『春花焔』最終回では、青州を守り抜いた慕容璟和と眉林がついに結婚します。しかし、眉林の体に残った毒は消えておらず、二人に残された時間はわずかでした。
なぜ眉林は助からず、死亡する結末になったのでしょうか。
第32話では眉林の最期だけでなく彼女が慕容璟和に「ちゃんと生きて」と託した理由や、慕容璟和がその後皇帝となって一人で生涯を終えるまでが描かれます。
この記事では『春花焔』最終回の結末をネタバレありで紹介。眉林の死が物語の中でどのような意味を持っていたのかも解説します。
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最終回直前までの出来事
西焉が起こした大火によって青州は焼かれ、民は故郷を離れようとしていました。しかし威北軍に導かれた青州の民は逃げることをやめ自分たちの土地を守るために協力します。
戦いの中では清宴が死亡、慕容璟和は敵を皆殺しにしようとするほど取り乱しました。越秦は慕容璟和に馬を渡して自分がその場を引き受けるため青州へ戻るよう促します。
殷落梅も援軍を連れて青州へ帰還しました。彼女は体内に毒が広がることを防ぐため自ら片目を失っています。援軍が到着したことで明駒は敗れて死亡し、越秦も民を連れて帰還しました。
一方、眉林の体内の毒はすでに深刻な状態になっていました。
眉林は青州に降った雪を見た直後に意識を失い、慕容璟和は彼女の命が残り少ないことと向き合うことになります。
『春花焔』最終回のあらすじ
慕容璟和が眉林が治っていないことを知る
慕容璟和は意識を失った眉林を抱きかかえ、急いで医者のもとへ連れて行きます。しかし医者から告げられたのは眉林の体内の毒はまったく解けておらず、一時的に抑えられているだけだという事でした。
慕容璟和は青州に大雪が降ったので解毒できる雪龍鬚が残っているはずだと考えます。ところが医者は大雪の後では雪龍鬚が残っている可能性はないと言います。
それでも眉林を諦められない慕容璟和は一人で深い山へ入って薬を探します。
慕容璟和は薬を探すが眉林を救えない
慕容璟和は山中を探し続け、ついにはその場で倒れてしまいます。そこで一本の植物を見て雪龍鬚だと思いますが実際にはそこに雪龍鬚はありませんでした。
慕容璟和の頭には、眉林が再び意識を失えば命の終わりが近いという医者の言葉が残っていました。
やがて眉林が目を覚ましたとの知らせを受け、慕容璟和は急いで戻ります。しかし眉林を見た慕容璟和は涙を抑えられません。かつて自分が眉林に毒の種を植えつけたことを思い出し、自分の行為が彼女を現在の状態へ追い込んだと後悔します。
眉林は雪龍鬚が見つからなかったのは運がなかっただけだと話し、慕容璟和を恨んでいないと言いました。自分の死後も慕容璟和が罪悪感を抱え続けることを望まなかったためです。
眉林は慕容璟和に青州を守る約束をさせる
青州の民は今回の戦いを通して慕容璟和を刺史として受け入れるようになりました。民は慕容璟和と眉林に感謝して、大切にしている品を二人へ贈ります。
眉林は復興した青州を見ながら、慕容璟和が故郷を守って昔の姿へ戻してくれたことに感謝しました。
同時に眉林は自分が死んだあとに慕容璟和が悲しみに耐えられず後を追うことを心配します。そこで眉林は、これからも青州の民を守って生き続けるよう慕容璟和に約束させました。
慕容璟和は多くの青州の民を守りながら最も守りたかった眉林だけを救えない現実を受け入れなければなりませんでした。
慕容璟和と越秦が大炎と西焉の和平を結ぶ
眉林は残された時間の中で慕容璟和とともに最後の願いを果たそうとします。
やがて慕容璟和と西焉の越秦は両国の和平を結びました。青州をめぐって争っていた双方が戦いを終わらせたことで、大炎と西焉の民は平穏な日々を送れるようになります。
慕容璟和は、この機会に子顧が残していた手紙を越秦へ渡しました。越秦は手紙を読み、妹である子顧の姿を目の前に感じたかのように受け止めます。
慕容璟和が婿入りし眉林と結婚
慕容璟和は眉林に会いに行こうとしますが、すぐには会わせてもらえません。それでも慕容璟和は、自分は眉林の家へ婿入りする立場だと言い張ります。
翌日、慕容璟和自身が花嫁の輿に乗り、眉林のもとへ向かいました。青州の民は二人の結婚を見守り、祝福します。
慕容璟和は眉林の命が長くないことを理解していました。新婚の夜には眉林を抱きしめながら、彼女に気付かれないよう涙を流します。
眉林が「ちゃんと生きて」と残して死亡
結婚後も眉林の体は回復せず、やがて椅子に横たわったまま過ごすようになります。
眉林は最後の時が近いと悟り、慕容璟和にもう一枚、自分の絵を描いてほしいと頼みました。
青州に再び大雪が降る中、眉林は慕容璟和へ弱々しく「ちゃんと生きて」と言い残します。そして慕容璟和に見守られながら、そのまま息を引き取りました。
慕容璟和は皇帝になり一人で生涯を終える
眉林の死後、慕容璟和は、もし青州を焼いたあの大火がなければ自分と眉林は別の形で出会えていたかもしれないと考えます。
その後、慕容璟和は皇帝になりました。彼は政務に励み民を大切にする皇帝として生き続けます。
眉林から託された「ちゃんと生きて」という言葉の通り、慕容璟和は命を絶つことなく生涯を全うしました。しかし眉林を失ったあとは彼は最後まで独り身を貫きました。
主要人物の結末
| 人物 | 最終的な結末 |
|---|---|
| 眉林 | 体内の毒を解くことができず、慕容璟和と結婚した後も衰弱が進みます。青州に大雪が降る中、慕容璟和に「ちゃんと生きて」と言い残して死亡しました。 |
| 慕容璟和 | 眉林を救う薬を探しますが間に合いません。眉林と結婚し、大炎と西焉の和平を成立させます。眉林の死後は皇帝となって民を治め、最後まで一人で生涯を終えました。 |
| 越秦 | 慕容璟和と和平を結び、大炎との戦いを終わらせます。さらに慕容璟和から子顧が残した手紙を受け取りました。 |
| 殷落梅 | 援軍を青州へ連れてくるため、毒の拡大を防ごうとして自ら片目を失います。生きて青州へ戻り、戦後も太子への思いを残していました。 |
| 明駒 | 青州へ援軍が現れることを予想できず、形勢を覆されて死亡します。 |
| 清宴 | 青州をめぐる戦いの中で死亡します。清宴の死によって慕容璟和は敵を皆殺しにしようとしますが、越秦に止められ青州へ戻りました。 |
最終回の注目点
眉林はなぜ死亡することになったのか?
劇中では眉林の体に残った毒を最後まで解毒できず、そのまま死亡します。でもドラマですから助かる展開も作れたはず。戦いも終わって慕容璟和との誤解も解けたのだから、二人が結婚して暮らす結末でもよかったはずです。
それでも眉林を死亡させたのは、たぶん慕容璟和が過去にしたことの報いを受けさせるためでしょう。
そもそも眉林が毒に苦しむ原因を作ったのは璟和です。暗廠で彼女を死棋として利用したからこうなったのです。青州を救って太子との争いにも決着をつけたからといって、その過去まで消えるわけではありません。
眉林は死ぬ前に慕容璟和に青州の民を守り「ちゃんと生きて」と伝えました。だから慕容璟和は勝手に死ぬことはできません。その後は皇帝となって民を治めていきます。
これで多くの人を救えても、自分が最も助けたかった眉林だけは救えなかったという後悔を慕容璟和に残しました。眉林が生きていれば、彼の贖罪意識もかなり救われてしまいます。でも眉林を失ったので彼はその後も罪の意識を抱えながら彼女との約束を守りながら生き続けることになります。
もちろん、制作側の意図はわかりませんが、ドラマを見るかぎりでは眉林の死には慕容璟和が過去に行ったことに代償を残して、その後の人生まで決めてしまう役目があったと思います。
眉林は慕容璟和を恨んでいたの?
眉林はドラマ中盤までは慕容璟和にかなり腹を立ててました。でも再開したあと、最後には恨んでいないとはっきり伝えています。
慕容璟和は自分がかつて眉林へ毒の種を植えつけたことを後悔して自分のせいで眉林が死ぬと考えていました。でも毒を消すために努力はしています。
眉林はそんな璟和の気持ちを理解したのでしょう。雪龍鬚が見つからなかったことは不運だったと受け止めて、慕容璟和に一生自分を責め続けてほしくないと考えました。
そのため彼には自分の死後も人生を続けることを望みました。
でも、もしかすると「死んで楽になるなんて許さない。力をもってるんだから責任を果たして」という思いもあったかも知れませんね。となると、心の底では全て許してあの世で一緒になりましょう。とはいかなかったのかも?
慕容璟和は眉林の死後どうなった?
慕容璟和は眉林の後を追わず生き続けて皇帝になります。
眉林は生前に慕容璟和が命を断たないように青州の民を守り続けるように約束させていました。慕容璟和はその約束を守って政務に励んで民を大切にする皇帝になりました。
慕容璟和の心の中から眉林を失った悲しみが消えることはなかったでしょう。でも生き残った者の役目として、眉林との約束を守り自分の責任を果たしました。慕容璟和には力と地位があります。個人の感情に流されて世の中を捨てなかったのは、良かったと思いますね。
大炎と西焉の戦いはどうなった?
慕容璟和と越秦が和平を結んだので大炎と西焉の戦いは終りました。戦争に巻き込まれていた両国の民は平和な生活を送れるようになりました。
青州を守るために多くの人々が命を落としましたが、その犠牲を経てようやく民が戦に苦まない世の中になったのです。
『春花焔』はハッピーエンド?
慕容璟和と眉林については眉林が死亡してしまうので悲しい結末です。慕容璟和もその後は一人で生涯を送って、二人が夫婦として長く暮らす未来は実現しませんでした。
でも、大炎と西焉の争いには決着が付きました。慕容璟和と越秦が和平を成立させたので青州を含む両国の民は戦争から解放されました。
さらに慕容璟和は眉林から頼まれた通り生き続けて皇帝として国を治め、平和をもたらしました。
そのため、恋愛面では悲劇ですが眉林と慕容璟和が守ろうとしていた青州と民については目的を達成したといえると思います。
最終回のまとめ
『春花焔』最終回では、青州をめぐる争いが終わり、慕容璟和と越秦が大炎と西焉の和平を成立させました。青州の民も慕容璟和を刺史として受け入れ、眉林と慕容璟和は人々に祝福されながら結婚します。
しかし慕容璟和は、最後まで眉林の毒を解くことができませんでした。眉林は「ちゃんと生きて」と慕容璟和に言い残し、大雪の中で死亡します。
慕容璟和は眉林との約束を守り、その後は皇帝として民を大切にしながら生涯を全うしました。二人が一緒に暮らし続ける未来は失われましたが、青州を守り、戦争を終わらせるという二人の願いは実現しています。
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