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月に咲く花の如く37話・38話・39話 洋布生産への挑戦

周瑩が迪化で商人として大きな信用を得たあと、今度は西洋式の織機を使った新しい商売に注目します。

趙白石が計画する機器織布局の株は沈家と胡咏梅に買われ、周瑩は出資できませんが。沈家と胡咏梅には杜明礼たちから圧力がかかり、せっかく始まりかけた機器織布局そのものが中止へ追い込まれてしまいます。

37・38・39話の内容

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第37話を見る
沈星移に助けられた周瑩は図爾丹の信用を得て大口取引を成立させ、沈星移とも互いの誤解を解きます。

第38話を見る
涇陽へ戻った周瑩は西洋式織機に注目しますが、趙白石が計画した機器織布局の株を沈家と胡咏梅に先に買われてしまいます。

第39話を見る
杜明礼たちの圧力で沈家と胡咏梅が出資を撤回し、周瑩が株を買おうとした時には機器織布局の設立そのものが中止になっていました。

 

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月に咲く花の如く あらすじ ネタバレ一覧をご覧ください。

この記事にはネタバレがあります。

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月に咲く花の如く 37話 過去の清算

沈星移が周瑩を助ける

呉遇に襲われた周瑩と周老四を助けたのは沈星移でした。沈星移は迪化で変装した周瑩を見かけて何をしているのか気になって後を追っていたのです。呉遇は逃げますが、周瑩は盛隆全の帳簿を手に入れて偽物を売ったのが自分たちではないと証明できる材料をそろえました。

周図爾丹との取引

盛隆全へ戻った周瑩は証拠を図爾丹に見せました。それでも図爾丹は以前の一件を許さず、屈強な男たちの中から一人を倒せと要求しました。そこで周瑩は渡された棒で自分の頭を殴って倒れます。「ここにいる一人を倒す」という条件なら、自分でもいいという理屈です。かなり強引ですが図爾丹はその機転を認めました。

さらに周瑩は呉遇が売った偽物についても盛隆全が弁償するともちかけました。図爾丹は周瑩を高く評価して、周瑩が持ち込んだ綿布をすべて買ったうえに中原での商売まで任せることにしました。

周瑩に友達と言われてしまう

その後、周瑩は沈星移に呉聘へ毒を盛ったのは彼ではないと信じていると伝えました。ようやく疑いが薄れたところで、沈星移はまた結婚を申し込みました。ところが周瑩は友達だと答えます。信用は戻っても恋愛となると話は別のようです。

 

感想

自分の頭を殴って「一人倒した」と言い張るのは、昔の周瑩らしさが出てましたね。

一方では、商人らしさも出てきました。偽物を売ったのは呉遇側なのですから、盛隆全には責任がないと突っぱねることもできましたが、それでも周瑩は弁償しました。周瑩が損をしているようですけど、結果的に大きな取引を成立させました。短期的な損得だけでなく信用を勝ち取ったのは大きいですね。これは呉蔚文から教えられた「信」と「誠」が生きているということでしょう。

 

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月に咲く花の如く 38話 商機をつかめ

周瑩が呉家東院に戻る

周瑩は迪化で図爾丹との商談を成功させて涇陽の呉家東院へ帰ってきました。韓三春と千紅は東院に残り、二虎も王世均から商売を学んでいます。叔父たちは図爾丹との取引を喜んで、周老四は持ち帰った羊料理を皆に振る舞いました。

東院は以前よりにぎやかになりましたが、その夜、周瑩は亡き呉聘との日々を思い出すのでした。

 

周瑩が西洋の織機に注目する

周瑩は外国から仕入れるだけでは商売が広がらないと考え、自分たちで洋布を作れないかと考えます。ジョゼフ神父から西洋では機械を使って布を大量生産していると聞きいて西洋製の織機に目をつけました。

周瑩が入札に遅れてしまう

同じことを考えていたのが趙白石です。趙白石は西洋式の織機を導入する機器織布局を計画し、役所だけでは資金を用意できないため、民間の商人から出資を募りました。

1株100両という条件に商人たちがためらう中、沈星移は1000株を買うと即決します。知らせを受けた周瑩も出資しようと役所へ向かいますが、その間に胡咏梅が杜明礼の勧めで残る1000株を購入していました。周瑩が到着した時にはすでに完売していたのでした。

 

清朝末期に西洋式の技術を導入していた

趙白石が国内で西洋に対抗できる織物を作るため機械を使って生産しよう考えました。

現実に清末期には一部の官僚が西洋の軍事技術や工業技術を取り入れようとしました。軍需工場や汽船、鉱山、製鉄、紡織など様々な事業も設立されています。織物分野では李鴻章が上海機器織布局を設立しています。

趙白石は架空の人物ですが似たような事をした人は現実にいたのですね。

 

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月に咲く花の如く 39話 夢から醒めて

周瑩が沈星移から株を買おうとする

陝西機器織布局への出資に出遅れた周瑩は沈星移に株を譲ってもらおうとします。沈星移は周瑩が自分の女になることを条件にしますが、当然断られました。そこで口づけ1回につき100株と持ちかけると、周瑩は応じるふりをして豚の丸焼きの口を押し付けました。

一方、貝勒は趙白石が進める機器織布局を敵視して杜明礼と査坤に設立阻止を命じました。杜明礼は胡咏梅に出資をやめるよう頼みますが、胡咏梅は逆に古月洋布店を一緒に経営しようと誘います。

杜明礼が沈家を撤退させる

杜明礼は胡咏梅との将来を考えて貝勒との縁をきろうとしますが、査坤は「杜太監」と呼び、貝勒から逃げられないと警告します。

杜明礼が沈四海に機器織布局から撤退するよう要求すると、沈星移は反対しますが、沈四海は1000株を手放すことにします。そこで沈星移はその株を周瑩に譲ることにするのでした。

趙白石が機器織布局の中止を告げる

査坤は三寿幇との関係を示す手紙を材料に胡咏梅に圧力をかけています。そのころ周瑩は沈家の株を買うため趙白石のもとを訪ねました。

ところが趙白石は銀票を受け取らずに機器織布局の設立自体が中止になったと言います。それを聞いた周瑩は思いがけない結末に驚くのでした。

 

感想

杜明礼って宦官だったのですね。彼は今まで他人を追い詰めてきた人物ですが、本人も全面的に貝勒に従っているわけではなさそうです。彼にも胡咏梅との新しい人生を考えるような人物だったのは意外でした。だからといって杜明礼がこれまでしたことが許されるわけではありませんけれどね。

 

主な登場人物と結果

  • 周瑩:呉家東院の当主
    迪化で盛隆全への疑いを晴らし、図爾丹から大きな信用を得ます。涇陽へ戻ると西洋式織機に注目し、機器織布局への出資を望みます。

  • 沈星移:沈家の次男
    呉遇に襲われた周瑩を救います。周瑩とは互いに過去の疑いを解きますが、再び求婚して「友達」と答えられます。機器織布局では沈家の出資撤回に反対します。

  • 図爾丹:迪化の有力商人
    周瑩の機転と商人としての信用を認め、綿布を買い取ったうえに中原での商売も任せます。

  • 呉遇:呉家の一族
    家族を失った原因が周瑩にあると思い込み、周瑩と周老四を襲います。最後は周瑩に命を助けられます。

  • 趙白石:陝西布政使
    西洋式織機を導入する機器織布局を計画、商人から出資を募ります。しかし反対する勢力の介入を受けて計画を続けられなくなります。

  • 胡咏梅:胡家の令嬢、古月洋布店を経営
    機器織布局の将来性を見込み1000株を購入。杜明礼から撤退を求められても拒みますがさらに圧力を受けます。

  • 杜明礼:貝勒の配下
    貝勒の命令で機器織布局を阻止しようとします。一方で胡咏梅との将来を考えるようになり、命令に従い続ける自分との間で迷います。

 

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この記事を書いた人

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