明かして自害します。
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蕭北冥を救う火蝉をめぐって老臭虫と対決し、風清濁が毒絶谷の小白龍だったことや、師匠・無双老人の死にまだ別の事情がある可能性が判明します。
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この記事にはネタバレがあります。
定風波 13話 23年前の送金と広廈山荘
風清濁と老臭虫
風清濁の治療によって鍾雪漫の目は回復しました。当然、鍾雪漫は鬼市で毒粉を投げてきた老人について風清濁に尋ねます。ところが風清濁は「知らない」と返答。
でも蕭北冥はごまかせませんでした。
二人だけになると風清濁は老人が毒絶谷の老臭虫だと告白します。老臭虫は陰陽冊を奪うため、風清濁の師匠を殺した人物でした。さらに霍宗燿の事件で使われた幻覚剤にも関係している可能性があります。
ここまで出てきたら、老臭虫は今回だけの通りすがりではなさそうですね。むしろ問題なのは、そんな人物が近くにいるのに風清濁が黙っていることです。鍾雪漫がもう一度襲われたらどうするのでしょうか。
霍黛蓉と23年前の送金
一方、霍黛蓉は霍府の帳簿を調べていて、奇妙な記録を見つけます。
霍府とは取引のない広廈山荘から長年にわたって金が送られていたのです。しかも最初の送金は23年前。霍黛蓉が霍府へやって来た年と一致します。
さらに広廈山荘の主・褚広廈(ちょ・こうか)は霍宗燿の元親兵。これでは自分の出生と関係があるのでは、と考えるのも当然でしょう。
霍黛蓉は鍾雪漫に協力を頼み、蕭北冥たちも広廈山荘へ向かいます。
霍宗燿はもう死亡していますから、本人に聞くことはできません。となると23年前の事情を知っている褚広廈から話を聞くしかありません。
褚広廈を襲った幻覚
広廈山荘では褚広廈が青台山から手に入れた仙丹を客たちに披露していました。そして褚広廈はその仙丹を大勢の前で自分から飲みます。
こういうドラマで怪しい仙丹が出てきたら、だいたいろくなことになりません。案の定、褚広廈は突然おかしくなり、目から血を流して転落死しました。
風清濁が遺体を調べると霍宗燿と同じ幻覚剤による中毒だと判明します。
ここまで同じ薬が続けば偶然とは思えません。霍宗燿の死と褚広廈の死には、同じ人物か組織が関わっている可能性がかなり高そうです。
しかも霍黛蓉が自分の出生を調べようとした直後に23年前の事情を知っていそうな褚広廈が死亡しています。タイミングが良すぎます。
蕭北冥たちは仙丹の出所を調べるため青台山へ行き、薬を運んだ小九から事情を聞きました。小九は徒歩で運んだと説明します。ところが蕭北冥は身体に残った痕跡から実際には馬を使っていたと見抜きます。
徒歩か馬かなんてどうでもよさそうですが、わざわざ嘘をつくから怪しくなります。仙丹は青台山を出てから褚広廈の手に渡るまでの間に誰かの手によって細工されたのでしょうか。
定風波 14話 青桜が明かした26年前の真相
仙丹を入れ替えた宝盒
小九が仙丹を運ぶ途中で馬を使った理由は、途中で肉を食べて時間が遅くなったからでした。
前回あれだけ怪しそうに見せておいて、ただの食事です。しかも鍾雪漫が飯荘で確認すると、怪しい人物と会った事実もありませんでした。
では毒入りの仙丹はどこで仕込まれたのか?
蕭北冥が褚広廈の宝盒を調べると、ようやく仕掛けが見つかります。ところが今度は霍黛蓉が疑われることになります。
仙丹を入れ替えた宝盒
小九は仙丹を運ぶ途中で飯荘で肉を食べていました。そこで予定より遅くなり、急ぐために馬を使っただけでした。
身体に馬に乗った痕跡があるのに「歩いて運んだ」と言ったのは確かに怪しい。でも理由を聞いてみれば、事件とは関係ありません。
だったら最初からそう言えばいいのに。変に隠すから殺人事件の容疑者みたいな扱いを受けることになります。
鍾雪漫が飯荘で調べても、小九が誰かと接触した事実は確認できませんでした。そこで蕭北冥は広廈山荘へ戻り、褚広廈が仙丹を入れていた宝盒を調べます。
すると箱の内部に仕掛けがありました。箱を動かすと、中に隠してあった別の丹薬が出てくる仕掛けです。犯人はあらかじめ宝盒の中へ毒入りの丹薬を仕込み、褚広廈が飲むときに本物と入れ替わるようにしていました。ずいぶん手の込んだ方法です。
毒を盛るだけなら他にも方法はありそうですが、大勢の客の前で「仙丹を飲んで死んだ」と見せたかったのでしょうか。それとも青台山の仙丹そのものに疑いを向けたかったのか。
ともかく小九を調べ続けていたら、いくら時間を使っても犯人にはたどり着けませんでした。
霍黛蓉への疑い
蕭北冥たちは宝盒を作った店を調べます。本来なら完成した箱は店から青台山へ直接届けられる予定でした。ところが途中で別の人物が受け取っていたことが判明します。
つまり、その人物なら毒入りの丹薬を仕込めます。
そこで蕭北冥が疑ったのが霍黛蓉でした。霍黛蓉は青台山へ通っていた。さらに宝盒から霍黛蓉と同じ香りがします。
もちろん蕭北冥も、それだけで霍黛蓉を捕らえたわけではありません。ただ本人を呼び出して確かめると、霍黛蓉は霍宗燿の喪中なので白粉を使っていませんでした。
でも侍女の青桜も同じ香りをまとっていました。
青桜が明かした海崖
鍾雪漫が青桜を捕らえると、彼女は自分が海崖の孤児だと認めました。しかも霍黛蓉に助けられて侍女になったのは計画の一部でした。偶然助けられたのではなく、最初から霍家へ入り込むつもりだったのです。そんなに前から準備していたとは。
青桜は馮氏を利用して霍宗燿を殺し、褚広廈を殺すため宝盒にも細工していました。
理由は26年前の海崖にあります。当時、参風甲が海崖へ派遣されて住民を殺害。その中に霍宗燿と褚広廈も加わっていたというのです。青桜にとって二人は家族や故郷の人々を殺した仇でした。
しかも青桜は夜煞の命令だったと明かします。
ところが青桜は童双の刀を奪い、自ら命を絶ってしまいます。
これだけ重大なことを知っている人物を目の前で死なせてしまうとは…
霍宗燿と褚広廈の殺害方法まで話したのに、夜煞についてはほとんど分からないままです。しかも26年前の海崖で何があったのか、誰が命令したのか、霍宗燿たちはなぜ住民を殺したのかもまだ分かりません。
定風波 15話 風清濁は毒絶谷の小白龍
父・鍾雲赤への疑い
青桜の話によって、26年前の海崖で住民を殺した参風甲の存在が明らかになりました。
すると鍾雪漫は、父・鍾雲赤も参風甲だったのではないかと疑い始めます。
海崖を調べるほど、主要人物の家族や過去が次々と関係してきます。しかも参風甲の記録は消されているため、誰が参加していたのか簡単には確認できません。鍾雪漫は海崖について暗偵営へ報告せず、自分たちで調べることにしました。
そんな中、今度は蕭北冥が突然吐血して倒れます。
事件を調べている場合ではなくなりました。
蕭北冥を救う火蝉
風清濁が蕭北冥を診察すると、助けるためには火蝉が必要だと分かります。しかも火蝉を持っている可能性があるのは、よりによって老臭虫です。鍾雪漫は老臭虫を探し出して火蝉を渡すよう要求します。しかし老臭虫も簡単には渡しません。
交換条件として要求したのが小白龍でした。
薬一つで人間一人を要求ですか。
さらに老臭虫は小白龍の正体が風清濁だと明かします。
風清濁の告白
風清濁は鍾雪漫に自分が毒絶谷の小白龍だと認めます。
鍾雪漫はすでに老臭虫から小白龍が谷主を殺して陰陽冊を奪ったと聞いていました。でも鍾雪漫は老臭虫の話を信用していませんでした。
毒を使って人を襲い、火蝉との交換に人間を要求する老臭虫です。あいつが悪人なんだと言われても、そのまま信じる方が難しいでしょう。
風清濁と鍾雪漫は老臭虫を捕らえるために罠を仕掛けます。風清濁が眠ったふりをして老臭虫を誘い出し、霍黛蓉も加わって捕縛に成功しました。
老臭虫は毒の達人なのに罠には意外と簡単にかかります。もっと用心深い人物かと思っていました。
陰陽冊と無双老人
しかし老臭虫によると火蝉を薬として使えるようにできるのは自分だけ。
今度は陰陽冊を要求します。風清濁は陰陽冊の半分だけを渡して蕭北冥を助けたあとに残りを渡すと約束します。老臭虫が作った薬を使うと、蕭北冥は無事に意識を取り戻しました。
でも風清濁には老臭虫に聞かなければならないことがありました。
師匠・無双老人をなぜ殺したのか。
老臭虫は無双老人に冰心草を使ったと認めます。
ところが、冰心草なら風清濁にも解毒できます。それなら、なぜ無双老人は死んだのでしょうか?
風清濁が間に合わなかったのでしょうか。それとも老臭虫が話していないことがあるのか。あるいは無双老人の死そのものに、別の人物が関わっているのか。
師匠を殺した仇として老臭虫を恨んできた風清濁ですが、どうやら話はそれほど簡単ではなさそうです。
主な登場人物と結果
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蕭北冥:事件を調べる中心人物。褚広廈の宝盒から丹薬を入れ替える仕掛けを発見しますが、自身が吐血して倒れ、老臭虫の火蝉によって助けられました。
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鍾雪漫:蕭北冥とともに事件を調べる女性。青桜の告白から26年前の海崖事件を知り、父・鍾雲赤も参風甲だったのではないかと疑います。
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風清濁:医術と毒に詳しい人物。正体は毒絶谷の小白龍。老臭虫との因縁が明らかになり、師匠・無双老人の死についても疑問を持ち始めます。
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霍黛蓉:霍宗燿の娘として育った女性。23年前から霍府へ送られていた金を発見し、自分の出生と広廈山荘の関係を疑います。
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青桜:霍黛蓉の侍女。海崖の孤児で、霍家へ入り込んだのも復讐のためでした。霍宗燿と褚広廈の殺害を認め、夜煞の命令だったと告白したあと自害します。
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老臭虫:毒絶谷の人物。風清濁の師匠を死なせた人物として恨まれていましたが、無双老人の死について風清濁が知らなかった事実を語ります。
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