PR

月に咲く花の如く あらすじ ネタバレ 全74話まとめ

中国ドラマ「月に咲く花の如く」全74話のあらすじと感想を紹介しています。周瑩が流れ者の娘から呉家東院の女主人になり、清朝末期を代表する豪商へ成長していく物語です。

全74話版について

この記事では中国で放送された全74話版をもとに紹介しています。視聴している番組によっては話数と内容が一致しない場合があります。ご注意ください。

 

スポンサーリンク

月に咲く花の如くはどんな話?

ヒロイン・周瑩が大商人になるドラマ

『月に咲く花の如く』は貧しい生活をしていた周瑩が商家に入って、やがて大商人となっていくドラマです。

周瑩は呉家東院で商売の才能を認められ、呉聘と結婚して呉家の一員になりました。ところが夫の呉聘、義父の呉蔚文を相次いで失い、呉家東院も事件によって財産や取引先を失ってしまいます。

そこで周瑩は衰えた呉家東院の再建を引き受けることになります。綿花や綿布、洋布、茶などを扱ってそれまでの商家のやり方にこだわらず、新しい商品や売り方を取り入れて事業を広げていきます。沈家や胡家とは商売をめぐって争うこともあれば、同じ商人として協力することもあります。

さらに杜明礼や載漪らの役人たち関わり、商家の争いに役人や皇族の事情まで入り込んできます。

後半になると洋務運動や戊戌変法、義和団事件などが起こり、商人たちも清朝末期の政治や世の中の混乱に巻き込まれていきます。

沈星移との関係にも注目

周瑩が結婚するのは呉聘ですが。彼女の人生に長く関わるのが沈星移です。最初の沈星移は、周瑩を自分の側女にする強引な男でしたが、やがて周瑩を一人の商人として認めて互いに助け合う関係になりました。さらに沈星移は清朝の政治を変えようとする活動にも関わるようになって、二人の関係は恋愛よりも、お互いがそれぞれの生き方を目指すように変わっていきます。

混乱した清朝末期を生きる商人たちのドラマ

前半は周瑩が呉家東院で商売を覚え、家業を立て直していく商業ドラマが中心ですが。後半になると清朝末期の政治や社会情勢が周瑩や沈星移たちの人生にも関わってきます。

『月に咲く花の如く』は一人の女性商人の成功だけでなく、清朝末期の混乱した世の中で商人たちがどのように生きていくのが描かれたドラマといえます。

 

スポンサーリンク

月に咲く花の如く 全74話あらすじ・ネタバレ一覧

1~3話 周瑩が呉家東院へ

養父の周老四と大道芸や詐欺で暮らしていた周瑩は、呉家東院の若旦那・呉聘と出会います。その後、沈家の侍女になりますが沈星移から逃げ出し、呉家東院へ。下働きをしながら学徒房の授業を盗み聞きし、商売への興味と才能を見せ始めます。

1話・2話・3話の詳しいあらすじはこちら

4~6話 呉聘の危機と突然の婚礼

朝廷へ納める薬材をめぐって呉家東院に疑いがかかり、沈月生が遺体で発見されます。さらに呉聘も襲撃されて意識不明に。呉聘を助けたい周瑩は屋敷に残って看病し、許嫁の胡咏梅が来られなくなった婚礼では、自ら花嫁となって輿に乗ります。

4話・5話・6話の詳しいあらすじはこちら

7~9話 若奥様になった周瑩

呉聘が目覚めたことで周瑩は正式な若奥様として扱われますが、堅苦しい礼儀にはなじめません。一方、沈家には杜明礼が接近し、呉聘は三原質店の不正を調査。街へ出た周瑩は英国人神父ジョゼフと出会い、呉聘を助けるため西洋の薬を手に入れます。

7話・8話・9話の詳しいあらすじはこちら

10~12話 本当の夫婦になる二人

周瑩の持ち帰った薬で呉聘は回復し、彼女が自由に暮らせるように取り計らいます。被災民への炊き出しでは呉聘と沈星移が張り合い、沈星移も周瑩が呉聘の妻だと知りました。様々な騒動を経て、呉聘と周瑩は互いの愛情を確かめ本当の夫婦になります。

10話・11話・12話の詳しいあらすじはこちら

13~15話 商売への参加と呉聘の急死

周老四が呉家東院を訪れ、沈星移は彼を利用して周瑩を取り戻そうとします。一方、商才を認められた周瑩は六椽庁の朝会に出席。呉聘も沈月生殺害事件を調べ、杜明礼への疑いを深めますが、帰宅後に突然倒れ、そのまま亡くなってしまいます。

13話・14話・15話の詳しいあらすじはこちら

16~18話 呉家東院を襲う悲劇

呉聘の死に周瑩は深く悲しみますが、妊娠していることが判明します。しかし軍需品をめぐる陰謀は呉家東院にも及び、呉蔚文は周瑩を屋敷から追い出しました。その直後、官兵が呉家東院へ乗り込み、財産は没収され、呉蔚文も捕らえられます。

19~21話 呉家再建と周瑩への濡れ衣

呉蔚文の死を知った周瑩は呉家東院へ戻り、彼から託された大当主の印を受け継ぎます。三原質店を取り戻して再建を始めますが、王世均との密通と呉聘殺害の濡れ衣を着せられました。流産した周瑩は呉家一族の裁きによって池へ沈められてしまいます。

22~24話 生還した周瑩が再び商売へ

沈星移に助けられた周瑩は一命を取り留め、死んだと思われていた呉家東院へ帰還します。罠を仕掛けた者たちの罪が明らかとなり、周瑩の潔白も証明されました。再び呉家を立て直そうとする周瑩はケシ栽培に目をつけますが、趙白石はその禁止に動きます。

25~27話 三原質店の真相と綿花商売

孫番頭の告白によって三原質店の横領が明らかになり、柳婉児には呉聘毒殺の疑いまで浮上します。一方、沈家では薬材偽造が続き、沈星移は父に杜明礼との絶縁を求めました。周瑩はアヘンの害を知ってケシを焼き払い、新しく綿花商売を始めます。

28~30話 呉氏布業の誕生

胡志存は呉家を裏切った罪悪感と杜明礼の脅迫に耐えられず命を絶ち、胡咏梅は周瑩への恨みを募らせます。周瑩は綿花取引で利益を上げ、西院・中院と共同で呉氏布業を設立。しかし事業が始まった直後、周瑩を狙った誘拐事件が発生します。

31~33話 綿布不振と迪化への旅

胡咏梅が開いた古月洋布店の洋布に客を奪われ、呉氏布業と沈家の綿布は売れなくなります。周瑩は洋布がまだ普及していない迪化で売ることを決意し、沈星移も同行。ところが旅の途中で盗賊団・三寿幇に捕らえられ、多額の身代金を要求されます。

34~36話 救出と迪化での商売

沈星移は死を覚悟して周瑩への愛を告白し、趙白石も二人を救うため三寿幇へ向かいます。無事に救出された周瑩と沈星移は迪化への旅を再開しますが、周瑩は呉聘襲撃への疑いを沈星移に向けるように。迪化では偽商人による詐欺事件にも巻き込まれます。

37~39話 洋布生産への挑戦

迪化で大商人・図爾丹との取引を成功させた周瑩は、沈星移から改めて思いを告げられます。帰宅後は西洋式工場に注目し、自分たちでも洋布を作ろうと考えました。趙白石も織布局の設立を進めますが、杜明礼は載漪の命令を受けて妨害を始めます。

40~42話 織布局と図爾丹の求婚

織布局への出資を望む周瑩は呉家一族の反対に遭い、大当主の地位まで失います。そんな中、迪化から来た図爾丹が大金を持参して周瑩に求婚。周瑩は資金のため結婚することも考えますが、愛していない相手との結婚を断り、その決断が思わぬ好転を招きます。

43~45話 再婚しない誓いと打ち壊し

周瑩は呉家の大当主へ戻る条件として、生涯再婚しないと誓います。その後、織布局が開業しますが、杜明礼に扇動された職人たちが押し寄せ機械を破壊。沈星移は周瑩を守って大怪我を負い、回復すると沈家の反対を承知で周瑩に正式な求婚をします。

46~48話 織布局再建と民富洋布

周瑩は打ち壊された織布局を再建するため、使用人たちにも株を売って資金を集め、失業した職人も工員として雇います。上海へ向かった沈星移とは離ればなれになりますが、新しい織布局は無事に操業開始。完成した洋布は「民富洋布」と名づけられました。

49~51話 胡咏梅との決着

胡咏梅の策略で民富洋布は販売不振になりますが、周瑩の策によって客を取り戻します。一方、周老四が呉家の信用を利用して詐欺をしていたことも発覚。やがて胡咏梅は、周瑩を殺すために用意した毒入りナツメ餅を呉聘が食べたことを知り、悲劇の真相が判明します。

52~54話 沈星移との別れと沈家への復讐

上海を訪れた周瑩は沈星移と再会し、二人は互いへの思いを確かめます。しかし呉家東院を陥れた事件に沈四海が関わっていた事実が判明。沈星移は父に失望して沈家を出ます。一方の周瑩は沈家への復讐を宣言し、商売で顧客を奪い始めます。

55~57話 商売の復活と政治の圧力

水に浸かった茶葉を金花茯茶として売り出した周瑩は、呉家東院の商売を再び盛り返します。一方、味経書院に入った沈星移は変法思想に関心を深めました。織布局をめぐる政治的な圧力も強まり、載漪の策略によって趙白石は収賄の濡れ衣を着せられ失脚します。

58~60話 周瑩と沈星移の投獄

周瑩は横領の罪を着せられて逮捕され、織布局の株を手放して罪を認めれば助けると迫られます。しかし釈放直前に載漪が介入。周瑩を救おうとした沈星移まで捕らえられました。趙白石は事態の責任を感じ、周瑩を救うため載漪との直接交渉に動きます。

61~63話 沈星移の死と新しい家族

釈放された周瑩は沈星移が死んだと知らされ、商売への意欲まで失ってしまいます。そんな周瑩を立ち直らせようと、呉家では養子を迎えることに。周瑩は周囲の予想とは違う懐先を選びますが、懐先は新しい暮らしに反発し、呉家東院から逃げ出してしまいます。

64~66話 沈星移との再会と戊戌の変法

懐先との間に親子のような関係が生まれ、周瑩は再び商売に取り組みます。光緒帝のもとで戊戌の変法が始まると、正宜学堂を訪れた周瑩は死んだはずの沈星移と再会。しかし彼は康卓文と名乗って改革運動に関わっており、周瑩の告白も拒絶します。

67~69話 変法の失敗と沈家の破産

戊戌の変法が失敗し、呉沢は追われる身となります。周瑩たちは呉家一族で彼を逃がす一方、商売では長年の敵だった沈家への復讐を進めました。銭荘・日昌和では取り付け騒ぎが起こり沈家は破産。沈星移は父を救うため、周瑩のもとへ助けを求めに来ます。

70~71話 杜明礼との決着

周瑩と趙白石の反撃によって杜明礼は追い詰められ、呉聘を死なせた事件にも彼が関わっていたことが明らかになります。沈月生殺害の実行犯も判明し、沈四海は自らの過ちを認めて載漪の不正を告発。趙白石も長年暗躍してきた杜明礼との決着をつけます。

72~73話 女子学堂と西太后の来訪

復讐を終えた周瑩と沈星移は愛し合いながらも別々の道を選び、周瑩は女子学堂の設立に力を注ぎます。趙白石からの縁談は断り、女子学堂を開校。やがて義和団の乱によって北京を離れた西太后と光緒帝が西安へ向かい、呉家東院にも滞在します。

74話 愛を貫いて

載漪の不正を示す帳簿が光緒帝へ渡り、長く続いた陰謀にも決着がつきます。しかし沈星移は革命のため西太后と光緒帝の暗殺を計画し、呉沢も西太后を狙って呉家東院へ潜入。二人の企てを知った周瑩は、大切な人々を前に最後の選択をすることになります。

 

月に咲く花の如くの主要人物

「月に咲く花の如く」にはたくさんの人物が登場しますが、まずは周瑩と彼女の周囲にいる呉家、沈家、胡家の人たちを覚えておきましょう。そこに県令の趙白石や杜明礼が加わって商売上の競争や様々な事件が起きていきます。

 

周瑩(しゅう・えい)

演:孫儷(スン・リー)

主人公。養父の周老四に育てられ、大道芸や詐欺をしながら各地を渡り歩いていました。涇陽では沈家の侍女になりますが逃げ出し、呉家東院へ入ります。その後、呉聘と結婚しました。

学徒房で商売を学び、呉聘や呉蔚文から能力を認められます。とくに優れているのが金勘定や商品の売り方を考えること。客が何を欲しがるのかを考え、新しい商品や商売を見つけるのも得意です。呉家東院が没落すると、自分で商売を始めて再建を目指します。

ドラマの周瑩にはモデルになった実在人物がいます。

周瑩は実在した?史実から見る生涯と西太后との関係
メタディスクリプション周瑩は清朝末期に実在した女性商人です。夫の死後に呉家を再興し、慈善活動や西太后への献金でも知られた生涯を史実をもとに紹介します。

 

呉聘(ご・へい)

演:何潤東(ピーター・ホー)

呉家東院の跡取り、呉蔚文と鄭氏の息子。周瑩の行儀の悪さに振り回されていますが、彼女が商売に向いていることには早くから気づいていました。やがて周瑩と結婚。

三原質店の不正を調べたときには、周瑩に店を任せるよう父に提案。第14話では六椽庁の朝会へ参加するきっかけも作りました。ところが彼には悲劇が待っていました。

 

沈星移(しん・せいい)

演:陳暁(チェン・シャオ)

沈家の次男。序盤は遊び好きで家の商売にもあまり興味を持っていません。周瑩が沈家の侍女になったことで知り合い彼女が逃げた後も追っかけ続けます。

兄・沈月生の死によって跡取りになると、少しずつ商売を学び始めました。周瑩とは商売で競争することもあります。道楽者だった沈星移が商人になって、政治へ関わっていくところも見どころの一つですね。

 

呉蔚文(ご・いぶん)

演:張晨光(チャン・ツェングアン)

呉家東院の当主、呉聘の父。呉家全体をまとめる立場。周瑩の礼儀知らずな言動には頭を悩ませますが、商売の能力は高く評価していました。

軍需品事件が起きると呉家が何者かに狙われていることに気づきますが、事件の責任を負わされることになります。

 

趙白石(ちょう・はくせき)

演:任重(レン・ジョン)

涇陽の県令。呉家や沈家に関係する事件を調べます。規則や儒教の教えを大切にする人物なので常識に縛られない周瑩とは意見が合わないことも多いです。

ところが周瑩がが人を助ける姿を見るうちに評価が変わっていき、後半では織布局の設立にも関わり周瑩をサポートします。

 

胡咏梅(こ・えいばい)

演:胡杏児(ミョーリー・ウー)

胡志存の娘。呉聘の幼なじみ。以前から呉聘との結婚を望んでいました。しかし結婚は実現しませんでした。

父の死などもあって周瑩への恨みを強め、古月洋布店を開いて洋布の販売でも周瑩と競争する商人になります。

 

杜明礼(と・めいれい)

演:俞灝明(ユー・ハオミン)

隆升和の主人。沈家や呉家に近づきますが、実際には載漪の命令を受けて動いています。沈四海を利用して呉家東院を陥れようとします。劇中で起きる事件は、かなりの割合でこの人物に関わっています。その一方で胡咏梅には個人的な思いを持っていました。

 

周老四(しゅうろうし)

演:劉佩琦(リウ・ベイチー)

周瑩の養父。周瑩を連れて各地を渡り歩き大道芸や詐欺、賭博などで暮らしていました。金のために周瑩を奉公へ出してしまうこともあり、父親としてどうなんだ?と思うところもあります。

それでも周瑩との親子の結びつきは強く、周瑩も周老四を大切にしています。周瑩の考え方や価値観に周老四との暮らしがかなり影響しているのでしょう。

 

沈四海(しん・しかい)

演:謝君豪(ツエー・クワンホワ)

沈家の当主。沈月生と沈星移の父。長男の沈月生が呉家東院の倉庫で殺されたため呉家への恨みを強め、杜明礼と協力して東院を陥れようとします。

ところが沈家も杜明礼の思惑に巻き込まれて、沈家の商売にも問題を抱えることになります。

 

周瑩は実在した?

「月に咲く花の如く」の周瑩にはモデルになった実在の女性がいます。史料では主に呉周氏と呼ばれ、陝西省涇陽県の安呉堡にあった呉家東院の女性です。「安呉寡婦」と呼ばれることもありました。

夫は呉聘です。呉聘が若くして亡くなり息子もいなかったので周瑩が呉家東院の家業に関わるようになりました。

実際の呉家はかなり大きな商家で塩を中心に各地で商売をしていました。周瑩の時代には湖北や四川、甘粛などにも商売を広げていたとされています。

史実の呉周氏は夫を亡くした後に呉家の商売を支え、財産を築きました。また学校や災害救済などに多額の金を出した記録も残っています。

1900年に義和団の乱が起こると西太后と光緒帝は北京から西安へ避難しました。このとき呉周氏はは朝廷に多額の資金を提供しています。

ドラマ終盤で周瑩と西太后が関わるのは、こうした史実をもとにしたのでしょう。

ただし。流れ者だった女性が偶然呉家に入り学徒房で商売を覚えたこと。周老四と大道芸をしていたことや沈星移との恋愛はドラマの創作です。

載漪、西太后、光緒帝など実在人物も登場しますが。登場人物の殆どはドラマのために作られた人物です。

詳しくはこちらをご覧ください

周瑩は実在した?史実から見る生涯と西太后との関係
メタディスクリプション周瑩は清朝末期に実在した女性商人です。夫の死後に呉家を再興し、慈善活動や西太后への献金でも知られた生涯を史実をもとに紹介します。

 

月に咲く花の如くの時代背景

「月に咲く花の如く」の舞台となるのは清朝末期。11代皇帝 光緒帝や西太后の生きた時代。

ドラマでは西洋式の機械や政治改革の話まで登場しますが、19世紀後半の清では実際に社会が大きく変わっていました。

西洋製品と清朝の商人

19世紀後半の清には外国から綿糸や綿布などの商品が大量に入ってきました。

西洋の工場では機械を使って大量生産しています。そのため手作業で作る中国の布より安く売れる商品もありました。

せっかく綿花を仕入れて布を作ったのに、安くて品質のよい外国製品が入ってきたらどうするのか?という、当時の中国商人が実際に遭遇していた問題を周瑩たちの商売に取り入れているんですね。

 

機器織布局と洋務運動

外国との戦争で清の弱さが明らかになると西洋の技術を取り入れて国を豊かにしようという動きが始まりました。これが洋務運動です。

造船所や兵器工場のほか、紡績や織物の分野にも西洋式の機械が導入されました。

陝西でも機械を使った織物工場を作ろうとする計画が実際にありました。そのためドラマの機器織布局にもこの時代の様子が取り入れられています。

でも機械を入れれば問題も起こります。手作業で布を作っていた職人にとっては、自分たちの仕事がなくなるかもしれません。ドラマで職人たちが機械の導入に反対するのも、そう考えれば無理のないことです。

戊戌変法

1898年。光緒帝は康有為ら改革派を支持して政治改革を始めました。これを戊戌変法と言います。

学校制度や官僚制度を変え、産業を育て、軍隊も近代化しようとしました。清を立て直すためにかなり広い範囲を変えようとしたんですね。

ところが改革は急速に進められたので西太后を中心とする勢力から強い反発を受けました。結局、改革は約100日で終わってしまいます。

ドラマ後半で呉沢が改革を急いで沈星移が社会を変えようと活動するのは、この戊戌変法が背景にあります。

西太后と義和団事件

戊戌変法が失敗すると光緒帝は西太后によって自由を奪われ、西太后が再び政治の実権を握りました。

そして1900年に義和団事件が起こります。外国軍が北京へ入ると西太后は光緒帝を連れて西安へ避難しました。

ドラマ73話から西太后と光緒帝が陝西へやって来るのは、この出来事がもとになっています。しかも周瑩のモデルになった呉周氏も、この時期に朝廷へ資金を提供していました。

前半では綿花や布を売っていた周瑩の話が、最後には西太后や光緒帝まで関係してきて急に話が大きくなったように感じますが。清朝末期という時代を考えると、まったく関係のない出来事を無理につないだわけでもないんですね。

 

コメント

error: