周瑩が上海で沈星移と再会しますが、呉家東院を軍需品事件に巻き込んだのが沈家だったと知って沈星移との別れを決めます。沈星移も父・沈四海を問い詰め、謝罪を拒まれると星月貿易行も財産も捨てて沈家と縁を切るのでした。
沈星移と上海であれだけ楽しそうに過ごした直後に、周瑩が赤いバラまで捨てることになるとは残酷ですね。
52・53・54話の内容
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第52話を見る
上海で再会した周瑩と沈星移が一夜を楽しく過ごしますが、趙白石から届いた手紙を読んだ周瑩は沈星移から贈られた赤いバラを捨てます。
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周瑩が八万両の損失を承知で生糸二千袋を引き受け、クラウディとの十年契約を獲得。その後、呉家を陥れたのが沈四海だったと知り、沈星移に別れを告げます。
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沈星移が沈四海に呉家への謝罪を求め、拒否されると沈家と縁を切ります。周瑩は沈家の客を奪いますが、大量の茶葉が水に浸かる事故が起きました。
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この記事にはネタバレがあります。
月に咲く花の如く 52話 上海での一夜
沈星移の商売を狙う杜明礼
上海で星月貿易行を経営する沈星移のもとへ杜明礼が訪ねてきます。貝勒が協力相手を探しているという話ですが、沈星移は自分の商売に関わることが目的だと判断。利益はほとんどないとごまかして杜明礼を追い返しました。
協力という言葉で近づいてくるところが嫌ですね。貝勒の名前を出されたら、商人には断りにくい話です。それでも沈星移は商売の利益を正直に教えたりせず、相手に諦めさせようとします。ただ杜明礼が上海まで来たとなると、一度断っただけで引き下がってくれるのか心配です。
電報局での再会と赤いバラ
周瑩も沈星移に会うため、王世均たちと上海へ来ていました。街を見ていた周瑩が電報局に入ると、ちょうど沈星移が彼女宛ての電報を送ろうとしていたところでした。
会いに来た相手が自分に連絡しようとしている。ずいぶん都合のいい偶然ですが、二人とも会いたかったのだと思うと、うれしい再会ですね。
その後は銀行や港を見て歩き、西洋料理の店へ。沈星移はナイフとフォークの使い方を教え、ワルツにも誘います。
帰りには愛する女性に贈るものだと説明して赤いバラを渡しました。花の意味まで伝えるのだから、周瑩にも自分の気持ちを受け取ってほしかったのでしょうね。周瑩も翌日また会うつもりで服を用意していて、二人の時間がもう少し続くと思えたのですが……。
手紙のあとに捨てられたバラ
宿に戻った周瑩は趙白石から届いた手紙を読んだあと、翌日のために用意した服を放り出し、沈星移からもらったバラまで捨ててしまいます。
ついさっきまで再会を喜び、また会う準備もしていたのに、花を捨てるほどとは。沈星移と過ごした時間まで否定するような行動で、何を知らされたのか気になります。
月に咲く花の如く 53話 残酷な真実
周瑩が八万両の赤字を承知で生糸を引き受ける
沈星移がクラウディとの生糸取引に失敗したところへ、周瑩が登場。十日以内に二千袋を納品すると申し出ます。ところが一袋310両で売るのに仕入れ値は350両ほど。二千袋なら約八万両の赤字です。王世均が反対するのも当然でしょう。
周瑩が狙っているのは今回の利益よりも、その後の十年契約でした。成功すれば大きいです。でもクラウディが十年間、本当に呉家から買い続ける保証はありません。かなり大胆な賭けです。
上海の銀行から70万両を借りる周瑩
さらに生糸を買うには約70万両が必要。そこで周瑩は香港上海匯豊銀行から融資を受けます。
70万両って、そんな簡単に借りられるの?と思いますが、沈星移が前日に紹介していたうえに呉家には機器織布局などの資産もあります。銀行も周瑩を信用したというより、返済できる相手だと判断したのでしょう。
一袋の生糸まで交換する周瑩
二千袋は無事に到着。ところが一部に色むらが見つかります。クラウディは問題ないと言いますが、周瑩は一袋すべて交換し、しかも無料にしました。
八万両も損しているのに、さらに無料ですか?
でもこれが決め手となり、クラウディは十年契約を申し出ます。かなり危険な賭けでしたが、周瑩の読みが当たりました。
ワルツまで商売に使う周瑩
外国商人が集まる宴席では周瑩は呉家の商品を次々と売り込みます。中国人とは商売しにくいと言うボースマには前日に沈星移から習ったワルツまで披露。沈星移が教えたダンスが、周瑩の新しい商談に役立つとは皮肉ですね。
周瑩が沈星移に絶縁を告げる
周瑩は趙白石からの知らせで、呉家東院を軍需品事件に巻き込んだ人物が沈四海だったことを知りました。
周瑩は沈星移への気持ちはあります。それでも呉家を陥れたのが沈家だと分かった以上、沈星移とは一緒になれない。周瑩は沈星移に別れを告げ、さらに沈家から商売を奪い返すと宣言します。
まあ、これは仕方ないですね。周瑩を受け入れてくれた呉家を破滅に追い込んだんですから。沈四海の件が大きかったかも知れませんが、沈星移だって呉家を襲ってますし、完全に無関係とは思えないでしょう。
沈星移も父を疑い始める
涇陽へ戻った周瑩は軍需品事件の再審を求めますが、背後には貝勒まで関わっているため、趙白石もすぐには動けません。そこで周瑩は裁判を待つだけではなく、商売で沈家に対抗することにします。
一方の沈星移も父・沈四海のもとへ行き「本当に呉家を陥れたのか」と問い詰めるのでした。
ここまで周瑩を追い続けた沈星移ですが、自分の家が何をしてきたのかをようやく知ることになるのですね。
月に咲く花の如く 54話 沈家との闘い
沈星移が父と縁を切る
上海から戻った沈星移は呉家東院を陥れた件について父・沈四海を問い詰めます。
沈四海は兄・沈月生の復讐だったと言いますが、そもそも呉家が沈月生を殺した証拠はありません。しかも軍需品偽造まで仕組んで呉家東院を潰したとなれば、さすがに復讐だからで済む話でもないでしょう。
沈星移は呉家に謝罪するよう求めますが、沈四海は拒否。そこで沈星移は星月貿易行も財産も捨てて沈家と縁を切りました。
ただ、沈星移自身も以前は呉家を犯人と決めつけ呉聘を襲わせています。父親だけを責められる立場なのかという気はします。それでも自分の家が間違っていたと認めた家を捨てたのは大きな決断でした。
沈家の客を次々と奪う周瑩
一方の周瑩は沈家への報復を本格的に始めます。呉家だけと取引する商人には優遇条件を出し、沈家へ移っていた客を次々と取り戻しました。さらに大口客の布和とも契約。沈家の茶葉商売まで狙います。
裁判で沈四海を追及できないなら商売で対抗するという周瑩らしい方法ですが、ここまで来ると商売というより完全に沈家潰しです。
沈四海も黙ってはいないでしょうし、商売で始めた報復がどこまで広がるのか。周瑩もかなり危ない勝負を始めました。
大量の茶葉が水浸しになる
ところが布和へ納める予定だった大量の茶葉が船の事故で水に浸かってしまいます。
これは痛い。せっかく沈家から大口客を奪ったのに、肝心の商品を納品できません。
しかも沈家はこの機会を利用して、高値で布和へ茶葉を売ろうとします。商売ですから当然といえば当然ですが、沈四海も容赦しません。
周瑩は水に浸かった茶葉を処分しようとします。
水に浸かった茶葉が意外とうまい
ところが老人がその茶葉を欲しがったことから、周瑩も試しに飲んでみます。
すると、これが意外においしかったのでした。
水浸しになった茶葉ですよ?普通なら完全に損失として処分するところです。いったいどんな茶になったのでしょうか。
主な登場人物と結果
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周瑩:呉家東院を支える商人。上海で沈星移と再会しますが、軍需品事件に沈家が関わっていたと知って別れを決断。沈家から客を奪い、商売で報復を始めます。
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沈星移:沈家の次男で星月貿易行を経営。周瑩への気持ちは変わりませんが、父が呉家を陥れた事実を知り、星月貿易行も財産も捨てて沈家と縁を切ります。
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沈四海:沈家の当主。長男・沈月生の復讐として呉家東院を軍需品事件に巻き込んだことを認めますが、謝罪は拒否します。
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趙白石:地方官。沈四海と貝勒が軍需品事件に関わっていたことを周瑩へ知らせますが、相手が皇族につながるため、すぐに再審を始めることができません。
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王世均:周瑩を支える呉家の番頭。八万両の損失が出る生糸取引には反対しますが、周瑩とともに上海で商談を進めます。
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