周瑩が打ち壊された織布局を復活させ、ついに「民富洋布」の生産を始めます。その一方で沈星移は上海へ旅立ち自分の力で商売を始めました。
周瑩と沈星移が別々の場所で新しい商売に挑むことになるのでした。
46・47・48話の内容
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第46話を見る
周瑩は織布局再建を決意し、沈星移はいつか周瑩を妻にすると誓って上海へ旅立ちます。
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周瑩は使用人にも東院の株を売って資金を集め、王徳根たちを新しい織布局の工員として迎えます。
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再建した織布局で民富洋布の生産が始まり、上海の沈星移も星月貿易会社を立ち上げます。
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この記事にはネタバレがあります。
月に咲く花の如く 46話 誓いの言葉
周瑩が織布局の再建を決意
織布局が打ち壊され、呉蔚武と呉蔚全は出資から手を引いてしまいます。あれだけの騒ぎになれば、これ以上関わりたくないと思うのも無理はありません。
でも周瑩は諦めませんでした。趙白石に織布局を再建したいと訴え、もう一度、機械を使った織物生産を始めようとします。
趙白石が心配するのは、また妨害されるのではないかということ。前回は実際に織布局を壊されていますから当然でしょう。それでも周瑩はやると言います。
ここまでくると商売への執念というより、機械による生産そのものを認めさせたいのでしょうね。壊されたからやめたのでは、打ち壊した側の思う通りです。
沈四海が沈星移を上海へ送る
沈家では沈星移に縁談が持ち上がります。ところが沈星移は周瑩以外の女性とは結婚しないと拒否しました。
まだ諦めてなかったんですね。
一方の沈四海も今の沈家には不満があります。杜明礼の力を借りなければ商売を守れない状態だからです。そこで沈星移を上海へ送り新しい商売相手や沈家を支えてくれる相手を見つけさせることにしました。
沈四海としても、いつまでも杜明礼の言いなりでは困るのでしょう。沈星移にとっても涇陽を離れて自分の力を試す機会になります。
沈星移が周瑩に別れを告げる
上海へ向かう前に沈星移がどうしても会いたかったのが周瑩でした。周老四の手引きで呉家東院へ入り、二人きりになると自分の気持ちを話します。
これまでの沈星移なら「俺と結婚しろ」と強引に迫っていたでしょう。ところが今回は、自分の思いばかり押しつけてきたことを謝りました。さらに今の自分には周瑩を愛する資格が足りないとまで言います。
だから上海へ行って一人前になり、それから周瑩を妻にすると約束します。周瑩が受け入れるとは一言も言っていないのですが、そこは沈星移。結局、諦める気はありません。
沈星移の絵を見て周瑩が笑う
周瑩は呉家の大当主として、一生再婚しないと誓っています。それでも沈星移は「自分も一生かけて周瑩を妻にする」と宣言しました。
そして別れ際に渡したのが、自分で描いた周瑩の絵。
これがあまり上手ではありません。
周瑩も泣いていたのに絵を見た途端に笑ってしまいます。沈星移らしい贈り物ですね。高価な物を渡すより、こちらの方が二人には合っている気がします。
以前の沈星移は周瑩を手に入れることばかり考えていました。でも今回は、自分が変わってから迎えに来ると言いました。周瑩との関係がどうなるかはともかく、沈星移自身はようやく父親や周瑩に認めてもらおうとするだけの青年から、自分で道を選ぶ人物になってきたように思います。
月に咲く花の如く 47話 驚きの新機軸
使用人まで株主にして10万両を集める
織布局を再建すると決めたものの、機械を買うにはお金が必要です。そこで周瑩は呉家東院の使用人たちにも株を売ることにしました。
使用人からお金を集めるだけなら主人が使用人に出資を強制しているだけでは?と思ってしまいます。でも周瑩は事業が失敗した場合に備えて東院にある家具などを担保にしました。
その結果、屋敷の中は出資者の名前を書いた札だらけ。鄭氏が使っている食卓まで誰かの担保になっています。
呉蔚全は反対しますが鄭氏は周瑩を信じました。一度は傾いた東院をここまで復活させた実績がありますから今回も任せてみようと思ったのでしょう。
こうして集まった資金は10万両以上。周瑩は趙白石に頼み、広東から中古の機械を購入することにしました。
王徳根たちの織機を壊して工員にする
さらに周瑩は打ち壊し事件で捕らえられていた王徳根たちの釈放を求めます。
職人たちの家にある織機を持ってこさせ、本人たちの目の前で壊します。自分たちが織布局の機械を壊したとき周瑩たちがどんな思いをしたのか経験させるためです。
かなり強引ですね。でも周瑩は職人たちから仕事まで奪うつもりではありません。今度は織布局の工員として働くよう誘いました。
王徳根は拒否して家へ帰ります。ところが家族のもとには、すでに周瑩から食料が届けられていました。結局、王徳根は家族を連れて東院へ戻り、これからは織布局を守ると誓うのでした。
趙白石がジョゼフと握手
機械は届いたものの、ここで別の問題が起こりました。技術者が同行しておらず、説明書も外国語だったのです。
そこで周瑩はジョゼフに協力を頼みます。ところが工員たちは西洋人に触れると魂を奪われると信じているのでジョゼフに近寄ろうとしません。
周瑩はどうするのかと思ったら趙白石の手をつかみ、そのままジョゼフと握手させました。もちろん何も起こりません。それを見た職人たちも安心してジョゼフと一緒に機械を組み立て始めます。
実験台にされた趙白石には迷惑な話ですが、本人が気にしていたのはジョゼフと握手したことより、周瑩に手を握られたことでした。
沈星移から上海の電報が届く
そのころ上海へ行った沈星移から周瑩へ電報が届きます。
ところが鄭氏は沈星移からだと知ると、その場で破いてしまいました。呉家の大当主として生きると決めた周瑩に沈星移との関係を続けてほしくないのでしょう。それでも春杏が破片を拾って周瑩へ届けます。
周瑩が紙をつなぎ合わせると、そこには沈星移が無事に上海へ着いたことや上海の賑わいが書かれていました。そして沈星移は周瑩にもいつか涇陽を離れ、外の世界を見てほしいと伝えます。
以前の沈星移なら「早く俺のところへ来い」と言いそうなところです。でも今回は自分のいる場所へ来いではなく、もっと広い世界を見てほしいと言っています。上海へ行ってまだそれほど経っていないのに、少し考え方が変わったのでしょうか。
月に咲く花の如く 48話 民富洋布の誕生
趙白石が陝西巡撫へ昇進
趙白石が陝西巡撫へ昇進しました。かなりの出世ですが、本人は素直に喜べません。というのも、趙白石は軍需品事件の再調査を求めて上奏していたのに、それを撤回しています。その直後に昇進したので、「まさか口を閉じた褒美では?」と疑ったのでしょう。
そこで刑部にいる同期へ手紙を送り、軍需品事件をひそかに調べてもらうことにしました。趙白石らしいですね。
一方、趙白石の昇進を知った載漪貝勒は激怒。杜明礼を厳しく処罰して再建中の織布局を必ず潰すよう命じました。まだ諦めないのですね。
織布局が復活して民富洋布が誕生
周瑩の織布局では再建が進み、以前は出資を取りやめた呉蔚武と呉蔚全も再び資金を出しました。
最初の織布局は打ち壊されました。それでも周瑩は使用人たちからも出資を募り、職人まで味方にして再建しています。それを見れば、呉蔚武たちも「今回はいける」と考えたのでしょう。そして新しい機械による生産が始まり、完成した布は「民富洋布」と名付けられます。
機械を買っただけでは意味がありません。作った布を売って利益を出して、初めて織布局を再建した意味があります。ここからが周瑩の商人としての本番でしょう。
そのころ上海へ渡った沈星移も、西洋との生糸取引を行う「星月貿易会社」を始めていました。
周瑩が胡咏梅に民富洋布を売り込む
民富洋布が完成すると次に必要なのは売る場所です。そこで周瑩が向かったのが胡咏梅の古月洋布店でした。でも胡咏梅は父・胡志存の死を周瑩のせいだと思っています。当然、周瑩を歓迎するはずがありません。それでも周瑩は民富洋布を従来の商品より安く提供すると提案します。
商売だけを考えれば古月洋布店は魅力的な販売先なのでしょう。嫌われているから行かないのでは商売になりません。ここで頭を下げてでも商品を売ろうとするところは周瑩らしいです。
でも胡咏梅が同じように私情と商売を切り離せるかというと、かなり怪しいですね。
杜明礼が胡咏梅へ近づく
しかも胡咏梅には杜明礼も近づいていました。杜明礼は三寿幇への手紙を返して自分が胡咏梅を守るために傷を負ったように話します。胡咏梅はそれを信じ、ますます杜明礼への信頼を深めてしまいました。
胡咏梅から見れば、父を失ったあとも自分を気にかけてくれる人物です。しかも自分を守るために傷まで負ったと思っています。信じてしまう理由はわかります。
胡咏梅本人は周瑩を恨んで杜明礼を信じていますが、本当に自分を利用しているのは誰なのか。そこに気づけるかどうかが問題ですね。
主な登場人物と結果
- 周瑩:呉家東院の大当主。生涯再婚しないと誓ったうえで織布局の再建を進めます。使用人からも資金を募り、再建した織布局で民富洋布の生産を始めました。
- 沈星移:沈家の次男。周瑩への思いを諦めず、「一生かけても妻にする」と誓って上海へ出発。のちに星月貿易会社を興します。
- 趙白石:陝西の官僚で機器織布局に関わる人物。周瑩の再建計画を支え、第48話では陝西巡撫へ昇進します。軍需品事件への疑問は捨てていません。
- 沈四海:沈家の当主、沈星移の父。杜明礼だけに頼る現在の商売に不安を感じ、沈星移を上海へ送って新しい取引先を開拓させます。
- 杜明礼:載漪貝勒の命令を受けて商人たちを利用している人物。趙白石の昇進後、再建された織布局を潰すよう命じられます。
- 胡咏梅:古月洋布店を営む胡家の娘。周瑩を父の死に関わった相手として憎んでいますが、周瑩は民富洋布の販売先として彼女に取引を持ちかけます。
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月に咲く花の如く 43話・44話・45話 周瑩が生涯再婚しないと誓う - ドラマ全体の流れを知りたい方はこちら。
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